「うちは大丈夫」と思っている会社ほど見落としている“沈黙のサイン”
- 金本 淳
- 6 時間前
- 読了時間: 10分

皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.556
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<「うちは大丈夫」と思っている会社ほど見落としている“沈黙のサイン”>
こんにちは。フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
前回は「“まだ大丈夫”と考えている会社ほど危険な理由」
についてお伝えしました。
今回はその続きとして、もう一歩踏み込みます。
それが「社員が本音を言わなくなった会社」
です。
会社が本当に危なくなるとき、
それは多くの場合“静かに”進行します。
大きな問題が起きるわけでもなく、
売上が急激に落ちるわけでもない。
むしろ表面上は、「特に問題はない」ように見える。
しかしその裏で、組織の弱体化は確実に進行していきます。
そしてそのサインが、『社員の“沈黙”』
ではないかと思うのです。
1.「風通しがいい会社」の落とし穴
経営者の方と話していると、よくこう言われます。
「うちは風通しはいいと思います」
「特に不満は上がってきていません」
ですが、不満が上がってこないこの状態こそ
注意が必要な時があるのです。
社員は最初から本音を言わないわけではありません。
言っても変わらなかった。
否定された。
言ったら面倒なことになった。
その積み重ねの結果、
「言わない」という選択をしている
かもしれないのです。
つまり、問題がないのではなく
“問題が見えなくなっている状態”
です。
また、
「そもそも何を言ったら良いかわからない」
という場合もあります。
2.こんな兆候があれば要注意
社員が本音を言わなくなった会社には、
いくつか共通するサインがあります。
① 会議で誰も反対しない
「いいと思います」が続く会議。
一見すると理想的ですが、
これは“納得している”のではなく、
無関心の可能性があります。
② 質問が出ない
説明に対して誰も質問しない。
理解しているからではなく、
「聞いても意味がない」
あるいは
「関心がない」。
敢えて関わらないようにしている状態です。
③ 改善提案が出てこない
言われたことだけをやる組織。
それ以上は何も出てこない。
完全な指示待ち状態です。
ここで一つ、現場でよく感じることがあります。
実は、
“「言われたことだけやればいい」
と本気で思っている人も一定数いる“
ということです。
そういう人は、会社を良くしようとか、
提案しよう
という発想自体がありません。
仕事はあくまで「お金を稼ぐ手段」。
そこに成長ややりがいを見出すという考えもない。
というか、
仕事はやり方次第で、楽しくなり
成長ややりがいにつながる
ということが頭の中に全くない。
だから当然、自分から何かを発信することもありません。
一見すると「やる気がない人」と見えますが、
私はそう単純ではないと思っています。
こうした人たちは、
『“仕事の面白さ”や“認められる経験”を
ほとんどしてきていない』
ケースが多いのです。
だからこそ大事なのは、いきなり意識を
変えさせようとすることではありません。
小さなことでもいいので、認める・褒めることです。
人は、認められるから動きます。
小さな成功体験の積み重ねが、
「もう少しやってみようかな」
という気持ちを生みます。
そうした環境ができて初めて、
仕事への関心や、会社への興味が芽生えてきます。
④ 退職理由がいつも前向き
「新しいことに挑戦したい」
「キャリアアップのため」
一見ポジティブですが、本音は語られないままです。
そして、静かに去っていく。
つまり、会社へのフィードバックが完全に止まっている状態です。
⑤ 雑談が減り、空気が重い
笑顔が少ない。
会話が業務連絡だけ。
組織の空気は、数字以上に正直です。
もしこれらが3つ以上当てはまる場合、注意が必要です。
3.見落とされがちな“もう一つの危険な状態”
もう一つ、コンサルの現場でよく見る
非常に危険な状態があります。
それが
「○○さんがいるから働いていますが、
その人がいなくなったら辞めると思います」
という状態です。
これは一見すると問題なさそうに見えます。
優秀で、しっかり働いている。
給料も払っている。
評価もしている。
経営者は
「満足して働いてくれている」
と思っている。
しかし実態は違います。
会社に対する信頼ではなく、
“特定の人”に対する依存で成り立っている状態です。
この状態の怖さは、
その人が辞めた瞬間に一気に崩れることです。
特に優秀な社員ほど、こうした構造の中で静かに耐えています。
4.なぜこれが起きるのか
このような状態になる背景には、
共通した経営の盲点があります。
それは
「条件を整えれば人は満足する」
という思い込みです。
給料を払っている。
役職も与えている。
評価もしている。
だから大丈夫。
しかし実際には、
人が会社に残る理由はそれだけではありません。
日々の関係性。
安心して話せる空気。
雑談の中での信頼。
こうした“非公式なコミュニケーション”が、
組織を支えています。
ここが抜けていると、表面上は安定していても、
内側は非常に脆い状態になります。
経営者が気づかないうちに、
うちは大丈夫だろうと思っているうちに、
社員の中に不満がたまっている場合があるのです。
5.ではどうすればいいのか
やるべきことは、決して難しくありません。
社員ができるだけ生の声をあげられるように
していくのです。
① 否定せず、まず受け取る
意見に対して評価する前に、受け止める。
② 結論を急がない
すぐに答えを出さず、考えさせる。
③ 小さなことでも認める
特に発信が少ない人ほど、丁寧に関わる。
④ 日常のコミュニケーションを増やす
雑談を含めて、普段から話す。
これらはすべて、特別なスキルではなく“姿勢”です。
6.まずはここから始めてください
と言っても、急に人間は変われるものではありません
また、仮に最初の一歩として、
例えば、いきなり会議で
「反対意見はありますか?」
と聞いてみる。
というのも一つの方法ではありますが、
これも現実的ではありません。
というのも今まで発言してこなかった人が
そう言われて急に発言しだすというのは
考えにくいからです。
そもそも社員側が
「人前で意見を言うことに慣れていない」
のもあります。
またこれまでに、
「言っても聞いてもらえなかった」
「発言しづらい空気だった」
という経験があれば、なおさらです。
そうした状態の中で、いきなり会議の場で
「反対意見は?」
と聞かれても、多くの場合、沈黙が続きます。
だからこそ大切なのは、順番です。
まずやるべきは、
会議で発言できるような前さばきです。
具体的には
経営者自身が現場に足を運び、
日常的なコミュニケーションを増やすこと
です。
こう言うと、
「十分に社員とはコミュニケーションはとっています」
と反論される方もいます。
でも、よく調べてみると、社員の立場では
逆の認識の場合もあるので要注意です。
何も特別な話をする必要はありません。
・ちょっとした雑談
・仕事の合間の軽い声かけ
・時には冗談を交えた会話
こうした“何気ないやり取り”の積み重ねが、
信頼関係をつくります。
そして、この信頼関係こそが、
本音を引き出す土台になります。
それができて初めて、
日々の会話の中で、
少しずつ「どう思う?」と意見を聞いてみる。
最初は小さなことで構いません。
そうやって一人ひとりとの関係性を築いていくことで、
徐々に“話しても大丈夫な空気”が生まれてきます。
その状態ができて初めて、
会議の場での発言も増えていきます。
つまり——
会議で意見を引き出すのではなく、
日常で関係性をつくった結果として、
会議で意見が出るようになる。
この順番が非常に重要です。
焦らず、丁寧に。
まずは現場に足を運び、
声をかけることから始めてみてください。
その一歩が、組織の空気を変えるきっかけになります。
7.まとめ
会社の問題は、ある日突然起きるわけではありません。
気づかないうちに、静かに進行していきます。
そして
『本音が消えた組織は、確実に弱っていきます』
「まだ大丈夫」と思っている今こそ、
一度見直してみてください。
尚、組織の問題は、
表面には見えにくく、気づきにくいものです。
だからこそ、
第三者の視点で整理することも効果的です。
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・自社の課題を整理したい
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という方は、お気軽にご相談ください。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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この週末は天気が良かったので
メダカの水槽を掃除しました。
冬の間は活性も下がっていることもあり
掃除を控えていたので久しぶりに
水槽がきれいになりスッキリしました。
何でもキレイにすると心も晴れ晴れして
気持がいいですね。
去年誕生したメダカも少しずつ大きく
なってきているのがよく見えます。
孵化した時は2,3ミリであんなに
小さかったのが
今や2センチくらいに成長しています。
生き物の成長って不思議ですし、
元気に成長してくれるのは
なぜか無性に嬉しいですね。
何よりメダカをぼんやり眺めていると
癒されるのがいいです。
ということで、
今回はキレイに気持ちよくなった水槽と
メダカたちにありがとうです。
また、今年も新しい命が誕生することも
楽しみにしています。
メダカさん、そして綺麗になった水槽さん
清々しい気持ちを
ありがとう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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