(出雲大社)
皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.435
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<ゲーム市場への異業種参入と中小企業戦略>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
世界最大級のゲームの祭典
「東京ゲームショウ」が21日開幕
という記事が先日の新聞に
掲載されていました。
私が小さい頃のゲームと言えば、
人生ゲームや野球盤。
いわゆるボードゲームが主流でした。
ただ、今やすっかり時代は変わり、
ゲームと言えば、パソコンやスマホや
ゲーム機を使って遊ぶ、いわゆる
コンピュータゲームが主流ですよね。
私も高校生の時に、友人から
スーパーマリオをファミコン本体ごと
貸してもらって、必死にプレイしたのを
ついこの間のことのように覚えています。
さて、その東京ゲームショウ、
出展はナント787社もあるそうです。
昔はゲーム市場と言っても、せいぜい、
ゲーム機本体とカセットやCD、
攻略本といったところだったのでしょう。
ただ、今はゲームを対戦競技として
楽しむeスポーツや動画配信サイトでの
ゲーム実況の人気が急上昇。
ゲームというものがただの遊びから
進化してきている。
それに合わせて、より高精度に
ゲームを操れる製品、あるいは
長時間プレイしていても疲れない製品
などが求められるようになって来ています。
そういった背景から、
関連する企業の裾野はゲーム業界だけでなく
別業界にも広がっており、ゲーム市場は
爆発的に急成長。
世界の中でも今や有数の一大産業に
成長してきていると言えるでしょう。
実際、近年のゲーム関連市場には、
梱包材メーカーや不動産会社など、
異業種の企業が続々と参入。
今回の会場にも初めて専門の展示エリアが
設置されたとのことです。
今や、ゲーミング専用パソコンやモニター、
マウス、机や椅子、マイクなどは当たり前。
そこから更に広がっている
ということですね。
例えば、あの家具販売大手のニトリ。
椅子やゲーミングルーム用の収納などを、
4つのモデルルームを今回、
展示しているそうです。
ニトリは2019年3月から
ゲーミング家具の販売を開始。
例えば、他社のゲーミングチェアが
10万円ほどするのに対し、
2万5千円程度で参入し
大幅に売り上げを伸長とのこと。
また、市場は家具だけでありません。
「空間」にも商機が広がっている
とのこと。
気泡緩衝材の「プチプチ」で知られる
川上産業は、ゲーム専用ブースを展示。
プチプチを板状にして組み立てる
1.6m×1.6m×高さ1.9mの空間。
中に入れば、絶叫しながらゲームを
しても音は漏れない。
また外の音も中に入ってこないので
ゲームに集中できる。
元々、子この会社はオンライン会議に
使うブースを売っていたようですが、
それをゲーム用に転用できると
思いついたそうです。
価格は35万円で既に昨年末の販売以来
150台ほど売れたとのことです。
そう言えば、うちの息子もオンラインで
ゲームをしながらたまに声を
張り上げていることがあります。
そんな様子を見て
妻がご近所迷惑じゃないかなあと
心配しています。
そういう意味では、騒音対策
ということで、そのニーズに
目をつけるのは素晴らしいのでは
ないかと思います。
また、不動産会社リブランマインドは、
「ゲーミング賃貸マンション」を運営。
高い防音性とゲームに必須の高速回線を
兼ね備えた部屋で、全19室。
月14.5万円からと決して安くはないが、
募集して約3か月で入居者が
埋まったとのこと。
入居者は主にゲーム実況で生計を
立てる配信者だそうです。
そういった人たちの
仕事の成果が、空間によって左右される
ということなら、必要経費として
全然高くなはいとなるのでしょうね。
今回、ゲーム市場の広がりや異業種参入に
ついて見てきましたが、この動きって
正に経営の参考になるなと思いました。
ある市場が拡大してきている。
直接的には自社の製品やサービスとは
関係ありません。
これを、他人事として見るか
自分事として何かできないかと
考えるか。
企業が成長していけるかはここが大きな
分かれ目になるような気がします。
何でもかんでも異業種に参入すればいいと
いうものでは当然ありません。
でも自社の強みや経営資源を活かせて、
少し発想を変えれば、参入できる。
そういったことは、積極的に
アンテナを張り巡らして
採用できるものであれば
取り入れていくべきだと思います。
例えば、今回のニトリのケースで少し
考えてみましょう。
ニトリは家具を中心に生活をサポートする
様々な製品を販売しています。
そして、そのターゲットは
どちらかと言うと、
日本人の平均的な家族だと思います。
ゲームをする人という特殊な市場を
ターゲットにするような企業では
決してないように思えます。
だから、これまではニトリは普通の
学習机や椅子を販売してきた。
実際ニトリがどういう風に考えて
ゲーム市場に参入してきたかは
私はわかりません。
でもひとつの考え方として、
こんな風に考えてみることが
できるのではないかと思いました。
今の子供たちは、殆どの子がゲームを
する時代です。
そして、これから生まれてくる
子供達の親世代も生活の一部として
普通にゲームを興じてきた世代です。
そうすると、そういった親たちが
子供の学習机を購入する際に、
ゲームを子供がするという前提で
子供の健康に少しでも良いであろう
机や椅子を選ぶという可能性も
十分ある。
そうなると、これまでの一般的な学習机や
椅子が売れなくなってしまうかも。
つまり、ゲーミングデスクや
ゲーミングチェアが市場の支流に
なるということです。
こうやって考えると、逆に、今普通に
学習机や椅子を販売しているメーカーは
ゲーム用にも対応できるものを
自社製品としてつくっていなければ
市場から取り残されてしまう
ということさえ起こりかねません。
ゲーム市場は自社のターゲットとは違うので
うちは関係ない。
なんて考えるととんでもない事態になる。
これは少し大袈裟かもしれません。
でも実際、これまで様々な市場で、
こういった事態が沢山起こっています。
日本の家電業界なんかはまさに
そうだとは思います。
日本の家電は80年代や90年代
途中までは世界でも敵なしという
感じでしたよね。
ところが、どこで路線を間違えたか
ガラパゴス化みたいなことも言われ
日本アズナンバーワンと言われていた
かつての栄華を徐々に
失うこととなってしまいました。
そういう過去の苦い経験を
これからは活かしていかなければ
なりません。
特に日本企業の中でも
中小企業の強みは、機動的に物事を
進められるところだと思います。
今の環境変化の激しい市場の中では
大企業に比べると、中小企業のほうが
機動的にその環境変化に対応
していけるのではないかと思います。
自社の既存の市場だけでなく、
異分野の市場の動向にもアンテナを
はりながら、常に何かチャンスはないかと
伺う。
そういう姿勢で臨んでいくと
何か面白いことに繋がっていくのでは
ないかと私は思います。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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23日は秋分の日。
秋分の日と言えばお彼岸。
お彼岸って、そう言えばいつからいつまで
なんだろうと今これを書いていて疑問に
思いました。
調べてみると、23日の秋分の日を
はさんで、前後3日ずつ、計7日間
今年で言うと
20日から26日までがお彼岸の期間
この期間に
「ご先祖様への供養を行いつつ、
仏教修行をすることで自分自身を
見つめ直す」
ということらしいですね。
ということで
本当はこの期間にお墓参りをして
ご先祖様の供養を行いたいのですが
諸事情で難しいので、
せめて、心の中ではご先祖様に感謝し
しっかり供養を行いたいと思います。
そして、改めて別のタイミングで
お墓参りさせていただきたいと思います。
「先祖の皆様、いつも見守って
いただき本当に感謝しております。
今の自分があるのも、
健康で暮らしていけるのも
先祖の皆様のご加護のおかげです。
ありがとうございます!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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