タッチパネルは非便利?
- 金本 淳
- 2017年9月13日
- 読了時間: 4分

今日は大阪で仕事のため、高槻の実家に来ました。
母親の体調がすぐれないため、外食しようということで、近所の和食のお店(チェーン店の和食の○○さん)に両親と3人で夕食を食べに行きました。
何か月ぶりかに、そのお店を訪ねると、ナント、「注文はタッチパネルでお願いしま~す」に変わっているではないですか。
最近、居酒屋なんかもこのタッチパネル方式に変わっているところ多いので、「まあ仕方ないか~」なんて思いながら、3人分の注文を入れました。ところが、使い慣れている画面ではないので、まあこの入力の面倒臭いこと面倒臭いこと(汗)
3人分の注文するのに10分くらいかかりました。マジですこれ!(私が機械にうといだけかもしれませんが。。。)
先ず、目的のメニューがどこにあるのかからわからない。一応、カテゴリー分けされてるのですが、目的のものに一発でたどり着けない。。。
たどり着いたらたどり着いたで今度は、
「セットですか?単品ですか?」
「セットの場合は、何セットですか?」
「セットの麺は冷たいそばですか?温かいそばですか?
冷たいうどんですか?温かいうどんですか?」
「ごはんは大盛りですか?普通盛ですか?少な目ですか?」
「注文リストにいれますか?」
みたいな感じ。
ボタンを押すたびに、出てくる出てくる質問の嵐。
ようやく3人分入れ終えたと思って、ホッとしたのもつかの間。
しばらくすると今度は、
「まだ注文できていません。注文送信ボタンを押してください」
と画面の一部で赤色のボタンが点滅してます。
「オーマイガーッ!」と思いながら、送信ボタンを押し、これでようやく注文完了。
そして丁度その頃、隣の席にお年を召したご夫婦とそのお母様の3人連れがいらっしゃました。
大丈夫かなあと思い見ていると、やはり注文に手間取っておられます。
しばらくタッチパネルと格闘されてましたがついにギブアップ。結局、店員さんをお呼びになられました。
そして店員さんが普通に注文を聞いていくのかなあと思いきや、私の読みは甘かった。
ナント、今度は店員さんがいちいちお客様に注文内容を聞きながら、そのタッチパネルに入力しておられるではないですか!
タッチパネルでしか注文を受け付けられないシステムになってしまっているのでしょうか???
でもお客様も悩みながら答えるのでこれまた時間がかかっています。
この注文のタッチパネル化、これは昨今の人手不足を解消したいというお店側の狙いなんでしょう、おそらく。でも今日の光景をみると、現時点では効率化とは程遠い状況のような気がします。
今日はたまたま平日なのでお客様も少ないからいいですが、これが土日でお客様がいっぱいのときは大丈夫なんだろうか?なんて他人事ながら恐ろしくなってしまいます。
そして、このお店のターゲット顧客は、和食のチェーンということで、結構お年を召した方が多いはず。
実際私もお店を見渡してみましたが、一組のグループを除きすべて60歳を超えています。
つまり、多くのお客様がこのタッチパネルに少なからず戸惑っているということが簡単に想像できます。
下手すると
「面倒臭いからこのお店行くのやめよう!」
ってならないでしょうか?
このタッチパネル化、完全にお店側の都合で、ターゲット顧客のことを全く考えていないですよね。お店側の気持ちもわかりますが、少なくともターゲット層にはやさしくない。だから、個人的にはいまひとつこのお店の対応には賛同し兼ねるなあという印象を持ちました。
ちなみに余談ですが、居酒屋のタッチパネル化も寂しいですよね。特に我々中年男性にとって。
普段中々、若い女性とコニュニケーションをとることがない中年男性にとって、居酒屋の若い学生アルバイト女性と注文の際にコミュニケーションを取るのが楽しみなところもあります。(私だけでしょうか?)
が、これがタッチパネル相手だとつまらない冗談も言えない。。。なんとも寂しい限りです。
まあそれはさておき、今が過渡期なのかもしれませんね。
将来、今のデジタルデバイスに慣れきった若者が年を取った時にはこんな問題は発生しないのかもしれません。。。?
さてこの動き、お店の集客・経営にとって吉と出るのか凶と出るのか?あなたはどう思いますか?
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
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愛知 名古屋 長久手のコンサルタント
フェリーゼス経営支援事務所 代表 金本淳
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