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“弱み”を武器に変える!経営に活かす逆転の心理術

  • 執筆者の写真: 金本 淳
    金本 淳
  • 1 日前
  • 読了時間: 9分

更新日:5 時間前

梅田スカイビル空中展望台
梅田スカイビル空中展望台

皆様に幸運が訪れますように!!


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心動かす企業経営 vol.516

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<“弱み”を武器に変える!経営に活かす逆転の心理術>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の金本淳(かねもとあつし)です。




先日ある面白い体験をしました。


人って全く同じ時間に同じ空間で同じ現象を体験しても、あることが違うだけで捉え方が変わるという話です。


これって上手く使えば弱みを逆に強みできる、そんな中小企業の経営に活かせそうな考え方です。




先日、私たち夫婦と義理の妹夫婦の4人でランチに出かけました。


妻がこれまでに何度か行ったことがあるお店で、非常に美味しくて値段もお得という洋食屋さんです。


料理は前菜とスープとメイン、手作りパン、そしてデザートとドリンクという内容。

どれも絶品。


ただ、今回の注目は料理ではなく接客です。


いい意味では、すごくテキパキしていて無駄がない接客


でも悪い意味では、無駄がなさ過ぎて愛想が殆どない接客なのです。



ちなみに今から書くことは、その接客に対しての良し悪しを言っているのではなく、別の論点を話したいがために取り上げていることをご理解ください



実際、私の妻はそのお店を気に入っていて、これまでに何度もリピートしていますし、お二人で忙しくやってみえてあのお味であればもう十分!と言っています。


また、私も今回初来店でしたが、また是非行きたいと考えており、むしろあの接客もありだと感じています。


それは、お店の方針として、

「余計な接客はせずに、お客様に料理と空間をしっかり味わってほしい」

という考え方なのかもしれないからです。



ということをお断りしておき、以下はその時の様子です。



先ず、注文です。


デザートが4種類メニューに記載されており、そこから1つ選べます。


チーズケーキが絶品だということを事前に妻が言っていたので、全員がそれを頼もうとしました。


すると、

「チーズケーキはあとひとつしかありません」

とおっしゃり


そして、紙のメニューのチーズケーキのところをその場でペンで塗りつぶしてしまいました。


さらに、

「ブリュレもひとつしかありません」

と言って、同じように消してしまいました。



お客さんの前にあるメニューをペンでグリグリと塗り消す

という行動が、よそでは味わったことのない体験だったので少し驚きました。


帰りのクルマの中で、

「あの消し方はちょっとすごかった」

と話題になりました



また、料理が運ばれてきた際に、

「うわー、すごくカラフルで美味しそう」

と言っても特に反応はなくお皿を下げる際にも、

「美味しかったです」

と言っても、軽く会釈する程度で、無駄なおしゃべりはない。



料理を運ぶ際も、下げる時も、素早くテキパキとしています。


だからなのか、水の入れ方も少し豪快で、水しぶきが若干飛んでいたので義理の弟がびっくりしていました。



それから、近くの席の女性客2人連れが、ラストオーダー過ぎてからデザートを頼み、しかも一旦注文したものを後から

「変更できますか」

と聞いていましたが、さすがにその時には若干不穏なピリッとした空気が流れているのがこちらまで伝わってきました。(これは接客云々じゃないかもしれませんが)



多分、ご夫婦で営まれていて、料理はご主人、接客は奥様のみ

というのもあり、テキパキ次のことをやっていかないと店が回らない

というのもあるからなのでしょう。



ただ、素晴らしいところは、料理はもちろんのこと、奥様の目配りです。


水の継ぎ方は豪快なのですが、すごくいいタイミングで入れに来ていただけるのです。


また、トイレに向かおうと席を立つと

「こちらです。段差があるので注意してください」

とさっと出てきてすぐ案内してくれました。


最後の会計の際も、何も言っていないのに、さっと2家族分で割り勘の会計の準備をしてくれていました。


多分、こちらの会話をちらっと聞いていて気を利かせていただいたのだと思います。



そんなこんなでとにかく、料理が凄く美味しかったことから接客のことまで、帰りのクルマの中で、皆でああでもない、こうでもない、と盛りあがり過ぎて興味深く面白かった程です。




ここまで前置きが長くなりましたが、今回何が言いたいかというと、

接客云々ではなく、

「人間の感じ方」

についてなのです。


人は、事前に情報を持っているのと、持っていないのとでは、同じ体験をしても反応が変わるということです。



実は私は来店する前に、妻から

「接客は愛想がなくて、少し微妙と思うかもしれない」

というのを聞いていました。


だから、実際にその接客を目の前にしても

「あっ、妻が言っていた通りだ」

くらいで、決して驚いたり気分を害するようなことは全くありませんでした。


またむしろ、聞いていた通りの接客だったので、その接客を逆に

「これだなあ・・」

と言う感じで楽しむことができたのです。



これがもし、事前に何も情報をもらってなかったら、私のお店に対する印象はかなり違ったものになっていたでしょう。


つまり、いい印象を感じず、下手するともうあのお店には行かないと思ったかもしれません。



実際、事前情報が全くなかった義理の弟は、あの接客ぶりにかなり驚いていたようです。


お店にいる時は何も言いませんでしたが、帰りのクルマの中でこんな風に言っていましたから。


「ああいう接客が好きでない人は、来なくなるかもね?」と。




こんな風に、人って、事前に知らされているのと、知らされていないのでは

受取り方が変わってくる


知っていると何とも思わない、でも知らないと不快に思ってしまう、こともある。


だから、これを企業やお店の経営に活かせますよねということなのです。


つまり

最初から、自分達が弱い部分については公表して、断っておくのです。


例えば、

うちのお店は、夫婦二人、ぎりぎりの人数で経営してます。


だから営業時間中のお客様への接客は最小限でやらせていただいております。


ただ、美味しいとご満足いただける料理の提供には一切の妥協はありませんので、何卒ご理解よろしくお願いします。


みたいな感じでしょうか。



敢えて、弱い部分、お客様の不満につながりそうな部分は、さらけ出して伝えておく。


弱みは一般的に改善してなくす、というのが理想ですが、特にリソースの少ない中小企業ではなかなかそうはいかないことも多いものです。


そういった場合、その弱みを敢えて最初から人に伝えておけば、そこが許されてしまう。


また、むしろそういう弱い部分もさらけ出すことで、

「正直でいいなあ」とか、「信じられるな」

という風にプラスに捉えてもらえる可能性にもなる。



私たちは、一般的には良い部分はアピールするけど、弱い部分はできるだけ隠そうとするものです。


それは、企業やお店の経営でも同じじゃないでしょうか?

 

でもいいところばかり伝えて、弱い部分を覆い隠していると、ボロが出た時の反動が大きく、下手すると信頼を失いかねない事態を招くかもしれません。



でも、弱みを事前にさらけ出すことで、例え、弱みが出たとしてもそれは最初からわかっているから別に気にならないと捉えてもらいやすい。


また、うまくいけば逆に弱みが強みになってしまうこともある。



弱みは先に伝えておくのが実はいい


私は、今回の経験を通じてそんな風に思ったのですが皆さんはどう思いましたか?




ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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丁度、明日が息子の誕生日です。


子供の成長って早いものですね。


小さかった頃がついこの前のような気がしますが、気づけば16歳。



昔は、子供は幼いので自分では何もできないから

親が導いてあげなければいけない

なんて思ってましたが、子育てってそういうものじゃないですね。


親は単に年をとっているだけで親が偉いなんてことは何もない。


実は子供のほうがレベルの高い考え方をしていることもあり、

逆に、自分が教えられ育てられていることも沢山あったということを強く感じます。



この16年の間で、息子から本当に色々教えてもらったし、与えてもらえました。


これまであっという間でしたが思い起こすと、色々な思い出が沢山浮かんできます。


そんな息子との16年間のすべてに感謝です。


生まれてきてくれて本当にありがとう!





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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