(別小江神社)
皆様に幸運が訪れますように!!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
心動かす企業経営 vol.471
=================
<家族経営に絶対必要なものとは?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
中小企業さんの中には、
家族で経営されているというところが
結構多いのではないかと思います。
夫が社長、妻が経理、
兄が社長で弟が専務
父親が社長で息子が従業員
など
色々なパターンがあるかと思いますが、
家族経営が多いというのはそれだけ
色々メリットがあるからだと思います。
例えば、
一般的にはこんな風に言われます。
・家族だから経営理念や方向性が共有しやすい
・長期的な視点で経営を進められる
・家族だから信頼できる
・自分たちの会社だから頑張れる
・迅速な意思決定ができる
など
また、その一方でメリットがあれば
逆も然りということで、家族経営ならではの
デメリットというものも存在します。
・ワンマン経営になりやすい
・家族以外の従業員が頑張っても、
重要な役職には
就けないからということで、
モチベーションもあがらず、
有能な人材が育たたない
・お金や人の私物化が起きやすい
など
メリットデメリットについては、
ネットなどでも色々書かれているので
これ以上詳細には紹介しません。
その代わりに今回は、中小企業が
家族経営を円滑に進める上で、
一番注意しなければいけないと
思うことをご紹介したいと思います。
皆さんは一体何が大事だと思いますか?
それは、コミュニケーションに
関することです。
もう少し具体的に言うと、家族経営では
・コミュニケーションが希薄になりやすい
(情報共有が上手くできない)
・コミュニケーションのやり方が
難しい(感情的になりやすい)
という2点に注意しなければならない。
例えば、
社長の妻が経理を担当しているということが
あるかと思いますが、そういった企業の
ケースではこんなことが
起こったりします。
今期の収益見通しについて社長に
尋ねると、
「今年に入ってからは売上は順調に上
がっているから儲かっているはずです」
一方、別の場で経理の奥様に聞いてみると、
「売上は確かに回復してます。
でも燃料や材料費、そして設備の老朽化
による修繕費用の上昇など色々なコストが
以前よりも上昇しているので
儲かるどころか赤字です」
そこで、私が
「社長は儲かっていると
おっしゃっていましたよ」
と奥様に言うと、
「社長には伝えようとしています。
ただ、数字のことは任せているからとか
自分は得意じゃないから
とあまりしっかり話を聞こうと
しないのです」
経営者が正しい自社の経営数字を
把握していない。
そのため
「とにかく売り上げを上げれば何とかなる」
と間違った経営判断をしてしまっている。
経営者は、細かい手続きや経理処理の
ことまで知らなくてもいいかも
しれません。
でも重要な経営数値については
状況をしっかり把握しておくというのは
絶対必要です。
前述の通り、間違った経営判断に
繋がってしまうリスクがあるからです。
ただ、上記のようなケースは
家族経営じゃなければあまり起きない
のではないかと思うのです。
他人が経理を担当していたら、
社長もある程度きちんと経営数字を
把握しておかないとまずい
と思うはずですから。
家族で、信頼しているからこそ、
ついつい任せすぎになってしまう。
「妻が経理を見てくれているから、
自分(社長)はそこの部分は
知らなくてもいいだろう」
という、家族経営ゆえの甘え
みたいなものが出てしまう。
そして、任せて頼りすぎることが
コミュニケーションの希薄化を
引き起こしているのではないかと
思うのです。
それからもうひとつ、家族間の
コミュニケーションでの注意点、
「感情的になりやすい」
ということについてです。
これは家族であるがゆえに、
意見を素直に聞かない。
ついつい相手の考え方を遠慮なしに
直接的に否定しがちになる。
というコミュニケーションのやり方が
原因だと思います。
これがもし、他所から採用した
他人であれば、もう少し話も聞き、
遠慮した話し方をするのではないかと
思うのです。
それからもうひとつは
「家族だといつでも話せるからいいだろう」
という発想です。
本来すぐ情報共有しておくべきことでも、
「今忙しいので、
後で家帰ってから話せばいいか」
となり、ついつい後回しになる。
そして結局、話すのを忘れてしまう
ということです。
ありがちですよね。
本来であれば家族だから
コミュニケーションが取りやすい
というのはあるかもしれません。
でも、これまで見てきたように
そこがかえって裏目にでてしまう。
取りやすいというメリットが
あるからこそ逆に
コミュニケーションが希薄になり
情報共有が上手く進まない
感情的になり、建設的な議論が
できない
ということが起こるのです。
ではそれを防ぐためには、
どうすればいいのか?
それは家族経営のルールを定めて
きちんと守るということ
それにつきると思います。
例えば、私が推奨するのはこんな
内容です。
(1)情報共有の時間・場を設定する
・会社に関する情報は絶えず家族間で
共有できるよう、定期的な情報交換の
場と時間を設定し、それぞれの状況を
きちんと共有する
(2)話し合う際のルールを作る
・相手の“価値観”“考え方”を否定しない
=相手の価値観を変えようとしない
(そんな考え方だからダメなんだ、
考え方があまいんだ、
慎重すぎるんだ、
こうすべきだ、など)
・相手の意見の良い所を探すようにする
・そのまますべてを受け入れる姿勢で聞く
(絶対に感情的にならないと言い聞かせる)
・その上で、なぜそう思うのか?考えるのか?
など、相手の“提案や意見”そのものに
対しての背景を尋ねるようにして、
それから、自分の意見を伝える
上記のことは、よくよく考えれば
家族経営の企業でなくても、
上手く経営を進めている企業では
普通に進めていることだと思います。
でも、家族経営でもそういった部分を
曖昧にせず、しっかりみんなでルールを
決めて守る。
そうすれば家族経営の良い部分を
フルに活かした経営ができるのではない
かと思うのです。
ご参考になれば幸いです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
=================
先月くらいから、歯が痛み出しました。
歯医者さんに行って見てもらうと
昔治療したところが、
悪くなってしまっているとのこと
かぶせていたものを取って
今も治療中なのですが、
痛みはすぐに治まり
快適になりました。
考えてみれば、歯医者さんがあって
良かったなあと
昔、歯医者さんという人たちがいない時は
人って、歯が悪くなった時に
どうしてたんでしょうね?
と思って調べてみたら
江戸時代は、虫歯になったら抜く
それしかなかったそうです。
しかも、麻酔はなしで
考えただけでぞっとします。
今は歯医者さんがいて
そして、あまり痛みを感じずに
治療してもらえる。
昔を思うと、なんて幸せな時代なんだと
思えてきました。
ということで、今日は
歯を快適に治療してくださる
歯医者さんに感謝です。
ありがとうございます!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
◆読者からの励ましの声が、
何よりもエネルギーになります。
あなたからの感想・コメント、
お待ちしています。
お気軽に、コメントください
【本メルマガについて】
このメルマガは、
・働く人のヤル気であふれ
活き活きと働ける職場を作りたい
・働く人が持てる能力をフルに発揮しながら
成長してもらいたい
・成り行きではなく明確なビジョンを
持って、経営を進めたい
・経営者と従業員がそのビジョンに向かって
一体となって進んでいきたい
・仕事を通じて世の中に貢献したい
そんな中小企業経営者の皆さまや
企業経営に関わる方々にお役に立てれば
という想いで発行しています。
このメルマガでは、
自分自身のサラリーマン時代の経験や
実際のコンサル現場での経験などから、
日々感じたことを情報発信
させていただきます。
その中で、ワクワクドキドキ心動かす
企業・お店づくりのヒントを提供しながら、
お役に立ちたい。
そして自分自身も一緒に豊かな人生を
目指して成長していきたいと考えています。
メルマガへの想い詳細はこちら
◆フェリーゼス経営理念◆
ワクワクドキドキ、
働く人の人生を豊かにする
コンサルティング
◇フェリーゼスミッション◇
経営者と従業員が、
毎日会社に行くのが楽しみで仕方がない
ワクワクドキドキで一杯の
中小企業づくりをサポートします!
ご興味ある方、詳細はこちら
【公式サイト】
【個人Facebook】
【公式ブログ】
(過去のメルマガもアップしています)
***************************************
心動かす企業経営
【発行元】フェリーゼス経営支援事務所
【発行責任者】金本 淳
経済産業大臣登録 中小企業診断士
豊田市働き方改革アドバイザー・講師
【住所】
〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718
【お問い合わせ】 info@feli-zes.biz
=========================
Comments