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「生産性を上げたい経営者ほど、最初に取り組むべき『心への投資』」

  • 執筆者の写真: 金本 淳
    金本 淳
  • 7 時間前
  • 読了時間: 9分
浜名湖
浜名湖

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.540

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<「生産性を上げたい経営者ほど、

最初に取り組むべき『心への投資』」>

 

 

おはようございます。フェリーゼス経営支援事務所の金本淳(かねもとあつし)です。

 

「従業員がなかなか成長しない」

そんな悩みを抱えていませんか?

 

OJTで仕事は教えているし、スキルや作業手順も伝えている。

それでも思うように人が育たないと感じる経営者の方は少なくありません。

 

実はその原因は、能力ややる気の問題ではなく、

人を育てるための時間の使い方にあるかもしれません。

 

その時間を使う先とは。。


つい後回しにされがちな「心の教育」。


しかし、ここに向き合わなければ、どれだけ仕組みを整えても生産性は上がらないのです。

 

なぜ、人は育たないのか。

そして、経営者が本当に取り組むべき育成とは何なのか。

今回はその本質についてお話しします。

 

 

【従業員が成長しない本当の理由】

 

「従業員がなかなか成長しないんです」


これは、経営者の方とお話をしていると本当によく耳にする言葉です。


ただ、その背景をじっくり伺っていくと、ある共通点が見えてきます。

それは

育成や成長のための時間が、実質的に確保されていない

ということです。


忙しい中でも

「うちはOJTで仕事を教えています!」

とおっしゃる企業は多くあります。


確かに、現場で仕事をしながら教えるOJTはとても大切です。


しかし、そのOJTで教えている内容をよく見ると、ほとんどが

「仕事のやり方」「作業の手順」「技術やスキル」

に偏っているケースが非常に多いのです。


もちろん、スキルや技術は必要です。けれど、それだけでは 人は育ちません

 

 

【人が本気で成長するために必要なもの】

 

では、人が意欲を持って働き、成長していくために本当に必要なものは何でしょうか。

 

私は、

「自分の働く会社やお店のことを好きになれるかどうか」

ここが一番大きいと感じています。


そして、自社を好きになってもらうためには、順番があります。

 

まずは

  • 経営者のことを好きになってもらうこと

  • 一緒に働く仲間のことを好きになってもらうこと

 

人は誰でも、好きな人のためなら頑張れます。多少大変なことがあっても、

「あの人のためなら」

「この人たちと一緒なら」

と思えた経験、誰にでもあるのではないでしょうか。

 

それは仕事も同じです。

「この社長のためなら頑張ろう」

「この仲間と一緒なら、もう少し踏ん張れるかもしれない」

そう思えたとき、人は自ら考え、工夫し、乗り越えようとします。

 

つまり、やる気を引き出す源泉は、スキルや知識ではなく“感情” なのです。

 

 

【スキルを教えても成果につながらない理由】

 

どれだけ仕事のやり方を教えても、どれだけ立派なマニュアルを整えても、本人にやる気がなければ、良い仕事にはつながりません。

 

最近は、生産性向上のために

  • システムを導入する

  • 業務フローを見直す

  • IT化を進める

 

こうした取り組みをされている企業も多いと思います。それ自体は、とても重要なことです。

 

ただ、それ以上に大切なのは、「この会社で頑張りたい」と思える土台づくり 

ではないでしょうか。

 

その土台となるのが、自社を好きになってもらうための「心を育てる教育」いわゆる 心の教育 です。

 

これは、経営理念の浸透とも深く関係しています。

 

 

【なぜ心の教育が後回しになるのか】

 

とはいえ、現実は簡単ではありません。

 

多くの企業が

  • 人手不足

  • 人件費や原材料費など各種コストの上昇

  • 働き方改革による残業制限

 

こうした厳しい環境に置かれています。

 

結果として、

「とにかく今日の業務を回すだけで精一杯」

「育成に時間を割く余裕がない」

という状態に陥ってしまっている企業が少なくありません。

 

その結果、心の教育、理念の共有、対話の時間は真っ先に削られてしまう。

 

けれども、それこそが人が育たない一番の原因 になっているのです。

 

 

【人の成長は、地道な毎日の積み重ね】

 

従業員の成長は、一朝一夕で起こるものではありません。魔法のような研修も、即効性のある育成方法も存在しません。

 

成長とは、

  • 日々の声かけ

  • 小さな対話

  • 考えを共有する時間

  • 想いを伝える積み重ね

 

こうした 地道な毎日の投資の結果 です。

 

しかし、すぐに成果が見えないからこそ、人は「すぐに結果が出る業務」

に時間を取られてしまいます。

 

売上を上げる業務を回すトラブルに対応する

 

それらは確かに重要です。ただ、そればかりに追われた結果、「人を育てる」という本質的な投資が後回しになってしまっている。

 

これが、人が育たない企業の実態だと私は思います。

 

 

【人への投資をやめた企業の未来】

 

人の成長への投資は、すぐに利益として返ってきません。だからこそ、つい削ってしまいたくなる。

 

けれど、やらなかったツケは、必ず将来に回ってきます。

 

・人が定着しない・指示待ち社員ばかりになる

・現場が疲弊する

・経営者がいつまでも現場を離れられない

 

こうした状態に陥ってから慌てても、立て直しには時間がかかります。

 

私は、「今の利益を多少犠牲にしてでも、人への投資は続けるべき」だと思っています。

 

なぜなら、それをやらなければ、長期的に生き残れないからです。

 

 

【心の教育は「意識して時間を取る」しかない】

 

心の教育は、忙しい中で「ついでに」できるものではありません。

 

意識して

  • 時間を取る

  • 場をつくる

  • 想いを言葉にする

 

これをやらなければ、決して伝わらないものです。

でも、ここに本気で取り組めれば、状況は変わります。

 

自社のことを好きになってもらえれば、従業員は成果を出すために知恵を出します。言われなくても工夫します。そして、自然と頑張るようになります。

 

多くの企業は、生産性が上がらない原因を「能力」や「仕組み」に求めます。

けれど、本当の原因は 心の部分が育っていないこと にある場合が少なくありません。

 

 

【経営改善の第一歩として、何に取り組むか】

 

もし、自社の経営改善に本気で取り組もうと考えるなら、まず最初に向き合うべきは、

「自社を好きになってもらうための心を養う教育」

ここではないでしょうか。

 

スキル教育の前に、制度改革の前に、まずは人の心に目を向ける。

 

それが結果として、生産性を高め、業績を安定させ、経営者自身を楽にしてくれると、私は強く感じています。

 

人は、心で動きます。だからこそ、心を育てる。

 

皆さんの会社では、そのための時間を、きちんと確保できているでしょうか?

 

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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先日、地元商工会の視察会に参加しました。

 

行先は、ハウス食品の静岡工場、

そして浜松のエアパークでした。

 

ハウス食品では、レトルトカレーの

工場を見学させていただきました。

 

しかし、すごいですね。

大手の食品の工場はほぼ全自動なんですね。

とにかく人がいない。

 

普段中小企業の食品工場は見ていますが、

中小企業ではやはり人が結構の役割を

担っていますからね。

 

しかも工場に入るのに、静脈認証が

採用されているのもさすが大手さん。

 

さすが食品工場は食の安全の担保が

生命線なのでそこまで厳しいんだなと

思いました。

 

 

食事を挟んで、午後はエアパーク訪問です。

 

昨年、ブルーインパルスを見てから

航空機って格好いいなあと少し興味を

持つようになったのですが、

ああいう戦闘機に乗って飛べたら

本当に素敵だろうなと思います。

 

ただ、自分の場合、乗り物酔いしやすいので

あんな高速で、グルグル回ったりしたら

耐えられないでしょうけれど(笑)

 

それから、シアターで自衛隊の精鋭部隊の

紹介映画を見たのですが、

こういう方々が自分達の知らないところで、

日本の安全のために日々訓練して頑張って

くれているんだなあと思うと

少し感慨深いものがありました。

 

世の中、色々な職業の人がいて

そういう普段自分達の関わりのない人たちが

いてくれるから成り立っていることが

沢山あるんだろうなと改めて思いました。

 

 

ということで、今回は

ハウス食品、浜松エアパークに感謝です。

 

ありがとうございました。

楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

今日も素敵な一日になりますように!

 

 

 

 

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【発行責任者】金本 淳

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