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  • 執筆者の写真金本 淳

「牛の幸せを考える牧場」からの学び


(高槻市) 皆様に幸運が訪れますように!!

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心動かす企業経営 vol.430

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<「牛の幸せを考える牧場」からの学び>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




昨日の新聞に


“「牛の幸せ」答え探す牧場主”


という見出しの記事がありました。



子牛を産まなくなった母牛や

乳牛用のジャージー牛のオス牛など、

市場では価値がないとされる牛を

集めて育てている牧場の記事でした。



その牧場の名前は、大分の別府にある

宝牧舎(ほうぼくしゃ)という牧場です。



母牛は7年から10年経つと

それまで毎年子牛を産んでいたのに

産む頻度が減ってくる。


そうなると、飼育コストを考えた場合

経済的に合わないということで、

すごく安いミンチ肉にされてしまう。



また、ジャージー牛のオス牛は乳を

出さないし、体格も小さいことから

食肉に向かないということで、

生まれてすぐに殺処分にされてしまう。



私は知らなかったのですが、

こういうのが、牛の畜産業界では

これまで一般的だったそうです。



牧場主の山地さんは、

東京で会社勤めをしていたが、

旅行で訪れた鹿児島が気に入って移住。


生計を立てるために

牛飼いになったそうです。



その中で、市場で価値のないとされる

牛たちの扱いを知り、

疑問を感じるようになった。


そのため、そういった牛を引き取り、

耕作放棄地を利用して

自然放牧で健康的に飼育することで

市場価値を上げたいと

取り組むようになったそうです。



実際、この牧場の牛は

いわゆる和牛ランクという意味では

C1という最低ランクに位置します。


ランクで値付けすると販売価格は

安くなってしまいますが、

高級黒毛和牛並みの値段で

販売しているそうです。



それにもかかわらず、

最後まで自然放牧で大切に飼い続ける

山地さんの取組みに賛同するレストランや

一般消費者は増えてきているようです。



宝牧舎が掲げているのは

「牛の幸せを考える牧場」です。


ただ、山地さん自身、いまだに

何が畜産用の牛にとって幸せなのか

悩み続けているそうです。


牛舎で毎日好きなだけえさを

食べられる方が、自然放牧より

幸せなのかもしれない

と感じる事もあるそうです。



家畜の牛にとって、

本当に何が幸せなのかは

誰にもわかりません。


人によっても立場によっても

色々と考え方は違うと思います。


だから、畜産業界のこれまでの慣習、

あるいは、山地さんの取組みが

良いとか悪いとか、

断言することも難しいと思います。



でも、山地さんは山地さんなりに

模索しながら、「牛の幸せ」を

追求されています。


私もホームページや動画、

マスコミ記事など拝見しましたが、

そのどれからも、山地さんの真摯な気持ち

=牛の幸せを考えて

色々な取組みを行っている

というのがすごく伝わってきました。


正解はないけど、そういうことが

大事なのだと思いました。




私は今回、宝牧舎のことを調べていて

感じたことが2つあります。



一つ目は、

今回の山地さんの牧場のように、

事業に対する明確な姿勢が

これからの時代には

益々求められるように

なっていくのだろうということ。



これからの市場は大きく二極化

していくのだと思います。


効率性を徹底的に追求した商品を

求める市場とそうでない市場です。



効率性を求める市場、

いわゆる低コスト低価格市場は、

中小企業は大企業にはかなわない

部分です。


だからそこは大企業に任せておけば

いいのだと思います。



そうでない市場こそが

中小企業が戦うべき市場だと思います。



そして、その時に必要になってくるのが、

今回の宝牧舎のような

企業としての明確な姿勢です。



その姿勢が

具体的で明確であればあるほど、

他社と違えば違うほど、

共感できる内容であればあるほど、

大きな付加価値が生まれ、

お客さまに選ばれる企業になっていく。



よくある

「自社の事業を通じて社会に貢献します」

といった漠然とした内容ではありません。


より具体的で独自性のある姿勢を定め、

そして世の中に発信していく、

それが選ばれる中小企業にとって

必須であると強く感じました。




それから、二つ目に感じたことは

食物に関する感謝の気持ち、

それをいつも持っていたいなと

いうことです。



この話を知った時、改めて、

自分は様々な命の犠牲があって

生かされているのだ

という事を強く感じさせられました。



私たちが普段口にするものはすべて

基本的に、植物や動物の命から

作られている。



普段、この料理は美味しい、

あれは美味しくない、

あれは好きだけど、これは嫌いだ

など、食べ物に対して勝手なことを

言ってしまう事もあります。


でもA5ランクの黒毛和牛であろうが、

輸入肉であろうが、どんな食べ物も

同じひとつの尊い命なんですよね。


命という意味では価値は同じ。



だから、食べられることに

そもそも感謝しないといけないなと

改めて強く思ったのです。



まあ人間の性として、

より美味しいものを食べたい

と思う気持ちはある意味仕方が

ないことだとは思います。


でも、これも別に

高級食材だけを求めるのではなく、

安い食材でも美味しく調理するという

やり方もあります。



最近、ジビエ料理とかも少しずつ

浸透してきていますが、

これも昔だと駆除して廃棄していたものを

工夫して、調理することで

美味しい料理に仕上げているんですよね。



これは食べられない、という思い込み

が大きな障壁になっているだけで、

人間の知恵をもってすれば

ある程度はどんなものでも

美味しくできるのでは

ないかと思います。



高級な食材を高い値段で

提供するお店もいいですが、

これからは変わった食材を

美味しく提供するお店、

そんなお店も面白いかもしれませんね。




少し話がそれてしまいましたが


とにかく、


大切な命をいただいているという

感謝の気持ちを持って食べる。


しかも味わってです。


これを個人的にはやっていきたいと

思いました。




ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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上にも書いた通り、

今回は、食べ物に感謝です。


自分は、これまで

どれほど沢山の植物や動物の命を

いただいてきたのだろうと

今回改めて思いました。


そして、これから生涯を終えるまで

まだまだ沢山の命を

いただくことになるでしょう。


それを考えると、本当に感謝しかありません。



牛や豚や鶏、魚介類、植物、野菜


肉を食べるのは良くないという意見も

あるでしょう。


でも、やっぱり私はお肉も魚も、

野菜も全部食べたい。


でもいただくからには、せめて感謝の心を

忘れないようにしたいと思います。



食べられることに感謝です。


ありがとう!




最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

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