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心動かす企業経営 vol.112
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<親子だから伝わらない。承継問題>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
思っていることを口頭で的確に
伝えるのって
案外難しいものですよね。
ある事業承継の支援で
こんなことがありました。
そこで感じたのが、親子だからこそ、
コミュニケーションがかみ合わない事
もあるということです。
その企業様はあるお店を親子で
経営されていました。
先ず、最初に、ご理解いただきたいのは
この親子さんは普段仲が悪いという
わけではありません。
代表権については、何年も前に
息子さんに移っている。
でも実質の経営権はまだご両親がメインと
なっていて
ご両親からなかなか経営を
全面的に任せてもらえないんですよ。
という息子さんご夫婦からのお話でした
ただ、ご両親に伺うと、決して、
そんな風に思ってらっしゃるわけでは
なかったのです。
お話を伺っていると、事業承継
していく必要性はすごく感じて
いらっしゃる。
ご両親なりに息子さんたちが困らずに
ちゃんと引き継げるよう準備もされて
いました。
息子さん夫婦の体力的なことを
すごく心配されている。
だから自分たちがやれるところは
手伝ってあげないといけない。
要は、ご両親は、親心の部分が多大にあるのです。
息子さんたちのことを心配して、
まだ自分たちが頑張らないと
いけないと思っている。
自分たちの成功させた店なので
そのまま、息子たちが困らないように
出来るだけ自分たちが頑張れるうちは
頑張って引き継ぎたい。
私や私の両親もそうでしたが、
親は自分の子供に苦労を
させたくないので、なんとか自分の方法で
子ども達を守りたい。
それが親の本能なんだと思います。
そこがそもそもこの問題の本質なのかも
しれません。
でも、そういう親たちの方法で
という部分が、子供としては嫌で、
もう子供扱いしないで欲しい。
任せてほしいと思う部分なのだと思います。
私もそうですが、皆さんも親にそんな思いを
抱いたことはあるのではないでしょうか?
私の息子もすでにそう感じている部分が多々
あるようにも思いますが。。。
そしてまた、仕事に対する冷静な議論に
関しては、親子であるからこそ、
なかなか困難な事もあるかもしれません。
近しい関係ほど、ダイレクトに自分の感情を
表してしまい易い。
他人とは違い、こじれても
すぐに関係を修復出来るので
遠慮せずに言葉を発してしまう。
その結果、お互いが冷静に
話せなくなってしまう。
そして、伝えたいことが
きちんと伝わらない。。。
では、こういった問題を
避けるにはどうすればいいか?
ひとつは、今回のように我々のような客観的に
判断できる専門家が第三者として
間に入るということ。
これは承継の場合や特に親子承継の場合、
必ず行った方がよいと思っています。
ダイレクトだと、先ほど述べた通り、
話しが感情的になり停止してしまう。
でも間に入った人が、それぞれから
いったん話を聞く。
そしてそれを双方に冷静に伝える。
それだけでもだいぶ変わります。
そして、もうひとつ大事なこと。
それは、見える形で文章にして整理する。
そしてそれをもとに論理的に
話し合うということです。
要は、具体的に、
何が気になっているのか?
今気になっていることがどんな状態に
なっているのか?
そういったことをきちんと書き出す
ということです。
きちんと書き出せば、基本的には
それを読めば、わかります。
書いた文章は、
決して感情的な言葉は発しません。
変な方向に行きにくくなります。
だから、私は、それぞれから伺った話を
まずは『見える化』することにしました。
息子さんご夫婦が気になっていることは
何か?
その課題は何か?
そしてそれをどういう方向で検討・対応
していけばいいのか?
ご両親はどう考えているのか?
というところまで紙に落として
整理しました。
そして、それをひとつずつ、
息子さんご夫婦と内容を確認しました。
そうすると、
「両親がそんな風に考えているのだ
ということがわかり、
それだけでも安心した」
「自分たちがモヤモヤとしていたことを
全てうまく言葉にしてもらっています」
と言っていただけました。
また、
「今回頼んで本当に良かった。
自分たちだけでは、絶対に進められないと
思います。」
「先回、両親と話をしていただいた後
両親がスッキリしたのか、とても機嫌が
良かったです」
「ありがとうございました」
と言っていただけました。
親子や夫婦は近すぎるからこそ、
お互いを思いやっているからこそ
時にはコミュニケーションが
うまくいかなくなることがある。
そんなときは、やはり我々のような
存在が付加価値を出せるのだという事を
改めて実感しました。
そして、コミュニケーションギャップを
解消するには、
紙に落として『見える化』して整理する
ということ。
それもとても大事なんだということを
改めて感じました。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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今日、私が資格を保有している
中小企業診断士の協会に行く用事が
ありました。
そしたら、新しい女性の職員さんが
入られていたのです。
私の顔を見るなり、元気に、
そして素敵な笑顔で、
「こんにちは!」
そして、
「今週から新しく働かせていただくことに
なりましたHです」
「金本先生、どうぞよろしく
お願いいたします!」
とご挨拶いただきました。
なんか、たまにいらっしゃいますよね。
その人がいると、パッと
全体の雰囲気が明るくなる人って。
そのHさん、まさにそんな感じで、
とても心地よかったんです。
そして、自分もこんな風に
なれたらいいなあと。。。
周りを明るくできる存在
幸せな気持ちにさせられる存在
ということで、今日は素敵な
笑顔で、幸せな気持ちをいただいた
そんなHさんへ感謝です。
「Hさん、ありがとうございました」
「Hさんの元気な笑顔で、なんか
今日一日幸せな気分になることが
できました」
「自分も見習いたいです。
ありがとうございました!」
「またお会いした時にも素敵な笑顔を
見せてください!」
「楽しみにしてます!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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