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  • 執筆者の写真金本 淳

時代変化への対応に必要なのは?

(三重県 大山田PA) 皆様に幸運が訪れますように!!


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心動かす企業経営 vol.474

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<時代変化への対応に必要なのは?>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




先日、ある研修会に参加し、

そこでたまたま回転寿司

「魚魚丸(ととまる)」などを運営する

株式会社コムラインの新美文二会長の

講演を聞く機会がありました。


魚魚丸さんというと、

私が昔三好町に少し住んでいた時に

お気に入りでよく通ったお店です。


ただ、三好町を離れてからは何十年も

ご無沙汰しており記憶から

消えかかっていました。


ところが、丁度先日、我が家の近くにも

魚魚丸さんがオープンし、

「久しぶりに行きたいな」と思っていた

矢先の講演でした。


偶然って重なるものですね。



それはさておき

その時の講演テーマは

「時代の変化に対応する

存在価値のある企業とは」

というものでしたが、

今回は、正にこのテーマについて

考えてみたいと思います。




新美会長は、20代半ばで鉄工所を創業。


その後、外食産業、ビデオレンタル店、

パソコン・業務システム販売など、

色々な分野に参入。


正にこの講演のタイトル通り、

「時代の変化」

に対応しながら次々と色々な事業に

参入されてきたようです。



今の外食産業については、

1978年に三好町にお持ち帰り寿司店を

開店したのが始めです。


1971年に創業した鉄工所は父親に任せての

外食産業進出だったそうです。



当時は、寿司を食べるとなると

寿司専門店に行かねばならず、

寿司というのは家族で気楽に楽しむ

という感じではなくちょっと贅沢品

というイメージ。


確かに、私の小さい頃、

寿司を食べる機会というと

何か特別な時でした。


何か親戚が集まる行事の時に出前をとる

といった感じでした。



ちなみに我が家で寿司が身近な存在に

なったのは、小学生位の時に、

「小僧寿し」というお持ち帰り寿司店が

近所にできてからくらいだと思います。



コムラインさんも丁度、

そういうタイミングでお持ち帰り寿司の

ニーズに目をつけ店をオープン。


そうやって、これまで贅沢品だった寿司に

「休みの日に家族そろって

家で気軽に食べる」

という新たな選択肢を誕生させた。



実際、我が家が利用していた小僧寿しは

いつも繁盛していました。


お店に行っても大体並んで、注文して、

商品ももらうまで15分とか30分とか

待っていたような記憶があります。



しかも今思うと、その頃のネタは

向こうが透けて見えそうなくらい

薄かった。


それでも、繁盛していた。


これは、ネタ云々より、

「気軽に寿司を食べれる」

というのがこの時代の消費者からすると

価値があったということなのでしょう。



ただ、その後スーパーでも寿司が販売され、

さらに回転寿司も出現。


益々寿司が気軽な食材になってきた。



そうなると従来のお持ち帰り寿司では

勝負できない。


コムラインさんも「あいデリカ」という

回転寿司に転換されたようです。



ただ、大手の回転寿司チェーンが

どんどん低価格路線にシフトしていく中、

お客さんの求めるものも変わってきた。


「安くても質の良いもの」へ



100円寿司も増えて行く中、

低価格競争では大手に勝てない。


事実、あいデリカの経営は段々

厳しくなっていたようです。



そこで、目をつけたのが、

消費者が求める別の価値です。



「オープンキッチン」を活用して、

技術を見せる


エンターテイメントを通じた

お客さんとのフェイストゥーフェイスの

コミュニケーションです。



ネタは輸入物でなく、産地直送にこだわる。


そして、店の真ん中に水槽を置き、

そこから魚を取りだして、

お客さんの目の前で

さばく、焼く、揚げる、握る。



普通だとバックヤードでやる作業を

「お客さんの目の前であえて見せる」


さらに、マグロ解体ショー、藁焼きショー、

お客さんによるセリなどの

エンターテイメントを次々に考え出す。



新美会長がおっしゃっていたのが、

お客さんに非日常を提供することで、

単に美味しいものを提供する以上の

価値を生み出しているとのこと。



戦後のものない時代を経て、

高度経済成長期に入り、人々がお金を

手にして購買意欲が高まった。


その時は、つくればものがどんどん売れた。


でもそれが過ぎると今度は消費者の目が

肥えてきた。


より安くて良いもの、価値のあるものを

選択できる時代になった。


いわゆる「もの社会」という時代。


そしてそれがさらに進み

今は安くて良いものは当たり前、

それ以上の価値を求める

「こと社会」なのだと。



そこで「非日常」というキーワード

に注目して、

その「非日常」という付加価値を

提供するためのしかけを色々考えた。


そうやって、他社と差別化していった

ということですよね。



ただ、会長が語られていたのは

それを成功させる要因として

他にも大事なことがあるということ。


それを「不易流行」ということで

説明されていました。


伝統や本質を大切にしながらも、

新しいものや変化を受け入れていく

という考え方です。



上記のように時代の変化に柔軟に

対応していくこと、それはすごく大事。


でも大切にしている本質の部分は変えない。



そして、それがコムラインさんの場合、

「人」なのだなと思いました。



紹介されていたスライドに

こういう一枚がありました。


“企業は人なり

一. お客様のおかげでお店がある

一. 生産者のおかげでおいしいものができる

一. お取引先の皆様のおかげで営業ができる

一. 従業員の皆様のおかげで会社がある“



他にも「人」がキーワードになる言葉を

いくつか語っておられました。



「人との共感」

正に、お客様、生産者、取引先、従業員、

かかわる人全ての人との共感が大事だと

いうこと。



「人間性を高める」

インフレで「お金の価値」が下がると、

相対的に「人の価値」が高まる。


そうなると、

人を大切にする企業、

人に好かれる経営

が成功の鍵となる。



「人材の育成」

良樹細根、高樹深根ということを仰って

おられました。


良い樹、高い樹が育つには

=いい経営や事業展開を進めるには、

根っことして支える人が育っていないと

いけないということ。



本当にそうだなあと思いました。


時代の変化に合わせ企業も変化していく

必要がある。


ただ、変化するには、根っことなる

「人」が同時に育っていないと

上手くいかない。



私も色々な企業さんと関わらせて

いただく機会がありますが、

やはりいい企業さんほど、

「変化への対応」と「人材の育成」

この両方が出来ていることは間違いないです。




結局、色々なことに挑戦するにしても、

それを経営者一人の力だけでは

上手く進めるのは難しい。


上手く進めるには従業員の人たちの

協力があってこそのこと。



そこが大事なのだということを

改めて考えさせられました。




ご参考になれば幸いです。




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<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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先日、大阪の実家の話を

させていただきました。


私が育ったのは大阪の高槻市という

ところです。


24歳の時まで、そこでずっと

暮らしてきました



大阪をでてからも

正月、GW,夏休みなどには

毎回帰っていましたが

もう帰るところがなくなって

しまいました。



子供時代をずっと過ごした地域、

そして、家にもう気軽に

帰れない。


それを考えると

寂しい気持ちで一杯です。


ただ、それも仕方ないことですよね。


別に私だけでなく、多くの人が

そういう経験をされていると

思いますし。


ということで、今回は

これまでお世話になった

自分の故郷、高槻

そして、家に感謝できればと

思います。



「長い間お世話になりました!」


「寂しいですが、ありがとう!」




最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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心動かす企業経営

【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師

【住所】

〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718

【お問い合わせ】 info@feli-zes.biz

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