トヨタで学んだ“リスクの本質”:「まだ大丈夫」が一番危ない理由
- 金本 淳
- 12 時間前
- 読了時間: 9分

皆様に幸運が訪れますように!!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
心動かす企業経営 vol.555
=================
<トヨタで学んだ“リスクの本質”:「まだ大丈夫」が一番危ない理由>
こんにちは。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもと あつし)です。
前回の記事では、
「社長が気づいていない会社の衰退サイン5つ」
についてお伝えしました。
ではなぜ、そのようなサインが出ているにも
関わらず、多くの会社は手を打たないのでしょうか。
その理由は非常にシンプルです。
「まだ大丈夫」と考えてしまうからです。
しかし私はこれまで多くの企業をご支援する中で、
ある共通点を見てきました。
それは、
“「まだ大丈夫」と言っている会社ほど、
気づいたときには手遅れになっている“
という事実です。
今回は、その理由と、
ではどう考えるべきかについてお伝えします。
(あなたの会社のリスク度がわかる
「簡易診断シート」も用意しています)
1.「まだ大丈夫」は“過去”を見ている言葉
「売上は少し落ちているが、まだ黒字だから問題ない」
「人は辞めたが、現場は回っている」
「忙しいから、うちは大丈夫だと思う」
こうした言葉は、決して珍しいものではありません。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
それは、これらの判断がすべて
“「過去の結果」に基づいている”という点です。
売上や利益は、これまでの積み重ねによって
生まれたものです。つまり、今見えている数字は
「少し前の状態」
を映しているに過ぎません。
一方で、本当に見るべきなのは、
・問い合わせの変化
・顧客の質
・リピート率
・従業員の状態
といった、“これから”に関わる変化です。
「まだ大丈夫」という言葉は、未来ではなく過去を見ているサインなのです。
2.衰退は、静かに進む
会社の衰退は、ある日突然起こるものではありません。
むしろその多くは、
非常にゆっくり、そして気づかれない形で
進んでいきます。
・常連客が少しずつ減っている
・若手社員が定着しない
・紹介が減っている
・値引き交渉が増えている
・取引は安定しているが1社依存が進んでいる
こうした変化は小さく、「まだ大丈夫」
と判断されがちです。
しかし、この“小さな違和感”を放置した結果、
気づいたときには手を打てない状態になっている。。。
これが、多くの企業で起きている現実です。
ここまでお読みいただいて、
「もしかすると自社にも当てはまるかもしれない」
と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、この“違和感”は非常に曖昧で、
日常の中では見過ごされてしまいがちです。
そこで、簡単に現状を確認できるように、
“「会社のリスク状態」をチェックできる簡易診断”
をご用意しました。
数分で終わる内容ですので、一度客観的に見直してみてください。
(診断シートはこちら↓↓↓)
3.「未来を見る」経営者は何をしているのか
ここで、ある製造業の社長のお話をご紹介します。
その方は、
「経営で一番大切なのは、生産を止めないことだ」
とおっしゃっていました。
そして、その前提に立った上で、
日々こうしたことを考えているそうです。
・機械が故障しないように日々メンテナンスを行う
・材料や資材を安定して確保できるようにする
・世界情勢を見ながら、価格変動を予測し仕入れのタイミングを考える
・従業員が健康で働き続けられる環境を整える
などです。
つまり、「問題が起きてから対応する」のではなく、
“「問題が起きないように先回りして考えている」”
のです。
実際にその社長は、
コロナ禍の際もいち早くリスクを察知し、
迅速に対応することで被害を最小限に抑えました。
また、現在も中東情勢などを踏まえ、
資材価格の高騰を見越して、
早い段階で在庫を確保するなど、
すでに手を打たれています。
この話を聞いたとき、私は強く感じました。
“経営者の仕事とは、「未来を見ること」なのだと”
4.「現状を維持したい」生き物である
一方で、多くの経営者は日々の業務に追われています。
その結果、
「今は忙しいから後で考えよう」
「これくらいなら問題ない」
「今までも大丈夫だった」
といった判断になりがちです。
これは決して特別なことではありません。
人は本能的に、現状を維持しようとする生き物だからです。
しかし、経営においては、
この“自然な反応”
がリスクになります。
なぜなら、環境は常に変化しているからです。
5.「忙しい=順調」という誤解
特に注意したいのが、「忙しさ」です。
忙しいと、「うちはまだ大丈夫だ」
と感じやすくなります。
しかしその中身を見てみると、
・利益の薄い仕事ばかり増えている
・本来やるべき改善に手が回っていない
・属人化が進んでいる
といった状態になっているケースも少なくありません。
本当に順調な会社は、
忙しくても“考える余白”があります。
一方で、忙しさに追われている会社ほど、
未来を見る余裕を失っていることが多いです。
6.対応が遅れるほど、選択肢は減る
経営の怖いところは、「タイミング」です。
早い段階であれば、
・方向転換
・組織改革
・商品やサービスの見直し
など、いくらでも手を打つことができます。
しかし、「まだ大丈夫」と判断し続けた結果、
・資金がない
・人がいない
・時間がない
という状態になると、選択肢は一気に狭まります。
「まだ大丈夫」という言葉は、
未来の選択肢を減らしてしまう可能性があるのです。
7.では、どう考えるべきか
重要なのは、
「未来から逆算して考えること」
です。
先ほどの製造業の社長のように、
・何が止まると会社が止まるのか
・そのリスクは何か
・今のうちにできることは何か
を一つひとつ考えていくことです。
その積み重ねが、結果として会社を守ることにつながります。
8.まとめ
会社にとって本当に危険なのは、
「問題がある状態」
ではありません。
「問題に気づかず、“まだ大丈夫”と思えてしまう状態」
こそが最も危険です。
そして、成長し続ける企業は例外なく、
「未来を見て、先に動いている」
という共通点があります。
今の延長線上に未来があるとは限りません。
だからこそ、一度立ち止まり、
未来から今を見直してみてください。
9.ご相談について
「自社のリスクを客観的に把握したい」
「何から手を打つべきか整理したい」
そうお考えの方は、一度外部の視点を
入れてみることをおすすめします。
私は起業する直前までの5年程は、
トヨタ自動車にて、
全世界のリスクマネジメント体制の構築を主導し、
さまざまなリスクを“未然に防ぐ”仕組みづくりに
関わってきました。
リスクは、起きてから対応するものではなく、
「起きる前にどう備えるか」
がすべてです。
そしてトヨタはそれが機能しているからこそ、
ホンダやニッサンが苦戦する中、
何とか踏ん張り続けられているのだと思います。
その考え方は、中小企業の経営においても
本質的に同じです。
当事務所では、
現状の整理から潜在的なリスクの可視化、
そして具体的な打ち手の設計までを
サポートしています。
「まだ大丈夫」と思えている今だからこそ、
一度立ち止まって現状を見つめ直す機会に
していただければと思います。
お気軽にご相談ください。
ご参考になれば幸いです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
=================
先日、マンションの中庭の草取りに参加しました。
業者が年に何回か来て、
刈り取り作業を行ってくれるのですが、
たまたまお声掛けがあったので
参加してみることにしました。
これまでは、どちらかと言うと
草取りは業者がやってくれるから
任せておけばいいと思うタイプでした。
ただ、今回はなぜかわかりませんが、
たまには、草取りも面白そうだから
ちょっとやってみるのもいいかと
思えたのです。
土曜日の朝、天気も良く心地よい気候の中、
わずか40分程でしたが、
7名で少しおしゃべりなどしながらの
草取りは楽しかったです。
ただ、ひたすらスコップで掘り、草を取っていく
という作業でしたが、普段気づかない色々なことが
発見できたのも何か得した気分で嬉しかったです。
中庭にはこんな色んな種類の草花が生えていたんだ
この草は土の中にこんなに沢山の根っこがあるんだ
苔の生え方がすごく綺麗だなあ
鳥の声が綺麗だなあ
など
最近、よくここでも書いていますが
物事は捉え方次第
草取りと聞くと面倒くさい
という気もしますが、
皆でやれば楽しいですし、
色々な発見もあります。
やった後も、きれいになった中庭を見ると
すごく心もすっきりし、充実感がありました。
こういう風に思えるようになった自分も
少し成長したということですかね。
それはさておき、今回草取りの
お声掛けいただいたAさん
そして、参加された皆さんに感謝です。
貴重な時間を
ありがとうございました!
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
◆読者からの励ましの声が、
何よりもエネルギーになります。
あなたからの感想・コメント、
お待ちしています。
お気軽に、コメントください
【本メルマガについて】
このメルマガは、
・働く人のヤル気であふれ
活き活きと働ける職場を作りたい
・働く人が持てる能力をフルに発揮しながら
成長してもらいたい
・成り行きではなく明確なビジョンを
持って、経営を進めたい
・経営者と従業員がそのビジョンに向かって
一体となって進んでいきたい
・仕事を通じて世の中に貢献したい
そんな中小企業経営者の皆さまや
企業経営に関わる方々にお役に立てれば
という想いで発行しています。
このメルマガでは、
自分自身のサラリーマン時代の経験や
実際のコンサル現場での経験などから、
日々感じたことを情報発信
させていただきます。
その中で、ワクワクドキドキ心動かす
企業・お店づくりのヒントを提供しながら、
お役に立ちたい。
そして自分自身も一緒に豊かな人生を
目指して成長していきたいと考えています。
メルマガへの想い詳細はこちら
◆フェリーゼス経営理念◆
ワクワクドキドキ、
働く人の人生を豊かにする
コンサルティング
◇フェリーゼスミッション◇
経営者と従業員が、
毎日会社に行くのが楽しみで仕方がない
ワクワクドキドキで一杯の
中小企業づくりをサポートします!
ご興味ある方、詳細はこちら
【公式サイト】
【個人Facebook】
【公式ブログ】
(過去のメルマガもアップしています)
***************************************
心動かす企業経営
【発行元】フェリーゼス経営支援事務所
【発行責任者】金本 淳
経済産業大臣登録 中小企業診断士
豊田市働き方改革アドバイザー・講師
【住所】
〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718
【お問い合わせ】 info@feli-zes.biz
=========================
























コメント