
わが街、長久手に明日オープンするIKEA! 以前から申込みしていたプレオープンに昨日、10月9日体育の日の祝日に行ってまいりました。
IKEA大好きで、私の実家である大阪に帰省する度、IKEAに行っていた妻、そしてこの日を待ちわびていた妻、なんとその妻は先週、足の骨を折ってしまったためさすがに行けないとのことで泣く泣く断念。
結局、一人で自転車に乗って偵察してくることにしました。
さあ、店内はまあ大阪や神戸のIKEAと変わりません。まあ当たり前といっちゃ当たり前なんですが。。。
それでもなんか自分の住む街のIKEAということでちょっとドキドキ、ワクワクしながら店内を回ってきました。一人だったので、あまり時間もかからず1時間くらいで店内を一巡。そして今回のプレは2時間の時間制ということなので、まだ1時間あります。
さあどうしようかなあと考えていたんですが、ちょっと夕方で小腹もすいてきたんで
「じゃあ80円ホットドッグでも食いに行くか!」
ってことで1F出口傍のフードコーナーに喜び勇んで向かいました。
(因みに、IKEA行ったことあるかたはご存知かと思いますが、ソフトクリーム50円、フリードリンク70円という格安。でもソフトクリーム小さいですよね(笑))
すっすると、なんと食券の前に長蛇の列が・・・
でも気を取り直して、まあ回転早いはずだからすぐだろうと思い列の後ろに並びました。「80円安いしなあ」なんて思いながらです。
がしかし、列がなかなか前に進みません。
そして10分くらい経って少し進んだところで店員さんが何か叫んでいるのが聞こえました。
何々、ホットドッグが少し時間かかる?
えっ、しかも10分から20分・・・?
う~ん、一瞬やめて帰ろうかと思い先程取り出していた千円札を財布に一旦しまいました。でもやっぱり、なんかもう既にこれだけ並んでるし、ここで帰るのもなあ。と気を取り直し待つことに。
そして結局、その後10分ちょいくらいで念願のホットドッグをゲット!待った甲斐あって「美味しかったあ!!!」めでたしめでたし!
ってここで話は終わりではなく、ホットドッグを食べたあと、ふと我に返りました。
「はて、自分はなんでこんなたかが80円のホットドッグを食べるために、30分も並んでしまったんだろう???」
「冷静に考えれば、80円ごとき(と言っちゃ罰が当たるますが)のために、わざわざ並ぶ必要があったんだろうか???」
「30分の貴重な時間を犠牲にするほど、価値のある買い物だったんだろうか???」なんて・・・ (因みにソフトクリームだけ食べる人は更に安く50円のためにですよね。)
これって不思議ですよね。これがもし、普段1,000円(いや500円でも?)するものが80円だったらまだ価値があるかもしれません。でも普段から80円や50円のものを買うために沢山のいい大人が長蛇の列を作って時間を無駄にしている。
冷静に考えるとおかしいですよね?でもこれってよくあることで、あなたもそういう経験きっとありますよね。
今回のIKEAの例で言うと、私の心理はこうでしょうか。
「皆が並んでいるから、きっといいもの、価値があるものに違いない。」
そして「自分はその流れに取り残される(機会を逃す)のではなく、その流れに乗り安心したい。」
だからついつい並んでしまうという集団心理(社会的証明)。
一旦並んでしまうと、それまでの並んだ時間がもったいないという心理(サンクコスト)。
並ばないと、そして待たないと手に入れられないという希少性とその障害を乗り越えてやっと手に入れたことで得られる満足感。
(その他、まあお子様連れで来られている人は子供のためにというのもあると思います。)
人間って本当に不合理な生き物ですよね。
このように、人間が物を買うのは理屈ではないんですよね。どっかで聞いた話ですが、「人間は感情でものやサービスを買い、そしてその後、理屈で自分を納得させる」だったかなあ。
私もそう言えば、この一連の出来事を考えている時、
「いや、自分の選択は正しかったんだ!」
「自分は、小腹がすいていたからどうしてもあのホットドッグが食べたかったんだ!」
「IKEAの、ピクルスとローストオニオンとケチャップとマスタードを好きなだけトッピングできるあの80円のホットドッグじゃなきゃダメだったんだ!」
「外のコンビニで買ったら、80円以上するし、トッピングもできないし、あの味とは違うし・・・」
なんて、自分を納得させていました。
これっていわゆる認知的不協和ってやつですよね。本来なら80円のホットドッグに並ぶのはバカバカしいのでさっさと帰ればよいものを、自分の選択は正しいというのを色々理屈付けて正当化しているというやつ。
あなたもよくやりませんか?こういうの?
人間は不合理な生き物! 人間がものを買うのはやっぱり、理屈や合理性ではなく、不条理な感情が大きいんですよね。
だから、あなたの商品やサービスもうまく人間の不条理な感情に訴える工夫をすることで、もっともっとたくさん売れる可能性がありますよね。
ただ心得ていて欲しいのは、こういう心理的なトリックで粗悪なものを売るのはNGですよね。まあ皆さんはよくご存じだと思いますが、粗悪なものを売りつけても一度はいいけどその後は続きませんからね。当然お客様のためになる良いサービス・良い商品あっての心理テクです。
ということで、IKEAのホットドッグ80円が安いか高いか?
今回はIKEAの80円ホットドッグにわざわざ時間をかけて並ぶ私の心理から色々考えてみました。
これからあなたの会社やお店でもこういった何か人間の不条理な感情の側面に焦点をあてて、一工夫考えてみてはいかがでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
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愛知 名古屋 長久手のコンサルタント
フェリーゼス経営支援事務所 代表 金本淳
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