
(バルセロナビーチ)
皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.448
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<事業計画はなぜ必要なのか?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします!
さて、今回は2024年の初回ということで、
はりきって書いていきたいと思いますので
お付き合いの程よろしくお願いいたします。
今週、地元商工会で事業計画策定セミナー
というものをさせていただきます。
今日はそれにちなみ、事業計画についての
お話をさせていただきたいと思います。
ちなみに
皆さんは事業計画書を作っていますか?
しっかり毎年作って、それに沿って事業を
進めていますよ
と言う方も多いかと思います。
ただ一方で、
事業計画書なんてつくっていない
という企業さんも結構いらっしゃる
ようにも思います。
事業計画書って
つくったほうがいいような気がするけど、
どうやってつくればいいかわからない、
時間もかかりそうだしどうも面倒くさい
あるいは、
別になくても事業は進められているし、
必要性を感じない
など色々理由はあるでしょう。
では、事業計画って、そもそも
何のためにつくるんでしょうか?
どんな時に必要か?と言われて、
パッと思いつくのは、
金融機関さんからお金を借りる時。
融資を受けようと思うと、
事業計画書を提出してください
と言われます。
また、補助金を申請する際にも、
必ず、事業計画書を提出する必要が
あります。
補助金申請の際、普段、
事業計画を作られていない企業さんは、
補助金用の事業計画書策定支援を
我々のような中小企業診断士などに
依頼されているということも
多いのではないかと思います。
事業計画が必要とされる場面は、
このように資金を獲得するために必要
というのがひとつあるかと思います。
金融機関からすると、
誰にでもお金を貸すわけにはいきません。
当然お金を貸すからには、
きちんと利息と元金を
毎月返済してもらわなければなりません。
そのため、この企業の行っている事業が
きちんと利益を生み、継続していける
という実現性があるものなのかを
見極める必要があります。
お金を貸したはいいが、
思うように事業が進まず、返済できず倒産。。
これは金融機関にとっては最悪ですからね。
また、国や自治体の補助金も、
誰にでも手を挙げた人に支給する訳には
いきません。
当然、国のお金を使うのですから、
しっかり事業を運営し、収益をあげてもらう
そして税金として返してもらわなければ
なりません。
事業計画書はこうやって考えると、
一見、資金を調達する時にだけ
必要なものだと思われがちなのですが、
私はこれは本当の事業計画を策定する
目的ではないと思っています。
当然、付随的なメリットとして、
事業計画があれば資金調達の際に役にたつ
というのはあるかと思いますが。。
ここで皆さんに少し考えて欲しいのですが、
事業計画というのは、本当にそれだけの
ためでしょうか?
私は、事業計画を策定する一番の目的は、
企業が、
「目標に一番早く効率的に辿り着くため」
だと思っています。
事業計画は、簡単に言うと
こういった内容になっています。
・ビジョン・目標の設定
↓
・自社の現状分析(外部環境、内部環境)
↓
・ビジョン・目標とのギャップ=課題
の明確化
↓
・どんな経営資源を活かし、どんな方法で
課題を克服し、「ビジョン・目標」を
達成するかの計画
こういった内容の事業計画を策定することで
頭の中が整理され、
やるべきことが明確になる。
そして、ゴールに早くたどり着ける。
そういう計画がしっかりしているから
結果として、対社外的に
「信頼を獲得しやすくなる」
=支援が受けられる(融資、補助金など)
ということなのだと思います。
裏を返すと、
事業計画なしで事業を進めるということは、
ムダが多く、時間もかかってしまう。
別に儲かっていたらいいんじゃないか?
と思うかもしれません。
でも、それが狙った通りで儲かったのか、
たまたま周りの環境が良かっただけなのか
で大きく変わります。
儲からなかった時も、
今は儲からなくてもいい、予定通りだ
と言えるのか、
蓋を開けてみたら儲かっていない
というのでは大きな違いです。
たまたま儲かったものは、
周りの環境が変われば、
一気に儲からなくなる
ということもあります。
大事なのは狙ったものかどうか
ということなのです。
例えば、皆さん、山登りをすることを
考えてみましょう。
山のぼりをする際、
行き当たりばったりでいいでしょうか?
ということです。
頂上に辿り着くためのルートが
3つあるとします。
ひとつは平たんな楽なAルート、
二つ目は少しハードな中級者向けBルート、
三つめは、崖っぷちを登る超ハードな
Cルートです。
3つのルートのうちどのルートを通るかは、
そもそも何のために山に登るか?
という目的(ビジョン・目標)や
自分の体力に合わせて決める必要があるのでは
ないかと思います。
体力もあまりないので、
ちょっとした健康づくりをしたい
というなら楽なAルート、
日頃から超ハードな山々を登っていて
体力づくりもバッチリで
新たな険しい崖を制覇したい
と言う方ならCルート
という具合です。
さらにルートに応じて、
必要な服装や装備など準備物も変わってくる
ということは誰でも想像ができるでしょう。
そういうことを事前に何も考えず、
計画せずにいきなり山に行って、
適当なルートを選んでしまう。
何の準備もなく、下調べもなく
Cルートに入ってしまったら、
どうなるでしょう?
とんでもないことになりますよね。
事業計画をつくらずに、
日々事業を何気なく行っていくというのは、
これと同じだと思うのです。
ルートの状況、天気などの外部環境を分析し、
どういう準備=内部環境(体力面や装備)
を整備するか考える。
それと同じように、
自社の現状を分析して
何が課題で、
それを克服するための計画を練る。
そして、その計画を見ながら、
日々行動していく
環境が変われば、それを折込み
計画を修正し、そしてまた
行動していく
言い換えれば、これこそが本当の意味で
「事業を進める」ということ
なのではないかと思います。
ということで今回は事業計画について
考えてみましたが、いかがでしたでしょうか?
本当は具体的な策定方法まで
ご紹介できれば良かったのですが
長くなるので、今回はこれくらいに
しておきます。
つくり方がわからないと言う方は
個別にお問い合わせください。
それから、最後に、
事業計画に関し、ひとつだけ注意点です。
それは、つくったことで
満足してしまわないことです。
私も人のことは言えませんが、
人は、日々の雑務に追われて
将来に向けて大事なことを後回しに
しがちになってしまいます。
事業計画は、少し先のゴールを目指した
計画です。
だから、それにすぐ手をつけなくても
今すぐ困るということはありません。
でもそれが毎日続くと、
1年経っても、2年経っても、
目標に近づけないということが起こります。
ですから、作ったらそのままに
しておかず、とにかく少しづつでも
計画を実行する。
そして、
定期的に、計画通り進んでいるかを確認し、
軌道修正をする。
実行しなければ何も意味がないので
そこだけは要注意点として
最後にお伝えしておきます。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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いよいよ2024年がスタートしました。
皆さんはどんな新年を過ごされました
でしょうか?
私は、正月は自宅で過ごし、2日3日と
大阪の父親のところに家族で
行ってきました。
歳をとり、段々老いていく父親が
心配ではありますが、何とか
元気にいてくれることに感謝です。
今年は、日本では年初から災害が発生し、
複雑な思いではありますが
とにかくこうやって一年のスタートを
切れたことに今年も先ずは感謝したいと
思います。
「ありがとうございます!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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