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失敗を奪うことは、成長の機会を奪うこと。子育てと経営はよく似ている

  • 執筆者の写真: 金本 淳
    金本 淳
  • 27 分前
  • 読了時間: 8分
矢作ダム
矢作ダム

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.534

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<失敗を奪うことは、成長の機会を奪うこと。子育てと経営はよく似ている>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。



今回は自転車のパンク修理事例をもとに

「失敗」の大切さについて考えてみました。



失敗が教えてくれるもの〜自転車のパンクから学んだ成長の本質〜


先日、土砂降りの中、息子が少し不機嫌な

表情で帰ってきました。

「もうあの自転車には乗りたくない」


理由を聞くと、またパンクしたとのこと。


びしょ濡れになりながら、4キロ近い道のりを

自転車を押して帰ってきたそうです。


前回の修理から、まだ1週間ほどしか

経っていませんでした。


実は、この半年の間に何度もパンクを

繰り返しており、息子にとっては

すっかりストレス源になっていたようです。



そして、そのたびに修理しているのは私。


毎回きちんと修理しているつもりだったの

ですが、今回ばかりは

「なぜこんなに頻繁にパンクするのだろう?」

「自分の交換の仕方が悪いのかも?」

と、ちょっとだけ責任を感じてしまいました。


そこで、今回はいつも以上に丁寧に念入りに

タイヤとチューブを点検することにしました。



すると、

わずか1週間前に交換したばかりの

新品タイヤの横側に亀裂が。


しかも、以前と同じ位置です。


これはさすがにおかしいと思い、

タイヤだけでなく周囲のパーツにも

目を向けてみると、原因はすぐに見つかりました。


なんと、

ブレーキの当たる位置が微妙にズレており、

ブレーキシューの端が鋭利に削れ、

刃物のような形状になっていたのです。


その刃がブレーキをかけるたびにタイヤに

接触し、少しずつタイヤを切り裂いていた。。。


それがすべての原因でした。


この原因を突き止めた瞬間、なぜか私は

大発見をしたようなすごく嬉しい気分に

なりました。



失敗を繰り返したからこそ、たどり着けた答え


私はこの経験を通じて、

ふとエジソンの名言を思い出しました。


「私は失敗したことはない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」


「成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことである」


「失敗者の多くは、諦めた時にどれほど成功に

近づいていたか気づかなかった人たちだ」


失敗は、挑戦を続ける者だけが手に入れられる

“プロセス”であり、“財産”だということ。



「自転車のパンクくらいで何を大袈裟な」

と思う方もいるかもしれません。


しかし、何度も失敗し、そのたびに

取り外し方やセッティングの仕方など

試行錯誤しながら、ようやく本当の原因に

たどり着いたという意味では、

まさに“失敗は成功の母”を体現したような

ケースだと私は思ったのです。


さらに言えば、修理の経験を積むことで、

チューブ交換のスキルも確実に上達してきました。


今回の原因究明によって、ブレーキの構造や

仕組みまで理解が深まりました。


もしすべてを自転車屋さんに任せていたら、

こうした知識やスキルは一切

身につかなかったはずです。


自分でやったからこそ色々学べたと言う訳です。


そういう色んな意味で、

何かすごく成長できた感覚を味わえたのです。



人は失敗からこそ成長する


振り返ってみると、人生においても

仕事においても、

「大きく成長できた」

と実感できるのは、うまくいった時ではなく

“失敗した時”

ではないでしょうか。


うまくいった時には達成感や自信が得られます。


しかし、自分を変え、底力を

引き出してくれるのは、たいてい失敗の方です。


失敗するから人は考える。

考えるから学ぶ。

学ぶから成長する。


つまり、失敗こそが学びと成長をもたらす

最大の“教材”なのです。



ところが現実社会では、

失敗が歓迎される環境はそう多くありません。


特に私たちが育ってきた学校教育は、

「正解を効率的に出す」

ことが評価される仕組みでした。


暗記中心、指示通りに正解を出す型の教育。


「決められた通りにできる人」が評価され、

「自分で考える人」はむしろ“厄介”

とされることもありましたが、

これからは逆なのだと思います。



子供の成長は親がどれだけ我慢できるかによる


それからもうひとつ、今回のこの話を

書いていて昔の自分のことを思い出しました。


今でこそなくなりましたが、そう言えば、

息子が小学生くらいまでは、

自分の子供が失敗しないように

ついつい色々と口を出していました。


自分で考えさせずに、

「こうしたほうがいい」

「もっとこうすればいいんだ」

とすぐに自分の経験則から正解を

教えてしまっていたのです。


これはよく言えばアドバイスなのですが、

実は本当のアドバイスではなかったのだと

思います。


多分これは私だけでなく、多くの親が

そうなのかもしれません。


でも本当の教育と言うのは、

失敗しないように制限するのではなくて、

子供を信頼して口をださずに見守ること。


例え失敗しそうでも敢えて口を出さずにいる。


失敗するのがわかっていても

あえてそれを我慢して見守ることが、

子供を成長させ、生きる力を与えることに

なるのではないかと思うのです。


そして、

これからの時代に求められるのも

そうやって育てられた人物、

つまり、

正解を素早く出せる人ではなく、

「自分で考え、挑戦し、失敗しながら進める人」

なのだと思うのです。



失敗できる環境が、人も企業も育てる


これは企業でも同じです。


経営者が挑戦しない企業は、

従業員も挑戦しません。


挑戦しなければ、大きな失敗をすることは

ありません。


しかし同時に、

大きな成功も手に入らないでしょう。



従業員を成長させたい、

主体性を持って動く人材を育てたい

と思うのであれば、

経営者自身が率先して挑戦する姿勢を見せること、

そして、

企業側が「失敗できる環境」を用意することも

欠かせないでしょう。


失敗を許容する文化を持つ企業は、

挑戦が連鎖し、挑戦がノウハウを生み、

やがて企業力へと育ちます。


一方、失敗を恐れる企業では、

社員は

“言われたことだけを安全にこなす人材”

に留まり、組織の可能性も

縮小していくのだと思います。



失敗を恐れない人が増えれば、社会はもっと面白くなる


今回のパンクの件で、私は改めて

「失敗するって本当にありがたいことだ」

と確信しました。


失敗とは、人生からの贈り物です。


挑戦するから失敗が生まれ、

失敗するから学びが生まれ、

学びがあるから成長がある。


たとえ小さなことでも、

失敗の先に進もうとする姿勢こそが、

人生を豊かにする。


息子のパンク騒動を通じて、

そんな当たり前で、

でも忘れがちなことを

再認識することができました。



そしてこの先、

もし息子が何かに失敗したとしても、

こう言ってあげたいと思います。


「それは失敗じゃなくて、まだ途中なだけだよ」

「どんどん失敗すればいい」と。



ご参考になれば幸いです。



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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先日、私が継続的に支援している

企業さんの補助金が採択されました。


私としては何度かお手伝いさせて

頂いている補助金の申請ですが

無事に採択されて良かったです。



取組内容は書けませんが、

時代を捉え企業の強みを活かせる

すごく可能性のある事業です。


支援先なので、これから具体的に一緒に

詳細を詰めながら進めていけるので

非常に楽しみです。



しかし、補助金というのはうまく使えれば

有難いものですね。


何百万円、何千万円もの補助額を利益で

稼ごうとすると本当に大変なことです。


それを補助して頂けるのは本当に感謝ですね。


もちろん、

自分達の税金で賄われている訳ですから、

無駄にしてはいけませんので、

最大限効果を発揮できるよう私も全力で

支援をしていきたいと考えています。



でも、ひとまず補助金の制度、

そして

それを活用させていただけることに感謝です。


ありがとうございます!




最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師

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