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執筆者の写真金本 淳

「褒めて育てる」は難しい?

(琵琶湖)

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.490

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<「褒めて育てる」は難しい?>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




昔の日本は「厳しく育てる」という

やり方が主流でしたが、

今は、「褒めて育てる」というやり方が

推奨されるようになってきました。


褒められて、嫌な気持ちになる人は

ほぼいないでしょう。


実際、子供の頃

野球を習っていた時には

監督が怖い人だったので

いつも怒られないかとビクビクして

委縮しっぱなし

時々苦痛に感じる時がありました。


やはり私は褒められると嬉しいですし、

やる気も出るタイプです。


そして、殆どの人も

そうなのではないかと思います。


だから、「褒める文化」というものが

私は好きですし、

それを人材育成にも取り入れるべきだと

思っています。



ただ、この「褒める」というのも

言うほど簡単ではないなと思います。



普段の色々な人との付き合いで、

人のことを褒めてあげるというのは

そんなに難しいことではありません。


さりげなく褒めてあげることで、

人間関係を円滑に進められる

という意味では非常に効果を発揮します。


でも、仕事となると、

ただ褒めているだけでは上手くいかない

ということもあるのではないでしょうか?



間違ったことがあれば、

それを正さないといけない。


もっと良いやり方があるのであれば、

それを教えてあげないといけない。


だけどそれが、

今の「パワハラ」とか「厳しくすること」

に対して否定的な捉えられる風潮のせいで

上手くできなくなってしまうなんてことが

起こっているようです。



ある役員の方がこんなことを

おっしゃっていました。



「部下が持ってきた資料を、ここは

修正したほうがいいと思ったんですよね。


でもそれを指摘すると、部下が嫌な気持ちに

なるかもしれないし、

パワハラと思われるのも嫌だし、

指摘できませんでした。


結局、部下に対しては、

とりあえず褒めた方がいいと思い、

『良く出来てるね。ありがとう』

と言って、自分で資料を修正しました。


でも後で考えると、これだと

部下が成長しないなと思ったんですよね」



確かにそうですよね。


この場合だと、

部下に成長してもらうためには、

きちんと指導してあげた方がいい。



ただ、言い方が難しいのは確かです。


褒める事や、感謝することなしに、

指摘ばかりしていると、

部下もいい気持ちはしません。


「せっかく頑張って作ったのに、

指摘ばっかりして・・」

とやる気を無くしてしまう可能性も

あります。


上司としては良かれと思って

指摘したにもかかわらずです。



こういった場合、以下のように

してみるといいのではないでしょうか?


先ずは

「資料ありがとうね」

と感謝の意を伝える。


そして、

「こういうところはすごくいいね」

といい部分を褒める。


そのステップを踏んだ上で

ようやく気になるところに触れる。


「ここは私はちょっと

引っかかるんだけど、どう思う?」

と相手の反応を見る。


「そうですね」と言う場合は、

「じゃあどうすればいいと思う?」

と考えてもらう。


そこで答えがでなくもいいと思います。

考えてもらうということが大事ですから。


それから初めて、

「例えばだけど、自分はこういう風に

すればいいと思うんだけど、どうかな?」

みたいに感じで伝えればいい。


そこで相手があなたのアイデアに

賛成するならそれでいいでしょう。


また仮に部下があなたのアイデアに対して、

何かコメントするようであれば

素直にそれを聞く。


自分が全て正しい訳ではないので、

もしかしたら部下がより良いアイデアを

出してくれることもあるかもしれない。


その際は、

「それはいいね」と

といった謙虚な気持ちで素直に

受け入れればいいと思います。



こんな風な対応にすれば、

部下にも気づきが与えられるし、

成長してもらうこともできます。


また自分自身が逆に部下から学んで

成長できる可能性もあります。



パワハラを恐れて、或いは、

部下に気をつかって「何も言わない」

というのは「指導しない」

というのと同じです。


それは経営者や上司の役割を

放棄していることになります。



ですので、そうならないように

注意しなければなりません。



「指導する」と「厳しくする」は

全く別のものです


また、厳しく指摘するだけでは、

成長しませんし、

褒めているだけでも、成長しません。


そこは難しいところですが、

上司の腕の見せ所です。




それから、これも

よく言われることなのですが


「褒めろ褒めろ」と言われても

「褒めるところがない」

というケースです。



ただ、「褒めるところがない」

というのは、

ほんとにそうなのでしょうか?



これは私自身にも言える事なのですが、

どうしても人は、人を見る時に

偏見が働いてしまいます。


その人と関わっているうちに

この人は出来る人だ

この人はどうも苦手な人だ

この人は仕事覚えの悪い人だ

などと

知らず知らずのうちに

レッテルを貼ってしまっている。


そして一旦ネガティブなレッテルを

貼ってしまうと、その人の悪い所

ばかり目に付くようになってしまいます。


一旦そうなると、

その人をポジティブに捉えよう

という機能が働かなくなってしまいます。


その結果

言われたことしかやらない

何度もやってることなのに

いちいち細かくやり方を聞いてくる

考えれば、できるはずなのに・・・


みたいなことになってしまう。



確かに、その人にそういう面はあるのは

事実かもしれません。


でも、これもうらを返せば


もしかしたら、

自分がきちんと指導してこなかったから


いつもガミガミ指摘ばかりしてきた

だから、その人はガミガミ言われるのが嫌で、

言われたことしかやらなくなってしまった


というのかもしれません。



また、細かくやり方を聞いてくるというのは、

その人が「慎重に物事を進める=丁寧な性格」

とも捉えられます。


「仕事を前向きに進めようとする意欲はある」

とも捉えられるでしょう。


もっと言うと、やり方を聞いてこないかわりに、

適当に仕事を進められたらどうでしょうか?


それも困りますよね。



というような感じで、

いい部分を見つけようと、意識して見てみると、

必ず褒めるところは見つかるはずです。


基本的に「褒めるところがない人」

なんてめったにいるものではない

と私は思っています。


ほんのごく稀に、

心がすさんでいて全く真面目に働かない、

いくらこちらが努力しても変わらない

という人はいるかもしれません。


でもそこまでの人は採用する時に

わかるのではないでしょうか?




ということで今回は「褒める」について

考えてみましたが、

いかがでしたでしょうか?



私もまだまだ上手く「褒める」

というのを使いこなせていませんが

一緒に「褒める」の名人を

目指しましょう!




ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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先回は、中3に息子の合唱の話を

しましたが、

それに引き続き、中学最初で最後の

授業参観に行ってきました


授業は国語の授業でした。



今どきの中学の授業はすごいなあと

感心しました。



松尾芭蕉の奥の細道の序文のおさらい

から始まり、

その後、生徒たちの班ごとの発表でした。


発表内容は、松尾芭蕉の時代について

各班が好きな事を調べて発表するという

もの。


その時代の宿はどんな種類の宿があったのか?

度をする時の服装はどんな特徴があったのか?

生活様式はどんな感じだったのか?

江戸から伊勢参りに行く際にどのくらいの

費用がかかったのか?その費用をどうやって

工面したのか?

などです。



各班、タブレットを駆使して

素晴らしい資料を作成していました。


そして、それをモニターに

写しながらの発表です。



途中に寸劇などもやりながら

どこの班も工夫し

わかりやすく発表をしていて

私が知らないことばかりで

とっても興味深く、いい勉強になりました。



自分が中学の時は

こんな立派な堂々とした

発表はできなかっただろうな

と思いながら皆の発表を聞いていました。



また、タブレットで

若い時からああいうプレゼン資料を

作れるなんて、すごいなあと

感心させられてしまいまし、

将来頼もしいなあと思いました。



とにかく色んな意味で

とっても有意義な時間を過ごすことが

できました。



そんな授業参観と中学生と先生に

感謝です。


ありがとうございました!





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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心動かす企業経営

【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師

【住所】

〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718

【お問い合わせ】 info@feli-zes.biz

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