強い組織をつくる社長は「人」をこう見ている
- 金本 淳
- 1 日前
- 読了時間: 11分

皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.552
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<強い組織をつくる社長は「人」をこう見ている>
こんにちは。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもと あつし)です。
前回は、
「社員に経営者のことを好きになってもらうには、
経営者自身が先ず社員を好きになること」
そして、そのために
「従業員の良いところを意識して探すこと」
というお話をしました。
そうは言っても、中々良いところを
意識するのは難しいものです。
実際、経営者の方とお話ししていると、
「うちの社員は、どうもここがダメで…」
「どうしてこんなミスばかりするんだろう…」
といった感じで、どうしても社員の
「課題や問題点」に焦点をあてて語る場面は
珍しくありません。
また、これは経営者に限った話でもありません。
実は私たち誰もが、日常生活の中で
同じようなことをしてしまっていると思うのです。
例えば、恥ずかしながら私自身も家庭の中で
妻や息子に同じようなことをしてしまっています。
良いところがたくさんあると分かっているのに、
つい悪いところが目についてしまい、
余計な一言を言ってしまう。
そして、後になって
「あんな言い方をしなければよかった」
と反省するのです。
おそらく、多くの方が同じような経験を
お持ちなのではないでしょうか。
では、なぜ人は、相手の良いところよりも
悪いところの方が気になってしまうのでしょうか。
1.人が欠点に目が行くのは「性格」ではなく「本能」
気になって調べてみたところ、
実はこの現象には心理学的な理由がありそうです。
人間の脳には
“ネガティビティ・バイアス”
と呼ばれる傾向があるそうです。
これは、
良い情報よりも悪い情報の方を強く記憶し、
注意を向けやすいという性質です。
人類が進化してきた過程では、
「危険に敏感な個体」の方が
生き残りやすかったと言われています。
物音に対して「ただの風だろう」
と楽観視するよりも、
「猛獣かもしれない」
と警戒した人の方が命を守ることができたのです。
つまり、人間の脳はもともと
「悪いことに気づきやすいように設計されている」
ようなのです。
今の時代さすがに猛獣に襲われることは
ありませんが、この脳の仕組みだけは
そのまま残っているようなのです。
そのため、良いことがいくつもあっても、
たった一つの欠点やミスの方が強く印象に
残ってしまうということなのでしょう。
2.経営者ほど「短所」に敏感になる理由
特に、経営者という立場にある人は、
この傾向がより強く表れやすいのだと思います。
というのも、経営者の仕事そのものが
・問題を見つける
・リスクを察知する
・改善点を探す
という「不足や異常を発見する能力」
に支えられているからです。
売上の低下、
品質のばらつき、
顧客からのクレーム、
こういった問題にいち早く気づき、
手を打てる人ほど経営者としては優秀です。
つまり、社員の欠点がよく見えるというのは、裏を返せば
“経営者としての能力が高い証拠”
でもあるのです。
ただし、この経営者に求められる能力が、
こと人間関係の面ではマイナスに
働いてしまうことがあるのです。
3.「短所を見る経営」と「長所を見る経営」
人の見方には大きく分けて二つの方向があります。
一つは、短所に焦点を当てる見方です。
この見方が強い組織では、どうしても
次のような雰囲気が生まれやすくなります。
・指摘が多い
・減点方式の評価
・失敗を恐れて挑戦しない空気
社員は常に「ミスをしないこと」を最優先に
行動するようになり、結果として
組織全体の活力が失われていきます。
一方で、成長している企業の経営者に
多く見られるのが、長所に焦点を当てる見方です。
・できている点に目を向ける
・強みを伸ばす
・挑戦を評価する
このような環境では、
社員は安心して意見を出し、
新しいことに挑戦するようになります。
その結果、組織には前向きなエネルギーが
生まれやすくなります。
4.「長所を活かす効果の方がはるかに高い」
以前にもお話ししましたが、
長所を伸ばす方が、短所を改善するより
“効果が高くやりやすい”。
また、長所が伸びると、
“短所も引きずられて改善”する傾向があるのです。
それに、良い所は全く褒めないで、
悪いところばかり指摘されると、
その相手のことが嫌いになってしまいます。
これをやってしまうと経営者としては致命的です。
それから、何度も同じことを指摘するのは
返って逆効果でもあります。
人は一度指摘されると頭の中では理解します。
ただ、理解しても繰り返してしまうのが人間なのです。
つまり、
自分の悪い部分は自分自身が一番良くわかっている。
その状態でそこをまた改めて指摘されると
気持がなえてしまうのです。
5.欠点ばかり見てしまう癖を変える方法
とはいえ、ただ単に
「明日から長所だけを見る」
と決意しても簡単に変えられるものではありません。
そこで、現実的に実践しやすい方法を三つご紹介します。
① 欠点に気づいたら、長所も一つ探す
誰かのミスに気づいたとき、
「この人の良いところは何だろう」
と意識的に考えてみてください。
これを続けることで、脳の焦点が徐々に変わっていきます。
② 言葉にする前に「本当に必要な指摘か」と自問する
その指摘は、相手の成長や会社のために
本当に必要なものなのか。
それとも単なる感情的な反応なのか。
指摘したい感情にかられた時に、
すぐに言葉を発せずに3つ数えてください。
一度立ち止まるだけでも、無用な発言や衝突は
大きく減ります。
③ 長所を意識して言葉にする
人は指摘よりも承認によって動機づけられます。「この部分は助かったよ」
「丁寧にやってくれてありがとう」
といった言葉を敢えて口にする。
その一言は、想像以上に大きな影響力を持っています。
さらに、これだけでは難しいと思われるかも
しれませんので、これら三つの実践を
よりやりやすくする大切な考え方もご紹介しておきます。
6.今いる社員で経営していくという現実
一つ目は、
「今いる社員でやっていくしかない」
という現実を認識することです。
人手不足が深刻化している現在、
社員を簡単に入れ替えることはできません。
仮に採用できたとしても、
即戦力になるとは限りませんし、
教育にも時間とコストがかかります。
つまり、経営者にとって現実的な選択肢は
・社員を嘆くか
・今いる社員で最善を尽くすか
のどちらかしかありません。
嘆いても状況は変わりません。であれば、
「このメンバーでどうすればもっと良い会社にできるか」
と前向きに考えたほうが得策です。
そうやって考えられると、
自然と長所を見る実践もやりやすくなるのでは
ないでしょうか?
7.社員は「いて当たり前」の存在ではない
もう一つは
“従業員の存在に対する感謝”です。
世の中には数えきれないほどの企業があります。
その中で、ご縁があって自分の会社を選び、
時間と労力を使って働いてくれている人がいる。
この事実は、本来とても有難いことです。
人手不足が深刻な時代において、
社員として会社に来てくれる人がいる
というだけでも、経営者にとっては大きな支えなのです。
そもそも社員がいなければ成立しない仕事も多くあります。
経営者一人では、会社は成り立ちません。
それにもかかわらず、
日々一緒に働いていると、
その有難さを忘れてしまい、
「できていないこと」
ばかりに目が向いてしまうのです。
でも上の様に考えてみると、
心の底から感謝の気持ちが湧いてくるのではないでしょうか?
そうなると長所にも自然と目が向きやすくなると思うのです。
8.感謝の視点が、長所を見つける力を育てる
人は誰も完璧ではありません。
どんな優秀な人にも欠点はあります。
しかし逆に言えば、
“どんな人にも必ず価値や強みがある”
ということでもあります。
「この人のどこに感謝できるだろうか」
そう考える習慣を持つと、不思議と
相手の良いところが見えてくるようになります。
・毎日遅刻せずに来ている
・地味な作業でも文句を言わずにやってくれる
・お客様には丁寧に接している
こうした当たり前のように見える行動も、
実は会社を支えている重要な価値です。
9.組織も家庭も、「どこを見るか」で関係は変わる
これは職場だけでなく、家庭でも同じです。
冒頭でお話ししたように、
私自身も妻や息子の欠点をつい指摘してしまう
ことがあります。
しかし冷静に考えれば、
良いところ、感謝すべきところの方が
圧倒的に多いのです。
それでも欠点に目が行ってしまうのは、
人間の自然な反応です。
だからこそ、
意識的に視点を変える努力が必要になります。
人間関係は、相手のどこに焦点を当てるか
によって大きく変わります。
これは夫婦関係でも、親子関係でも、
そして会社の中でも同じだと思うのです。
10.強い会社の社長は「可能性」と「感謝の心」を重視
成長している企業の経営者に共通しているのは、
・社員の可能性を見る力
・社員への感謝の気持ち
の二つです。
現在の能力だけでなく、これから伸びる部分を見る。
「この人がいてくれることで会社が回っている」
という事実に感謝する。
感謝の気持ちは社員の存在価値を認めている証拠でもあります。
そして、このような視点が、
社員の安心感と主体性を育て、結果として
組織全体の力を高めていくのだと思うのです。
11.人の見方が変われば、組織は変わる
強い組織をつくる社長は
・人の欠点ではなく可能性を見る
・過去の失敗ではなく未来の成長を見る
・不足ではなく存在価値を見る
という視点を持っています。
これは特別な才能ではなく、
意識して身につけることができる
「見方」の違いです。
そしてこの見方が変わるだけで、
社員の行動や組織の雰囲気は驚くほど
変わってくるのだと私は思います。
今日お伝えした内容が参考になったという方は
是非実践してみてください。
また、もし
・社員の育成が思うように進まない
・組織の雰囲気を良くしたい
・人の見方を変えることで会社を成長させたい
そうお考えでしたら、お気軽にご相談ください。
経営者の想いや会社の状況をお聞きしながら、
組織のあり方について一緒に考えるお手伝いをしています。
経営は数字だけでなく、人によって成り立っています。
だからこそ、
「人をどう見るか」
は経営そのものに直結する重要なテーマだと思うのです。
人に対していい見方ができれば、
仕事も人生もきっと楽しいものになると思います。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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今回は上に書いたからではありませんが
原点に返って、自分の家族、親族、友人、知人
私に直接関わってくださっているすべての方に
ありがとうを言いたいと思います。
感謝の言葉を伝えようと、
まわりに私自身述べているにもかかわらず
正直、人に面と向かって
感謝の言葉を伝えるということが
以前は全くできていませんでした
そして、今でこそ他人の良い部分を褒めてあげたり
感謝の気持ちを意識して述べられるように
なってきましたが、ただ、自分の家族をはじめ
まだまだ、できていないのも事実です。
本当に自分に関わってくださっている方達は
本当に有難い存在だと心から思っています。
まとめてしまって恐縮ですが、
皆さん本当にありがとうございます!
これからもより一層感謝の気持ちを忘れずに
誰に対しても接していきたいと思いますので
よろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
◆読者からの励ましの声が、
何よりもエネルギーになります。
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