top of page
  • 執筆者の写真金本 淳

副業解禁とこれからの企業

更新日:2020年2月25日



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.104

=================


<副業解禁とこれからの企業>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




昨年末、新聞を見てたら、副業の記事が

掲載されていました。


「アサヒビールが副業解禁!」



対象者は、勤続5年以上の従業員

この1月から制度が実施されるそうです。


目的は、

「副業を通じて高めた知識や経験を

社内業務に生かすほか、

社員の成長を促す」



副業の内容は、制限があります。


他社からの雇用が生じない

業務委託契約や個人事業主、

社会保険労務士やセミナー講師などを

想定しているとのこと



また事前の届け出が必要で、

業務時間外での活動が原則。


但し、無給の副業支援休暇を

月に2回は取得できる。



最近は、アサヒビールだけでなく、

いくつかの大手企業も副業を

認めているようです。



個人的には、副業を認めるということに

対して、賛成でも反対でもありません。



でもこれを実際どれくらいの人が

活用するか?

という疑問はあります。



個人的なイメージですが、

メインの仕事だけで手一杯


副業をする時間がない


という人のほうがまだまだ多いのでは

ないかと思います。(個人的見解です)


少なくとも私の周りのサラリーマンで

副業をやりたいという人は今の段階では

あまり聞いたことがなく、まだまだ

少ないのかもしれません。



それから制度は作ったが

実践しようとした時のまわりの

理解に温度差があるのでは

とも思います。



本業のみで頑張ってる人、

副業に頑張ってる人、


公平に評価できる仕組みは

できるのか?



そう考えるとなぜ企業は副業を

認めるんだろうと色々考えを巡らせ

ました。



副業を本業にも生かしてほしい

という企業の狙いが一番なのでしょう。



ただ、副業で成功した人は、

本業で生かすというより、

副業のほうに移ってしまうんじゃないか

そういう懸念もあります。



それでも色々巡って考えると結局、副業を

禁止してしまう、イコール優秀な人が

そもそも来なくなる。


苦肉の策から副業を解禁しているのかな?

とも思います。



建前上、

「副業もOK。積極的に副業に取り組み、

それを本業にも生かして下さい」

というほうが、優秀な人を採用しやすい。



それと、優秀な人が入ってきても、

今の企業の制度や仕組みの中では、

その人の能力を最大限に生かすことが

難しいというのもある気がします。


なかなか若いうちから、

重要な仕事や役職には就けない。


いくらその人が優秀でも、ある程度の

経験を積み重ねないといけない。


そういう制度だと若い優秀な人が

来てくれない。


もしくは来てもすぐに

辞めていってしまう。



つまり、優秀な人をずっと引き留めて

おけるような仕組みの整備が

できていない。


だから副業を、まずは認めざるを得ない

というのかもしれません。



それに、一応副業OKとしておけば、

仮に副業で失敗しても、

本業に戻ってきてくれる。


また働く側にとってみれば、

制度があるから失敗を恐れずに

安心して色んな副業を試せる

というメリットもあるでしょう。



そういう意味では

チャレンジ精神を持った人

可能性をもっと試したい人

本業だけでは満足できない人

などにとってはとても良いでしょう。


色々な可能性を試せる

ということですからね。



ただ、企業にとっては、課題も

まだまだ多いと思います。



企業が目的として掲げている

「本業に生かす」

という目的を達成するには、

「生かす」土壌を整備しなければ

なりません。


そうすると今の社内制度の抜本的な

見直しや社内文化を大きく変えていく

必要があるのだと思います。



例えば、リクルートみたいにする。



最初から終身雇用を前提と

していない会社

辞めていくのが当たり前という社内文化

そして

そんな人たちが力を発揮できる社内制度


そういうものを同時に作っていく。



副業の是非、目的、考え方は色々あると

思います。


いずれにしても、企業の狙いが、

どうであれ、これからの時代、

副業OKがどんどん広がっていく

という傾向は間違いないでしょう。



ただ、そんな中でも、やはり

企業が変わらずにやるべきことは、

「自社の魅力を高める」

ことなのだと思います。



働く人の才能ややる気を十分に

引き出せる企業


人を生かせる企業


そんな企業であれば、副業がどうであれ

人は集まるでしょう。


それに、別に副業したいとも

思わないのかもしれません。



結局、小手先の対応では、

うまくいかない。


大手であれ、中小企業であれ、

自社の魅力を高めていく。


それを今から進めていかないと、

これからの時代生き残れないのだと

思います。



毎回、書いてますが、

時代の大きな変化の流れを的確にとらえて、

今から着々と準備していける企業


そういう企業とそうでない企業の

明暗がわかれる時代なんでしょうね。


特に令和に入ってから本当に大きな時代の

うねりを感じます。


そして、大手企業よりも、

身軽な中小企業のほうが、

柔軟に社内の変革が進めやすい。


私はそう思っています。



大手の副業の解禁の話を聞いていると

大手企業もこれからの優秀な人材確保に

向けて、相当な危機感を持っているように

思えます。


大手企業もこれまでと同じようでは、

優秀な人は入ってきてくれない。

そんな強い焦りを感じているだと思います。



だから中小企業も


「大企業にはかなわない」


なんてことは考えなくてもいい。



逆に中小企業だからこそできる色々な

チャンスがある。



環境の変化の速い今の時代は、

考え方を変えれば、

中小企業の時代と言えるのでは

ないでしょうか?




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

=================


今日は、自分の父親へ

ありがとうを言いたいと思いました。


この正月1日から3日まで父が一人で

住む大阪の実家に行きました。


元気は元気なのですが、80歳を超えて

色々と融通が利かない部分も

でてきています。



あくまでも自分にとっては父は父。


いつまでも頼りがいのあるいい父で

いて欲しい。


歳が歳なので仕方ないのですが、

でも最近の衰えた父を見ると少し

寂しい気はします。



でも、振り返ると、色々やはりお世話に

なったなあと思います。


特に自分の子供が、段々大きくなってくる

につれて、父親がどんな気持ちで自分に

接してくれていたのかなあというのが

身にしみてわかるようになりました。



つい、ちょっと前まで、結構父親に対して

偉そうな口をきいていた、

そんな自分が恥ずかしくも思います。


ようやく最近になって

父親に対して、だいぶマイルドに

接することが段々できるようには

なってきました。


でも、まだ面と向かうとダメな場合も

ありますし、なかなか感謝の言葉を

素直に述べる事もできません。



そんな父親に対して、せめて

この場を借りて、お礼を述べたいな

と思いました。



「お父さん、ありがとう」


「子供のころから、色々と

可愛がってくれてたこと

深い愛情をもって、接してくれたこと

今だから余計わかるし、

本当に感謝してます」


「その時は、煩わしくおもったり、

恥ずかしさもあったり、

素直に、反応できなかったけど、

でも本当に感謝してもしきれない

気持ちで今は一杯です」


「今は、たまにしか会えないけど

ずっと今の調子で元気でいて下さい」




最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





◆読者からの励ましの声が、

何よりもエネルギーになります。

 あなたからの感想・コメント、

お待ちしています。

 お気軽に、コメントください

info@feli-zes.biz




【本メルマガについて】


このメルマガは、


・働く人のヤル気であふれ

活き活きと働ける職場を作りたい


・働く人が持てる能力をフルに発揮しながら

成長してもらいたい


・成り行きではなく明確なビジョンを

持って、経営を進めたい


・経営者と従業員がそのビジョンに向かって

一体となって進んでいきたい


・仕事を通じて世の中に貢献したい


そんな中小企業経営者の皆さまや

企業経営に関わる方々にお役に立てれば

という想いで発行しています。




このメルマガでは、

自分自身のサラリーマン時代の経験や

実際のコンサル現場での経験などから、

日々感じたことを情報発信

させていただきます。


その中で、ワクワクドキドキ心動かす

企業・お店づくりのヒントを提供しながら、

お役に立ちたい。


そして自分自身も一緒に豊かな人生を

目指して成長していきたいと考えています。


メルマガへの想い詳細はこちら

https://www.felizes.biz/mailmagazine




◆フェリーゼス経営理念◆

ワクワクドキドキ、

働く人の人生を豊かにする

コンサルティング


◇フェリーゼスミッション◇

経営者と従業員が、

毎日会社に行くのが楽しみで仕方がない

ワクワクドキドキで一杯の

中小企業づくりをサポートします!


ご興味ある方、詳細はこちら

https://www.felizes.biz/aboutus



【公式サイト】

https://www.felizes.biz/


【個人Facebook】

https://www.facebook.com/atsushi.kanemoto.9


【公式ブログ】

https://www.felizes.biz/blog

(過去のメルマガもアップしています)


***************************************

心動かす企業経営

【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師

【住所】

〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718

【お問い合わせ】 info@feli-zes.biz

=========================

閲覧数:18回0件のコメント

Comments


本ブログは、毎週、火曜、金曜に

メルマガで発行しています

本ブログは、毎週、火曜、金曜にメルマガで発行しています

本ブログは、毎週、火曜、金曜にメルマガで発行しています

bottom of page