
(上高地)
皆様に幸運が訪れますように!!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
心動かす企業経営 vol.484
=================
<普通の社員を戦力として育てるには>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
経営者や幹部の方と話していると
よくこういう話が出ます。
「今いる従業員の中には自分で考えて
行動できるような、頼りになる
優秀な人がいない」
「だから、優秀な人を採用したい」
「優秀な人さえ来てくれれば・・・」
そもそもここで言う「優秀な人」って
どういう人なのでしょうか?
Webで「優秀な人とは」を調べてみると、
以下のような人物像が出てきました。
成長意欲が高い
会社に利益をもたらす仕事ができる
自己管理能力が高い
コミュニケーション能力が高い
マネジメント力がある
ストレス耐性がある
明確に目標を設定している
謙虚である
誠実である
前向きである
社会の変化への対応力がある
でもこんな人ってそう沢山はいませんよね。
先回、採用に関しては、
中小企業の場合、待遇面ではなかなか大手に
勝てないので、価値観や想いで
勝負しましょう
中小企業であっても企業として、
働く意義ややりがいを発信し、
伝えていければ、人が集まる
というような話をしました。
ただ、そうは言っても、
上にあげたような「優秀な人」が
採用できるか?となると、
そう簡単な話ではありません。
もちろん、たまたま何かのきっかけで
優秀な人が来るということは
あるかもしれません。
でも、確率は低いでしょう。
そうなると、
「優秀な人材を採用する」という
確率の低いことに頼るより、
別の手立てを考えた方が得策です。
具体的には
今いる従業員、もしくは
いわゆる普通の人材を採用して、
育てる
ということです。
ただ、そんな風に、経営者や幹部の人に
「育てるしかない」ということを話すと、
こういう反論をよくもらいます。
「それは無理です」
「自分で考えてバリバリ動ける
ような人じゃない」
「育てようとしましたが、ダメでした」
みたいな内容です。
確かに、詳しく聞いてみると、
中々難しそうな事もあります。
ではそうすればいいのか?
問題を解決する鍵は
そういう「育てても育たない」のはなぜか?
というのをもっと突き詰めて考えるという
ところではないかと思います。
一般的に、
会社の規模が小さくなればなるほど、
採用に応募してくる人材は、
上で述べたような
「いわゆる世間で言われる優秀な人」
とは違う傾向が大きいと思われます。
世間で言われる優秀な人は、
いわゆる一般的には、
学歴が高い人、
コミュ力が凄く高い人
スポーツができる人
芸術的な才能を持っている人、
など、何か一芸に秀でてる人だと思うのです。
そういう人たちは、子供の時から、
「○○ちゃんは、すごいねえ」
「さすがだねえ」とか
親や周囲から褒められて育った
というケースが多い。
だから、自分はできる人なのだという
意識が比較的高い。
一方、経営者や幹部の方が言うような
「育てても育たない人」というのは、
昔から、勉強やスポーツ、芸術的才能など、
これだけは他に負けない、自信がある
といったものがあまりない
そういう方たちは、昔から、
いわゆる優秀な人のように周りから
称賛されるようなことが少なかった。
そうなると
「自分は価値がある人間なんだ」
「自分は重要な人間なんだ」
とは中々思いにくい。
いわゆる自己重要感が低く、
自分に自信がないという人が多い
そんな傾向があるのではないかと思います。
自分は出来る人だと思っている人は、
自分に自信があるので、
仕事でも力を発揮して認めてもらうために
頑張る傾向が強い。
一方、自己重要感の低い人は、
自分は頑張っても大して
できないと思う傾向が強い。
そういう人は、当たり前ですが、
自ら会社のために積極的に意見を言ったり、
バリバリ働くということにはなりにくい。
逆に自分なんかが余計なことを言っても
聞いてもらえないし
みたいに思っている可能性もあります。
だから、自己重要感が低い人を
育てるためには
先ずは自己重要感を高める、
そこから始める必要があるのでは
ないかと思います。
私が思うに
経営者や幹部の人は、ある程度周りから
評価されてきている。
だから自己重要感がそこそこ
高い人が多い。
そうなると、
仕事は自ら考えてやるのが当たり前
という意識が強い。
だからこそ、そんなところは
あって当たり前という風に
なってしまう。
だから、自己重要感を高めるという
手順を飛ばしてしまうのではないかと
思うのです。
でもそこが一番大事なのです。
自分はやればできる、
役に立てる
という自信を先ずはつけてあげる
ことからスタートです。
ではどうやってやるのかというと
具体的にはこのふたつかなと思います。
・成功体験を通じ、
自分の成長を実感してもらう
→こういう部分はできているから、
もっと良くするにはこういうことが
できればよいよね。と言った感じで、
一緒に話し合って、ひと月くらいで
できるような取組課題を設定し
取り組んでもらう。
難しいものではなく、
今より少し頑張れば達成できるような
課題にする。
そんな風にして、小さな成功体験を
積み重ね、成長している自分を
意識できるようにしてあげる。
・「あなたには能力がある」
と言ってあげる
→「あなたはやればできるんですよ!
能力があるんですよ」ということを
意識づけてあげる。
具体的には、
課題ができれば、「よくやったね」と
素直に褒めてあげる。
また、普段から、その人のことを
よく観察して良い部分を見つけ、
褒めてあげる。
悪い部分と思うことでも
ポジティブに捉えて、
いい部分だと言ってあげる。
例)
「仕事に時間がかかる」
⇒「仕事が丁寧」
「自分の意見を言わない」
⇒「人の意見を尊重する」
など
ということで
普通の人を育てるには
先ず「自己重要感を高める」
ということでしたが
いかがでしたでしょうか?
理想を言うと、
1言うと10動いてくれる人ばかりがいて
どんどん育ってくれると
有難いのですが、現実はそうはいきません。
今いる人で何とかするしかないのです。
また、
自己重要感を育てようと思っても、
それは1か月や2か月で簡単に
成果がでることでもないと思います。
すぐに成果がでなないと
イライラしますが、
そういうものだと思い
根気よく続ける
それが成功の秘訣ではないかと思います。
時間をかけて本気で育てても育たない
と言う人は稀にいるかもしれません。
でも大概の場合は、
時間をかけて本気で育てようと思えば
育つのではないかと思うのです。
子供と同じです。
最初は歩けないけど、
歩けるようになる。
言葉も話せるようになる。
生活していくための色々な
知識も歳と共に身につける
育たないと諦めるより
どうすれば育つのか?
それを考えるしかないと思うのです。
ご参考になれば幸いです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
=================
人間の身体ってすごいですね。
ここ何年かヨガをやっているのですが
少し前までは、絶対にこんなことは
できないと思っていたことが
何回もやっているうちにできるようになる
そういう体験を何度も味わっています。
上の話ではないですが、
今までできなかったことが
できるようになると
すごく嬉しいし、
自信がつきます。
最初から諦めてしまっては
絶対に出来るようにはなっていなかった。
そういう意味では、
人を育てるということも
同じかもしれません。
最初見た時は一瞬、えー!こんな
ポーズ絶対ムリ!と思っても
いや!出来る!と切り替えて
地道に何年もかけて頑張る。
そうするとある時、突然出来るように
なるのです。
そういう成長を実感させてくれる
ヨガに感謝。
そして、それに応えてくれ成長し続ける
自分の身体、それから、何よりも
絶対できるといつも励ましてくれる
ヨガの先生に感謝です。
ありがとうございます!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
◆読者からの励ましの声が、
何よりもエネルギーになります。
あなたからの感想・コメント、
お待ちしています。
お気軽に、コメントください
info@feli-zes.biz
【本メルマガについて】
このメルマガは、
・働く人のヤル気であふれ
活き活きと働ける職場を作りたい
・働く人が持てる能力をフルに発揮しながら
成長してもらいたい
・成り行きではなく明確なビジョンを
持って、経営を進めたい
・経営者と従業員がそのビジョンに向かって
一体となって進んでいきたい
・仕事を通じて世の中に貢献したい
そんな中小企業経営者の皆さまや
企業経営に関わる方々にお役に立てれば
という想いで発行しています。
このメルマガでは、
自分自身のサラリーマン時代の経験や
実際のコンサル現場での経験などから、
日々感じたことを情報発信
させていただきます。
その中で、ワクワクドキドキ心動かす
企業・お店づくりのヒントを提供しながら、
お役に立ちたい。
そして自分自身も一緒に豊かな人生を
目指して成長していきたいと考えています。
メルマガへの想い詳細はこちら
https://www.felizes.biz/mailmagazine
◆フェリーゼス経営理念◆
ワクワクドキドキ、
働く人の人生を豊かにする
コンサルティング
◇フェリーゼスミッション◇
経営者と従業員が、
毎日会社に行くのが楽しみで仕方がない
ワクワクドキドキで一杯の
中小企業づくりをサポートします!
ご興味ある方、詳細はこちら
https://www.felizes.biz/aboutus
【公式サイト】
https://www.felizes.biz/
【個人Facebook】
https://www.facebook.com/atsushi.kanemoto.9
【公式ブログ】
https://www.felizes.biz/blog
(過去のメルマガもアップしています)
***************************************
心動かす企業経営
【発行元】フェリーゼス経営支援事務所
【発行責任者】金本 淳
経済産業大臣登録 中小企業診断士
豊田市働き方改革アドバイザー・講師
【住所】
〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718
【お問い合わせ】 info@feli-zes.biz
=========================
Comments