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「もっと早く買えばよかった…」毛玉取り器が教えてくれた中小企業の“顧客開拓戦略”

  • 執筆者の写真: 金本 淳
    金本 淳
  • 8 時間前
  • 読了時間: 8分
モリコロパーク
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【皆様に幸運が訪れますように!!】


古い毛玉取り器を10年以上使い続けてきた我が家。 しかし、最近どうしても毛玉が取れないという “小さな困りごと” に直面したのをきっかけに、新しい毛玉取り器を購入してみました。 すると、これまでのストレスが一気に解消され、 「もっと早く買っておけばよかった…」 と感じるほどの快適さ。

この体験は、ビジネスにおいて非常に重要な気づきを教えてくれます。

それは──どんなに良い商品やサービスでも、 「気づいてもらわなければ存在しない」 という厳しい現実。

人が動くタイミング、見つけてもらう仕掛け、そして具体的な強みを伝えることの重要性について、実例を交えながら考えてみたいと思います。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.538

=================


<「もっと早く買えばよかった…」

毛玉取り器が教えてくれた中小企業の“顧客開拓戦略”>



おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




先日、妻が毛玉取りを新しく購入しました。


それまで10年以上前に買った

パナソニック製を使い続けていました。


ただ最近、気に入った服の毛玉処理を

しようとしたところ、

なかなかきれいに取れない。


「さすがに限界なのか?でも毛玉取りなんて

どれを使ってもこんなものだろう…」


そんなふうに思っていたようですが、

ふと比較サイトで評判の良い毛玉取りが

紹介されおり、試しに上位に入っていた

一つを購入してみました。


値段は2,400円ほど。


届いて使ってみた瞬間、

妻が衝撃を受けていました。


古い毛玉取りで苦労していた毛玉が、

ものの数秒で“サッ”と取れるのです。

しかも短時間で、仕上がりがきれい。


従来品は乾電池式でしたが、新しいものは

コンセントの電源式でパワーも凄い。


あまりの快適さに、妻は思わず

歓喜の声を上げていました!


「こんなんだったら、

もっと早く買っとけばよかった~…」


毛玉取りという、

たかが家事の一つの話かもしれません。


しかし、

この体験は私に大きな気づきを

与えてくれるものでした。



■「便利なものがあっても、人は気づかない」という事実


私たちは、古い毛玉取り

に明らかにストレスを感じていました。


でも、

「毛玉取りなんてこんなものだろう」

という思い込みで、

買い替えを検討することすら

していなかったのです。


今回、たまたま

“どうしても気にいっている服の毛玉が取れない!”

という状況にぶつかったことで、

初めて検索し、新しい商品を知りました。


これはつまり、


“人は、便利なもの・優れたものが

世の中にあっても、それに気づかない限り

行動しない”


ということ。


そして、この構造は家庭用品に限らず、

あらゆる商品・サービスで同じではないかと

思うのです。



■優れた商品やサービスがあっても、たどり着いてもらえない


これはビジネスの現場でもよく見られます。


どれだけ企業が素晴らしい商品やサービスを

持っていても、

顧客は


“現状に致命的な不満がない限り、わざわざ行動を変えない”


のです。


企業間取引でも同様です。


・担当者との関係性がある

・取引先と長年の慣れがある

・切り替える手続きが面倒

・大きなトラブルがなければ変えようと思わない


このような理由で、たとえ

より良いサービスが市場に存在しても、

検討すらされないことがほとんどです。


つまり、


“「良い商品をつくれば売れる」

というのは幻想であり、

そもそも「知ってもらえるステージ」

に立つこと自体が難しい”


という厳しい現実が存在します。



■では、どうすればいいのか?


結論はシンプルです。


① まず気づいてもらう仕掛けを作ること。


当たり前ですが、

存在に気づいてもらえなければ、

何も始まりません。


大企業はこれをよく理解しています。


だからこそ膨大な広告費を投じ、

PR・宣伝・露出・イベントなど、

あらゆる手段でターゲットに

気づいてもらう努力をしています。


iPhoneが世の中を変えたのも、

製品が優れていたからだけではありません。


広報・広告・発表イベント、店舗体験など、

あらゆる方法で

“気づかせる活動”

を徹底したからこそ、爆発的な普及が

起こったのです。


しかし、

中小企業の多くはここを怠っています。


・従来と同じ営業手法のまま

・既存顧客だけに頼る

・SNSもやるが更新頻度はバラバラ

・情報発信も中途半端


市場が縮小し続ける現代では、

これでは顧客に出会えません。



■「気づいてもらう」には、まず自社を深く知ることから


気づいてもらうためには、企業自体がまず


・どんな強みがあるのか

・どんなこだわりがあるのか

・誰の役に立てるのか

・他社とどう違うのか


を言語化しておく必要があります。


しかし、

多くの経営者とお話をしていて感じるのは、


“本当の強みを理解できていない”


ケースが実に多いということです。


強みを聞くと、例えば


・品質にこだわっています

・丁寧な対応をします

・柔軟に対応できます


といったような回答がよく返ってきます。


ただ、これはどれも“当たり前”です。

差別化にはなりません。


強みとは

“他社と比較して、明確に秀でている具体性”

が必要です。


例えば、


・ダイソンなら「吸引力が変わらない」という明確な強み

・製造業なら「○○加工の精度が±3/1000mm以内」という具体性

・飲食店なら「出汁を毎朝5時にとり直し、添加物を一切使わない」などの事実


こうした具体性があって、初めて“他社と違う武器”になります。

そしてそれを発信することで、初めて顧客は


「ん?これは他と違いそうだ」


と気づき、興味を持ち始めます。



■気づいてもらう努力をしているか?


今回の毛玉取り器の一件は、ビジネスに

置き換えると非常に示唆に富んでいます。


私たちが新しい毛玉取り器に出会えたのは、

“どうしても取れない毛玉に直面した”

という偶然のきっかけがあったからです。


でも、企業の多くは、

その偶然に頼った集客しかできていません。


顧客はあなたの商品を待ってはいません。

あなたのサービスを探してくれません。

「もっと良いものがあるかも?」と調べもしません。


だからこそ企業がすべきことは明確です。



◆今日のまとめ


・どんなに良い商品・サービスでも、気づいてもらえなければ存在しないのと同じ

・人は現状に致命的な不満がなければ、行動を変えない

・だから“気づいてもらう仕掛け”が必要

・その仕掛けには、具体的で差別化された強みの言語化が欠かせない


皆さんの会社は、

“気づいてもらう仕掛け”

を作れていますか?


もし「特に何もしていないな」と思ったなら、

ちょっとこの投稿をご参考に、

自社の強みやこだわりを改めて

考えてみていただければと思います。



また、

どうしたら良いかアドバイスが欲しい

という方は、是非ご相談いただければと

思います。


私が一緒に御社の強みやこだわりを整理し、

必要なら、それらをどう活用するか

具体的なしくみづくりもお手伝い可能です。


これまでも色々な企業やお店で実践し

ご好評いただいているやり方で

ご支援させていただきます。



ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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先日、中小企業診断士の受験校でご一緒

してたAさんと食事に行きました。


Aさんとは色々なご縁で繋がり仲良くさせて

いただいてます。


今回、しばらくぶりにお会いして

嬉しいのと楽しいのが混じり

ついついお酒が進んでしまいました。


帰りの地下鉄で、ちょっと酔ったせいで、

強烈な睡魔に襲われうつらうつらと

してしまいました。


今の日本は平和なので電車で寝てても

何か盗まれるということはほぼなく

有難いことです。


まあそれはさておき、

Aさんは、どんな話でも興味を持って聞いて頂けて

いつも非常にありがたい存在です。


お陰様で、今回もいつもと同様、色々お話出来

とってもいい時間を過ごすことができました。



いつも気にかけていただき、

お食事に行けることに

本当に感謝です。


ありがとうございました!

また是非ご一緒しましょう。

次回も楽しみにしています!




最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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