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心動かす企業経営 vol.220
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<スノーボードと仕事は同じ?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先回も少し触れましたが、先日2年ぶりに
岐阜のダイナランドにスノーボードに
行ってきました。
リフトに乗りながら、一緒に行った
コンサル仲間と話をしていて、
ふと思ったことがありました。
「そういえば、若い時スノーボードを
やり始めてから3,4年は、毎週末
必ずゲレンデに通っていたなあ。。」
「毎週行きたくて行きたくて、
週末になるのが楽しみで仕方が
なかった」
「でも、今も行きたいという気持ちは
あるけど、最近はせいぜい多くて
年に1回」
「昨年に関しては、1度も
行かなかったよなあ。。。」
「何が昔の自分と
変わったのだろう??」
なんて。。。
滑っていて、楽しいのは
昔も今も変わらない。
でも毎週でも行きたいような
情熱は今はない。
なぜあんなにも大きかった情熱が
今は小さくなってしまったのか?
子供が生まれて、しばらく
行けなかったから熱が冷めた?
子供が、幼稚園の時くらいから
再開したが、子供がそこまで
興味を持たなかったから?
怪我をして懲りたから?
他に興味があることができたから?
色々な要因があるとは思います。
でもどれもズバリというものでは
ありません。
でも、そうやって考えているうちに、
これだなと思ったことがひとつあります。
それは、「成長」です。
スノーボードを初めてやった時。
衝撃的でした!
何が??
全く手も足も出なかった。。。
立つことすらままならなかった。。。
ゲレンデを見ていると、
さも簡単そうに滑っている人たちが
います。
でも自分は恐る恐る立ちあがるのが
精いっぱい。
斜度があり勝手にボードが
動いてしまうと、すぐにバランスを
崩して転んでしまう。
全くコントロールできないので、
ボードのエッジにひっかかって、
思い切り強くこける。
スキーと違って、
両足を固定されているので、
何もできずになすがまま。
その衝撃はすさまじく、
スキーでこける時とは全く違います。
なんていうか、頭から星が飛ぶ感じ(笑)
なんでこんなに痛いんだと思いました。
1日目は、とにかく、
こけて痛い思いをした印象しか
ありません。
多分、実際こける以外殆ど何も
できてなかったような。。。
でも、みんなができているのに、
自分が出来ないのが悔しくて
仕方がありませんでした。
だから必然的に、そこから私の
スノーボードへの情熱の火が
メラメラと燃え上がっていったのでした。
そして、ゲレンデ通いがスタートです。
できる限り、行ける日は
とにかくゲレンデに通いました。
正確にはどうだったか覚えていません。
それでも、最初数回は、
全然できなかったと思います。
でも回数を重ねていくうちに、
緩い斜度のところで何とか立って
恐る恐る少しは滑れるようになる。
そうすると今度はターンの練習をして、
何とか片側でターンができるようになる。
そして次は逆側でのターンも。
その間も体中を転んで打ちまくって、
痛い思いをしました。
それでも、
そんなことを何回も繰り返しながら、
少しずつ上達していきました。
ある程度、基本の動作ができるように
なるまでは時間は多少かかりました。
でも、そのあとは、メキメキと
上達していったように思います。
少しジャンプしたり、
逆向きのスタンスで滑ったり、
とにかく、行くたびに上手く
なっていくのを実感できました。
その頃に、毎週行きたいという
モチベーションを生んでいたのは、
やはりうまくなりたい
という気持ちだったんだと思います。
そして、実際、行くたびに、
何かしら上達している自分を
感じることができました。
だから、楽しくて、ワクワクしていた。
それが原動力となっていたのだと
思います。
つまり、
「成長」
がそこにはあったのです。
一方で、今はどうか?
ある程度、自分のできる限界に
達してしまった。
これ以上やっても、
そんなに変わらない。
つまり「成長」があまり
感じられなくなった。
この差が大きいんだと思います。
確かに、今でも雪山に行って
スノーボードで滑るのは
すごく楽しいし気持ちがいい。
でも昔のような情熱がなくなったのは、
「成長」の加減が大幅に減ったから
なのだと思います。
やはり、人間のモチベーションを
掻き立てるものは、
「成長」
なのだと思いました。
そして、これは、趣味の世界だけでなく、
仕事でも同じではないかと思います。
新入社員のころを思い出してみると
確かにそうだなと思います。
最初は、何も仕事のことがわからない
状態でした。
仕事をしている先輩の姿を見て、
ただただ、すごいなあと思っていました。
正直、自分が先輩たちのように
バリバリ働いている姿が
想像できなかったです。
ちゃんと仕事をしていけるのだろうか
という不安もありました。
でもそんな状態でも、
先輩から少しずつ仕事を与えられ、
それをひとつひとつこなしていく。
そんなことを繰り返しているうちに、
知らぬ間に、仕事の知識やスキルを
身に着けていけた。
上司である先輩が、その過程で、
褒めてくれたりしながら、
あるいは
小さな目標を設定してくれながら、
うまく私のやる気を出させるように
動機づけてくれたことも大きいと
思います。
褒められると、やはり嬉しかったですし、
目標を達成すると充実感を味わうことが
できました。
そして、自分も少しは役に立てるように
なってきたんだという実感も自信も
湧いてきました。
だから、もっと仕事ができるように
なりたいと思ってまた頑張った。
そんなサイクルを繰り返し、
そして、気が付いたらある程度、
自分で仕事を回せるように成長していた。
仕事で目標を達成するのは、
スノーボードでいう右ターンが
できるようになったなど、
自分が何かひとつ技術を身に着けた
達成感や満足感、
そして、先輩が褒めてくれるのは、
風をきりながら、気持ちよく滑ることが
できた爽快感というご褒美、
と同じなのかもしれません。
そうやって、ひとつの仕事が
一人前に出来るように成長する。
そうすると、今度は、少し仕事の幅を
広げて違う仕事を担当する。
あるいは、
違う部署で新しい仕事を担当する。
そうやって、また同じように、
新しい仕事を覚えながら成長していく。
これが、同じ仕事ばかりを
ずっとやらされていたら、
成長はある程度で止まってしまいます。
ワクワク感もなくなってくるからでしょう。
そうすると、例え、その仕事が
昔は楽しい仕事だと感じていたとしても、
モチベーションを保つのがだんだんと
難しくなってしまいます。
それは、私が今は、昔ほどスノーボードに
行きたいと思わなくなったのと同じだと
思います。
そして、新しい仕事に関しても、
単に新しい仕事を与えればいい
というものではないと思います。
その際に大事なこと、
それは、成果を出せるよう適切に
サポートし、導いてくれる
上司や先輩の存在です。
それがなければ、
上手くはいかないでしょう。
こんな風に考えると、やはり、
従業員にやる気をもって、
仕事に取り組んでもらうには、
「成長」を感じられるしかけ
が必要なのだと思います。
つまり、安心して仕事に
取り組めるサポート体制や、
適切な目標の設定、
そして、できるようになったら、
褒めてあげること、
人の役に立っていることを
実感できるしかけ、
そういう「成長」を助ける環境整備を
企業側が提供せずに、
いくら仕事だけを与えても
人は力を発揮できないでしょう。
仕事と遊びや趣味は、違うという人も
いるかもしれません。
でも私は、スノボをしながら、
仕事もスノボも同じだなと感じたのでした。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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先日、豊田市の働き方改革アドバイザー
仲間である、社労士のAさんから
メールをいただきました。
メールの内容は、
担当されているお客さんの中で、
事業再構築補助金や
ものづくり補助金などの補助金に
興味を持たれている企業さんが
いらっしゃるので
紹介させてもらってもいいですか?
というような趣旨の話でした。
そのAさんとは、昨年の研修以来
1年くらいお会いしていません。
それでも、そういう話が出たときに
私のことを思い出していただいた
そのことが、純粋にうれしいですし、
本当に有難いなあと思うのです。
世の中には、何度かお会いした人でも、
全く記憶に残っていない人もいると
思うのです。
そんな中で、Aさんの記憶の中に少しでも
私自身が残っているということ、
そのものがありがたいなと思いました。
という事で、今回は、
Aさんに感謝です。
「ありがとうございました」
「仕事の紹介はさておき、
純粋にうれしかったです。」
「ぜひ、コロナ収束したら
また飲みに行きましょう!」
「引き続きよろしく
お願いいたします!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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