【第二章 #07】人が自分から動きたくなる条件 ~「もっと主体性を」と言う前に、考えられる環境をつくっていますか?~
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皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.575
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【第二章 人が育つ環境のつくり方 #07】
人が自分から動きたくなる条件
~「もっと主体性を」と言う前に、考えられる環境をつくっていますか?~
こんにちは。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳です。
経営者の方とお話をしていると、
こんな言葉を聞くことがあります。
「うちの社員は、言われたことしかやらないんです」
「もっと自分から動いてほしい」
「もう少し責任感を持って仕事をしてほしい」
会社をより良くしていくためには、
社員一人ひとりが自分で考え、
自分から行動してくれることはとても大切です。
でも私は、社員が自分から動かないとき、
すぐに「本人の主体性がない」
と決めつけないようにしています。
なぜなら、
従業員の方と直接お話をしていると、
少し違った姿が見えてくることが少なくないからです。
■「責任感がない」のではなく、責任感を持っている
私はこれまで、さまざまな会社で
従業員の方のお話を聞いてきました。
そこで感じるのは、
“ほとんどの人は、自分に与えられた仕事を
きちんとやろうと思っている”
ということです。
良かれと思って仕事をしている。
会社のためにと思って行動している。
自分なりに責任を持って取り組んでいる。
それでも、仕事では失敗することがあります。
そのときに、
「だからあなたは責任感がないんだ」
と言われてしまう。
私は、ここに少し違和感があります。
“責任感を持って仕事をしていた。でも、問題が起こった”
だったら、考えるべきなのは、
「なぜ問題が起こったのか?」
ではないでしょうか。
仕事の手順に問題があったのか。
情報共有が足りなかったのか。
確認する仕組みがなかったのか。
そこを一つひとつ見て、改善すればいい。
私は、
“「問題が起こったこと」と
「その人に責任感がないこと」は、
必ずしも同じではない”
と思っています。
人を責めるのではなく、起こった事象に焦点を当てる。
その方が、会社にとっても、働く人にとっても
意味のあることだと思うのです。
■「主体性を持って」と言われても、主体性が何なのかわからない
もう一つ、よくあるのが、
「もっと主体性を持って仕事をしてほしい」
という言葉です。
でも、これまで、
「言われたことをきちんとやりましょう」
「決められたルールを守りましょう」
と教えられてきた人に、
「もっと主体性を持って!」
と言っても、
「主体性を持って働くって、どういうこと?」
となってしまうのではないでしょうか。
自分で考えて動くことをこれまで求められてこなかった。
何かを決めるのは上司。やり方を決めるのも上司。
そんな環境の中で、
「もっと自分で考えて」
と言っても、すぐにできるものではありません。
私は、
“「考えられない」のではなく、「考えることに慣れていない」”
という場合が、かなりあると思っています。
だから、それを本人の能力の問題にしてはいけないと思うのです。
■「あなたならどうする?」にも、注意が必要です
社員に自分で考えてもらうために、
「あなたならどうする?」
と聞く。
これは、とても良い問いかけだと思います。
ただし、
誰にでも同じように聞けばいいわけではありません。
特に中小企業では、
従業員一人ひとりの経験や性格、
仕事への慣れ方は大きく違います。
普段から自分の意見を言うことに慣れている人なら、
「私はこう思います」と答えられるでしょう。
でも、そうではない人もいます。
突然、
「あなたならどうする?」
と聞かれても、
「……すみません、わかりません」
となってしまう。
それは能力がないからではありません。
“今まで自分で考える機会が少なかったから、
考えることに慣れていないだけかもしれません”
それなのに、
「そんなことも考えられないのか」
と言われてしまったら、
「自分はダメな社員なんだ」
と思ってしまうかもしれません。
これでは、主体性を引き出すどころか、逆効果です。
だからこそ経営者や上司は、
“自分の目線ではなく、相手の目線に立って考えること”
が大切なのだと思います。
例えば、
いきなり、
「あなたならどうする?」
ではなく、
「AとBなら、どちらがいいと思う?」
と聞いてみる。
答えが出てきたら、
「どうしてそう思ったの?」
と聞いてみる。
そうやって少しずつ、
「自分で考えていいんだ」
という経験を積んでもらう。
人によって、問いかけ方も、任せ方も、
成長するスピードも違います。
だからこそ、
“「人を育てる」のではなく、
「その人が育つ環境をつくる」”
という視点が大切なのだと思います。
■人が自分から動く前に、必要なもの
では、人が自分から動くためには、
何が必要なのでしょうか。
私は、テクニックよりも先に、
“「この人は、自分のことを大切にしてくれている」”
と思ってもらえることが必要だと思っています。
「この人なら信頼できる」
「この人には本音を話しても大丈夫」
「失敗しても、頭ごなしに責められない」
「自分のことをちゃんと見てくれている」
そう思える関係があってこそ、
「ちょっとやってみようかな」
「自分なりに考えてみようかな」
という気持ちが生まれるのではないでしょうか。
だから私は、経営者や上司には、
“まず、相手の心をつかんでほしい”
と思っています。
もちろん、これは一朝一夕にはできません。
話すことが得意な社員もいれば、
自分から話すことが苦手な社員もいます。
そんなとき、
「もっと積極的に話して」
と本人を変えようとするのではなく、
まずは上にいる人間の方から心を開く。
こちらから声をかける。
相手の話を聞く。
その人が頑張っていることを見つける。
そして、
「ありがとう」
「助かっているよ」
「いつも頑張ってくれているね」
と伝える。
そうした小さな積み重ねが、
少しずつ信頼関係をつくっていくのだと思います。
■「君がいるから、会社が回っている」
前回の投稿で、
「ありがとう」の本当の意味について書きました。
私は、感謝とは単に、
「何かをしてもらったから、お礼を言う」
ということだけではないと思っています。
“「あなたの存在を認めること」”
も、感謝の大切な意味の一つです。
社員が何か特別な成果を出したから、
「ありがとう」
ではありません。
毎日きちんと仕事をしてくれている。
誰かが困っているときに声をかけている。
誰にも気づかれないところで仕事を支えている。
そうした一つひとつが積み重なって、
会社は成り立っています。
だから経営者から、
「君がいることに感謝している」
「君がいるから会社が回っている」
「君のことを大切に思っている」
という気持ちが伝わったらどうでしょう。
人は、
「この会社のために、もう少し頑張ってみよう」
「自分にできることはないかな」
と思えるのではないでしょうか。
私は、
“人が自分から動く原点は、
「自分は大切にされている」と感じること”
なのではないかと思っています。
■人を動かすのではなく、心が動く環境をつくる
「もっと責任感を持ってほしい」
「もっと主体性を持ってほしい」
「もっと自分から動いてほしい」
経営者として、そう思うことは当然です。
でも、その前に一度だけ、考えてみてほしいのです。
“その人が責任感を持って働ける環境を、
私はつくっているだろうか?”
“その人が自分で考えてもいいと思える環境を、
私はつくっているだろうか?”
そして何より、
“「この人のために頑張りたい」と
思ってもらえる関係を、
私はつくっているだろうか?”
人は、命令されたから動くこともあります。
でも、
“「この人の期待に応えたい」”
“「この会社のために何かしたい」“
と思ったとき、人は自分から動き始めます。
そのために必要なのは、
人を動かすためのテクニックではないのかもしれません。
相手を信じること。
相手を尊重すること。
相手の目線に立つこと。
その人に合わせて、少しずつ考える機会をつくること。
そして、
「あなたがいてくれて、ありがとう」
という気持ちを伝えること。
そうした日々の積み重ねが、
少しずつ人の心を動かしていく。
私は、
“人を動かすことが経営者の仕事なのではなく、
人が自分から動きたくなる環境をつくることが、
経営者の大切な仕事なのではないか”
そう思っています。
そして、その環境をつくることが、
人を育て、会社を強くしていくのだと思います。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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先日、地元の長久手古戦場公園で
大河ドラマ「豊臣兄弟」の
パブリックビューイングがあったので
行ってきました。
丁度、小牧長久手の戦いのシーンが登場する
回に併せ、皆で観ようということで
開催されたイベントでした。
地元高校生の吹奏楽演奏、
岩崎城刀劇隊による演武と剣術体験
お城好きラジオDJのクリスグレンさんと
日進の岩崎城歴史記念館の学芸員
「ミスターこまなが」こと・内貴健太さんの
スペシャルトーク
そして、大画面でのパブリックビューイング
その後、ドラマの制作統括・堀内裕介氏による
アフタートーク
私は途中のスペシャルトークからの
参加でしたが、どれも充実していて
本当に行って良かったなと思いました。
多分、家で普通に番組を観賞しているのと比べて
10倍くらい楽しめたのではないかと思います。
500年以上も前に、正に今自分が
いるこの地で、歴史に残るドラマが
繰り広げられ、そして、そのお陰で
今自分達が生きている時代に
繋がってきているのだということを
強く感じました。
また、今自分達が安心して生活していられるのは
そういった先人たちの様々な貢献や犠牲があるからこそ
だと思うと、本当に感謝しなければいけないなとも
思いました。
こういった思いはイベントに参加したからこそ
湧きあがってきたものなのだと思いました。
そういう意味でも、
人間って、普段とは違うところに行って何かをする
普段はやらないことをやってみる
というのが大事なんだなと思いました。
今回、イベントを企画いただいたのは
長久手市の観光交流協会ですが
スタッフの皆さん、そして、
イベントを盛り上げていただいたゲストの方々に
感謝です。
素敵なイベントをありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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