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小が大に勝つために

  • 金本 淳
  • 2017年9月15日
  • 読了時間: 2分

大が小に勝つために

先日、ある小規模事業者の社長様とお話ししていた時のことです。

その会社の競合は、有名な大手企業の2社です。

「社長、なんでそんな大手の競合と互角に戦えてるんですか?」

社長曰く・・

「大手は、商品のラインナップが幅広いんだよ。だから、其々の製品に関する知識が浅いんだよ・・・」

つまり取扱い製品の種類が多すぎて、担当者がひとつひとつの製品に関して勉強している暇もないので、必然的に知識が広くて浅くなってしまうとのこと。

なるほどなるほど。で???

「その点、うちの場合は、取扱い製品はこれだけ。だからこの製品の特性をよく理解している。しかも自分は若い頃、取引先の業界で修行したから、その業界の知識が豊富なんだよ。」

「それから、大手は色々しがらみがあって、うちみたいに取引先の要望に柔軟に迅速に応えられないんだよ・・・」

要は取引先の工場でトラブルがあった時にすぐに飛んで行ける柔軟性と、すぐに原因を押さえて、対応できる力があるということのようです。それだけ、お客様からは頼りになるということ。それが大手にはできない。

実際、以前社長の会社との取引をやめ、大手との取引に変更した企業が、大手の小回りの利かなさから、つい先日また社長のところに戻ってきたとのことです。

「ナルホドなあ!」と思いました。

やはり小規模企業が大きな企業相手に勝つためには

・同じ土俵で戦っていてはいけない!

・一点集中で、しっかりそこを手厚くカバー、中小ならではの付加価値をつけて大手と差別化する。

まさに診断士の勉強で習ったこと、差別化戦略ですね。このいいお手本でした。

これはホント我々がご支援させていただく小中規模の事業者様に色々使える技ですよね。一つの分野でエキスパートになるみたいな感じでしょうか。でもこれって意外とできていないところ多いんですよね。どうしても正面からまともに戦ってしまい潰されてしまう。

中小は中小の特性を生かし、独自のやり方でゲリラ的に戦う。これがホント大事なんだなあというのをあらためて実感しました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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愛知 名古屋 長久手の経営コンサルタント

フェリーゼス経営支援事務所 金本 淳

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