みなさん、人材育成や組織づくりで大事なことって何だと思いますか???
最近色んなところで、人や組織づくりに関する悩みをお聞きします。
「なかな人が育たない!」
「右腕になるような人材がいない!」
「会社が成長し、人が増えてきたが、どうやって組織を動かしていけばいいかわからない!」
「どうやって人を育てていけばいいんだろう?」
などなど...
先日、とある企業幹部様と打合せをしました。その企業様は、右肩あがりで成長されてきた素晴らしい会社です。これまで社長と経営幹部の方が二人三脚で頑張ってこられたのですが、その会社の成長に組織や人材の成長が追い付いていない。
正に人材育成や組織づくりでお困りの企業様です。
そして具体的に、悩まれているのは、
・会社の課題と、個人の目標がしっかりリンクした『目標管理制度』や『個人の人事評価制度』のようなものが必要だと思うけど、そういうものをどんな風につくればいいかわからない?
・取り組むべき課題はこうやって出せるようになってきたんだけど、どうしたら従業員のみんなが自ら率先して、これらの課題解決のために動いてくれるようになるのか?
・自分が事細かく指示を出さなくても、マネージャーに大まかな指示を出せば動いてくれる。そんな風にするにはどうすればよいのか?
といったようなことでした。
この幹部の方からはこれまでの打合せで色々お話しをお聞かせいただきましたが、本当に従業員の方々のことを想い、色々考えておられる方です。
・みんなに仕事へのやりがいを持たせてあげて、そしてどんどん成長していって欲しい。
・小さな目標でもいいから、何か目標を設定し、そしてそれを達成する時に感じる、充実感を味わって欲しい。
・どんどん褒めて伸ばしてあげたいんだけど、なかなかうまく進められない
などなど...ですから私もついつい力が入りました。
経営者側と従業員側にはそもそも壁があります。従業員に「会社のことを考えて働け!」といきなり言われても、そもそも無理があります。雇われている身なので当然言われればやろうとします。でもそれは本当に心からやりたいからやるのではなく仕方なくやるということ。ですから会社の課題を提示して、これをみんなで解決してくれと言われても自発的には動くとは思えません。
また、うちは、結構社員にも金銭面での還元はしているが、それに対しても社員が当たり前のように思ってしまっており、有難みがなくなってしまっている・・・
というお話しもされました。
これもわかるような気がします。人が動くのはお金だけではないですもんね?
ではどうすればいいのか???
『人が動く』=『自発的に動きたくなる』=『やる気を出す』ということですよね。
そこで、
「○○さんが会社でやる気を出して頑張ってこられたのは、なぜですか?」
と聞いてみました。そしたら、
「会社に頼りにされていたから」
「こんな自分でも、社長が何も言わずに任せて色々なことをやらせてくれたから」
ということでした。
そうなんですよね。人間はだれかに
『必要とされている』、
『大切だと思われている』
つまり『好かれていると思う』。
だから『その人のために頑張ろう』と思う。
会社だって同じこと、会社や経営者が従業員のことを好きになり、大切に思い、頼りにする。そしてそれを態度に表す。そうすればだんだんと従業員も会社のことを好きになり、誇りに思い、大切に思うようになる。そんなもんではないでしょうか?
そして、そういう気持ちが発展して、『会社と従業員』だけでなく、『上司と部下』、さらには『従業員同士』といったように、会社中に広がれば、
『皆がお互いを思いやる素敵な会社』=『やる気のある会社』
が生まれるのではないでしょうか?
これはそう簡単な話ではないですが、少なくともこういうことを意識して色々な取り組みをしている会社とそうでない会社とでは大きな差が出ると思います。
結局、先ず一番大事なこと。
『会社のことを好きになってもらうこと。』
この会社のためなら、この上司のためなら頑張って働きたいと思ってもらうこと そういったことが大事ですよね。
そしてそのために、先ずは会社や経営幹部のほうから従業員を好きになること、好きになって、大事にしてあげる、可愛がってあげる。君は会社にとってとても大切なんだよということを感じてもらうことですよね。
そうすると従業員は毎日、会社に行きたくなる。会社に行くと楽しい、わくわくする。やる気も出る。そういういい循環をつくれればしめたものです。
こちらが従業員のことを考えて、思って、大切にしている。そんな風に従業員が一人でも多く感じてくれたなら、その会社はどんどん勝手に成長すると思いませんか?
従業員はヒトです。ヒトは感情で生きています。楽しくて、いい気持ちになれば、率先して働いてくれるに違いありません。
結局、子育てと同じようなもので、『無償の愛を与える』みたいなこと。これが何より大切なんじゃないでしょうか?
だから、困ったときは、
「従業員がどういうことを会社からされれば、気持ちよくなるか?」
「自分が従業員の立場なら、どんなことをされれば、やる気が出るか?」
ということを念頭において、いろんなことを考える。そうすればいいんじゃないでしょうか?
(具体的な策は示しませんが、何ができるか考えてみてください)
ということで今回は、人材育成や組織づくりに際し、管理するしくみを導入することも大事ですが、その前にもっと大切なものがあるんではないでしょうか?ということを考えてみました。
みなさんの会社ではどうですか?
従業員のみなさんにやる気を出してもらうような取組はしっかりされていますか?
また形ばかりで機能していない無駄な管理のしくみとかありませんか?
もし、うまくいっていないのであれば、少し考えてみてください。一度にたくさんのことは難しいかもしれませんが、ひとつずつ何かそういったやる気を引き起こす取組を進めて行けば、いい方向に何かが変わっていくのではないでしょうか?
難しく考える必要はありません。相手が気持ちよく思うこと、『一言感謝の気持ちを伝える』そんなことだって立派なことです。そういった単純なことをどんどんやってみて下さい。
(これは自分への戒めでもあります...(笑))
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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愛知 名古屋 長久手のコンサルタント
フェリーゼス経営支援事務所 代表 金本淳
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