(長久手古戦場)
皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.447
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<「音」を活用して経営力向上!>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
いきなりですが、
皆さんの会社では、仕事に何か「音」を
取り入れたりしていますか?
音?って言われるとピンと来ないかも
しれません。
一般的に、企業経営で導入している音
と言えば、音楽でしょうか?
喫茶店や雑貨店、スーパーなど、
一部のお店などでは、BGMが
普通に使われていたりしますよね。
店内に流れている音楽に
無意識のうちに私たちの気分は
影響を受けているのだと思います。
喫茶店で静かなクラシックが
流れていると何か落ち着いた気分で
リラックスできる
お洒落な雑貨店などでボサノバとかが
流れていると、そこで売っているものが
よりお洒落でセンスが良いもののように
思えたり
また、スーパーなどで、
テンポの良い明るい音楽が流れていると、
購買意欲がそそられる
など
実際、音が人間に与える効果については
様々な実験が行われており、
その効果が実証されているようです。
ただ、まだまだ一般的には音を仕事に
取り入れている企業というのは、
少ないのではないでしょうか?
特に中小企業ではそうだと思います。
ということで、今回は、音と企業経営
少し新しい音の活用をしている事例も
紹介しながら、企業活動における
音の活用について考えてみたいと思います。
最近、新聞に面白い記事が
掲載されていました。
音を上手く活用している面白い
レストランがロンドンにあるようです。
先ず、以下をご覧ください。
(以下、朝日新聞2023年12月3日朝刊より抜粋)
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鮮やかな葉っぱの映像が天井の
プロジェクターから投影され、
大きな白いテーブルを緑色に変えた。
目の前には木を輪切りにした皿が置かれ、
メインのかも肉がのる。
映像は皿の部分だけ緑色にならないように
設計されており、つやつやした肉の質感が
浮き上がって見え、食欲をそそる。
「それではヘッドホンをつけて、
楽しんでください」。
シェフの合図で、12人の客が一斉に
ヘッドホンを装着した。
鳥の鳴き声と森のざわめきが
流れ込んでくる。
ナイフで鴨肉を切り、口に運ぶ。
何とも不思議だ。捕まえたかもを
その場で調理して自然の中で
食べているようなリアルな感じ。
ヘッドホンをつけたり外したりして
比べてみる。
音ありのほうが、
肉のしっかりした歯ごたえと濃い味を
感じるような気が
=つまり、美味しい気がする。・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
音は味覚に影響を与える。
音は、忘れられた「調味料」
当レストラン「キッチンセオリー」の
シェフはそう語っています。
このレストランでは音や音楽だけでなく
照明、素材の放つ香りや手触りがどう味覚に
影響するのかを体験させてくれるようです。
因みにヘッドホンを利用した料理では
他に、クラゲもあるとのこと。
海の音を聞いてもらう。
そこに、さらにカリッコリッという
風な音も加えることで、素材の歯ごたえを
より強く感じてもらえるように
しているとのこと。
シェフが、音の調味料の理論を学んだのは、
オックスフォード大学、実験心理学者の
スペンス教授からだそうです。
教授は、食と音に関する様々な実験を
行って面白い結果を出しています。
例えば、
プリングルスを前歯でかじる時に出る
「パリパリ」音を音量の大小、
周波数を変えた時の違いです。
音量や周波数を変えると、
同じプリングルスを食べているにも
かかわらず、パリパリ感や新鮮さが
違う別の食べものを食べているように
感じるそうです。
因みにこの実験で、
教授はノーベル賞のパロディ版、
イグ・ノーベル賞を受賞されています。
また、その他、音楽のジャンルと
料理の相性を実験しており、
その結果はこんな感じです。
ロックはインド料理、
ジャズは寿司やタイ料理、
クラシックはイタリアン、
ポップミュージックは中華料理
と相性がいい
因みに、R&Bやヒップホップは
料理に影響を与えないそうです。
実際、ブリティッシュエアウェイズや
フィンエアーなどの航空会社は、
「音の調味料」の理論に基づき、
機内食をおいしく感じさせる音楽の
プレイリストを作ったとのこと。
それから、食べものだけでなく、
音が働く人の効率を高めるということも
様々な実験により証明されています。
音楽は人間の集中力を高めたり、
リラックスさせたりする効果が
あるようです。
そのためオフィスに音楽を導入する企業も
徐々に増えつつあるようです。
ただ、音楽と言っても、
どんな音楽でもいい訳ではなく、
また、人によって効果も変わるそうです。
一般的に言えるのは
こういうことだそうです。
歌詞のある音楽は、
歌詞が気になってしまうので
返って集中力を妨げる。
だから歌詞はないほうがいい。
あまりアップテンポな曲は
落ち着かない人がいるので要注意。
ただ、それも場合によりけりです。
ある会社では社内の一斉片付けタイムに
ロッキーのテーマを流す。
そうすると皆がやる気になり作業が
はかどるようです。
また、波の音や鳥のさえずりなど、
自然にある音を流す音楽
「アンビエント(環境音楽)」
は潜在的に脳に語り掛ける効果があり
良さそうです。
クラシックもいいそう。
但し、抑揚の激しいクラシックは
不快に感じる方もいるので、
適切なテンポのものがいいようです。
働く人の集中力を上げるカギは、
「ドーパミン」と「ノルアドレナリン」
ドーパミンはやる気ホルモンと
言われるほど、人の気持ちを左右するため、
活性化させることで仕事効率向上に繋がる。
「ノルアドレナリン」は
テンションを持続させる効果が期待できる。
ノルアドレナリンが分泌されると、
仕事そのものが楽しいものへと変わるため、
仕事の効率も向上するきっかけになる。
それから、音の活用の別の例です。
例えば、クルマです。
電気自動車はモーターで音がしないので
ドライバーは物足りなさを感じる。
だから敢えてエンジン音が
出るようにしている。
フィアットのある車種では
声帯模写を行うボイスアーティストの声を
使っているとのこと。
また、スイッチ類も敢えて音が
出るようにしたりしています。
さらに、音の活用と言えば、
企業のブランディングでも最近多いですね。
マクドナルドのコマーシャルで
最後に出てくる
「パラッパッパッパー」という音などは
その音だけでブランドを想起させる。
企業が音と結びつく、すごいことです。
といったことで、
今回は「企業活動と音」
ということで考えてみました。
これまで、どうしても音という感覚は
企業活動の中で、視覚などよりは
軽視されがちであったような気がします。
でもご紹介した通り、
音を活かした経営はこれからまだまだ
可能性があるのではないかと思うのです。
そして、音もそうですが、
これからの時代は、人間の五感を
もっとフルに活用していく時代
なのかもしれません。
五感を刺激して、
働く人の生産性をあげたり、
お客さんを感動させるサービスにつなげる
そういうことで他社と差別化する。
そういう時代なってくるような気がします。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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今年も残すところ
あと2週間ほどとなりました。
都合により、来週26日は
お休みさせていただく予定です。
そのため、年内の配信は今回が
最後になります。
今年一年、皆様には大変お世話に
なりました。
5年前に週2回の配信で開始して、
今年からは週1配信とさせていただき
何とか今回で447号です。
こうやって地道に続けてこられたのも
皆様方がお付き合いいただいたおかげです。
今年一年の感謝の意も込めて、
心よりお礼申し上げます。
「皆様、今年もありがとうございました!」
「心より感謝申し上げます!」
「また来年も一年、少しでも
お役に立てるような内容を発信していく
所存ですので、引き続き
お付き合いいただければ
幸いです!」
それでは、少し早いですが
「メリークリスマス!」
そして、
「ハッピーニューイヤー!」
「皆様、良いお年をお迎えください!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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