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心動かす企業経営 vol.98
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＜「睡眠と任せること」は経営者の義務？＞
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳（かねもとあつし）です。
先日、遠方の親戚が事故で大けがをした
という連絡を受けました。
夜中４時過ぎの仕事帰り。
居眠り運転をしてしまい
川沿いの土手から
転落してしまったそうです。
眠っていたのでどうやって
落ちたかも覚えていない。
そんな状態だったそうです。
親戚は会社の２代目社長です。
人一倍、責任感が強く
「自分が頑張っている姿を見せないと
社員がついてこない」
と以前言っていたのを覚えています。
社員が頑張っているのに自分が
休むわけにはいかない。
休みの日でも、丸一日休むことなく
会社のことが気になって、
会社に顔を出してしまう。
そんな感じの経営者です。
しかも、本当に毎日夜中まで
頑張っています。
だから、自宅に戻ってくるのが、
いつも夜中の２時、３時
それでも朝になると普通に出ていく。
だから、殆ど睡眠もとれていない
と思います。
今回の事故で、２か月ほど
入院しなければならないそうです。
普段から責任感が強いので、
会社の経営のことが、
気になって仕方ないのではと思います。
でも今回ばかりは、身体を休める
いい機会だと思って
ゆっくり休んでもらいたいと
思っています。
今回、まずは、命に別条がないとの
ことなので本当にホッとしました。
それから企業経営という意味では
以下のことを感じました。
ひとつは、「睡眠の重要性」です。
以下は本で読んだ内容です。
（「働き方改革」小室淑惠著）
６時間睡眠を続けると２週間後には
酩酊と同じくらいの能力低下が
起きるとのこと。
アメリカの睡眠学者が２００３年に
６時間と８時間睡眠グループで行った
調査でそういう結果が出ているのです。
６時間睡眠。
日本の成人の方の中にはそれくらいの
睡眠時間の人が多いのでは
ないでしょうか？
そうすると日本人は睡眠という
観点からも生産性が低くなりやすい
ということが言えてしまいます。
また、睡眠不足が蓄積されてしまうと、
精神的ストレスやショックを
受けやすくなる。
そして回復するのにも、普段より
２倍、３倍も時間がかかってしまう。
という悪循環になってしまうとのこと。
つまり睡眠が足りないと能率が悪くなる。
それだけでなく、
普段なら気にならないことでも
ショックを受けてしまう。
しかも回復に時間がかかってしまう。
ということで、睡眠不足には
いいことが一つもないのです。
更に、人間の脳が集中力を
発揮できるのは起床後、
１２～１３時間が限界だそうです。
だから朝６時に起きたら、
夜６時過ぎてくると能率が低下する。
つまり残業しても集中力が続かないので
もったいないということです。
それから、二つ目に考えたこと。
それは、
「仕事を従業員にある程度任せる大切さ」
です。
これには三つの理由があります。
一つ目は、経営者自身のためです。
つまり先ほど上で述べた理由です。
経営者が一人で仕事をたくさん
抱え込んでしまうと、
経営者に物理的にも精神的にも
負荷がかかってしまう。
睡眠不足とそれによる思考力低下や
精神面・肉体面への影響を及ぼす。
という理由です。
今回の私の親戚のケースも、
仕事を抱え込んでしまっていたことが、
少なからず関係していると思います。
もし、もっと仕事を任せていたら
事故は避けられた可能性はあります。
二つ目は、人材育成や従業員の
やる気の観点という理由です。
任せないと、人は育たない。
意欲のある人の場合なら
「社長は自分のことを信用してくれて
ないのかな？」
と思うかもしれません。
人は同じことしか任せてもらえないと
暫くするとつまらなくなる。
段々やる気もなくなる。
次第に何も考えなくなる。
そうなると、何か新しいことを
やってもらおうとすると、
今度は、面倒くさいと思うように
なってしまう。
だから、どんどん新しいことを任せる。
当然責任の丸投げではうまくいきません。
しっかりフォローする体制が必要です。
最初は多少時間がかかります。
だから、多くの経営者や幹部は、
足元の忙しもあって、自分で
やってしまうケースも多いようです。
部下を育てないといけないけど、
自分でやったほうが早いし。。。
というのは実際よく聞く言葉です。
ただ、やはり少し先を見据えた場合、
人を時間かけて育成するということは
企業の基礎体力増強に繋がります。
そこを考え、今我慢するという判断が
大事なのだと思います。
そして最後、三つ目は、
企業の維持・成長・発展のためです。
経営者は当然ながら、
経営のことを考える時間を
たくさん作らなければいけません。
今の世の中、環境変化が激しいです。
色々と戦略を考えていかないと、
現状を維持することすら
難しい世の中だと思います。
その経営者が、実務に追われていたら
どうなるででしょう？
いつの間にか周りの環境変化に
ついていけず、気づいたら手遅れ
ということは無きにしも非ずです。
私が尊敬しているある経営者の方は
自分は実務は半分で残りの半分は外を
自由に回ることという方も
いらっしゃいます。
きっと、自分の中にはない気づき（知恵）
や環境を得るためなのでしょう。
ということで
『睡眠の重要性』
『仕事をある程度従業員に任せる大切さ』
という２つのお話でしたが、
いかがでしたでしょうか？
私は、改めて
能力を発揮できるよう身体を休める！
足元の仕事はどんどん部下に任せる！
経営者は、将来に向けた準備を進める！
これが大事だと思いました。
遠方でもあり、ある程度近しい親戚で
色々な事情もあり上記の事を直接
伝えることが、が中々難しい状況でも
あります。
親戚に命に別条がなかったのは
本当に幸いでした。
ただ、今回の事故で色々と考えて改善して
くれるだろうと信じています。
今はゆっくり休んで早く回復するのを
祈るばかりです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
＜今日のありがとう＞
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し．．．
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今日は、信用保証協会のＨさんへの
ありがとうです。
たまに、信用保証協会の関連する
企業診断という仕事をさせていただいて
おります。
ご希望いただいた企業さんを訪問して
課題を探り出し、それに対しての
具体的な改善提案をさせていただく
というお仕事です。
Ｈさんとは、３回くらいご一緒させて
いただきました。
そのＨさん、今年一杯で退職されることを
先日お電話でお聞きしました。
企業さんとの日程調整や
診断後のフォローなど
面倒だったと思いますが、
色々とお世話になりました。
そんなＨさんに改めて感謝です。
「Ｈさん、ありがとうございました」
「これからは完全引退されて
ゆっくりされるとのことで
第２の人生を楽しんでいただければ
と思います」
「それではまた！」
「いつまでもお元気でいて下さい！」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように！
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