「相談に来てよかった」の一言が、僕の背中を押してくれる
- 金本 淳
- 6月17日
- 読了時間: 8分

皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.517
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<「相談に来てよかった」の一言が、
僕の背中を押してくれる>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
最近、ある発見をしました。
それは、自分が誰かに助けを求められると
嬉しく思い、ついつい頑張ってしまう
ということ。
ここ何年か地元の商工会で経営相談を
やらせていただいていますが、
相談されるとついつい何とか頑張って
期待以上の成果を出そうと頑張る自分が
いるのです。
経営者の方はそれぞれ皆さん忙しい方
ばかりです。
そんな中、わざわざ時間を割いて来られる
くらいなので、皆さん真剣です。
自社の事業を何とかして良い方向に
持って行きたいという情熱も強い。
だからこそ、
その期待に何とか応えたいという
気持ちも働くのでしょう。
特に、帰り際に
「相談に来て本当によかったです」
なんて感謝の言葉を言っていただけると、
ついつい笑顔がこぼれて、
心の中でガッツポーズをしてしまう自分が
いたりするのです。
また、そういった経営者さんの中には、
何度も何度も熱心に来てくれる方も
結構いらっしゃるのですが、
そういった場合には更に力が入ってしまう
自分がいます。
本当は相談時間の中で対応するだけで
良いのですが、持ち帰って次回相談に向けて
色々整理してあげたり、
資料を作成してあげるなど、
誰から頼まれた訳でもないのに、
何とか力になれないだろうか、
こんなものを作ってあげると
役に立てるだろうな、
と頑張ってしまうのです。
これはつまり、
助けを求める人が
信頼して、頼れば頼るほど、
頼られる相手は好意的にとらえ、
何とかしてあげたいという気持ちが強くなる
ということでもあると思うのです。
こんな風に言うと、
「そうやって頑張れるのは、仕事だし、
お金を貰っているからでしょ」
と思われるかもしれません。
勿論そういう部分が全くない訳では
ありません。
お金を貰ってるのだから、きちんと
それ以上の価値を出そうという気持ちは
当然あります。
ただ、必ずしもそれだけではない
というのは断言できます。
現にお金を貰っていない場合でも、
やはり助けを求められると嬉しい
と感じるからです。
先月、トヨタ時代に仕事でほんの少し
絡んだことがある方から、
「退職後に中小企業診断士として
仕事をやりたいので、ちょっと
相談させてほしい」
というメールが突然送られてきました。
つい先日は、
中小企業診断士の資格を持っているが、
将来独立のためにキャリアを積みたいので
仕事を手伝わせて欲しいという
突然のメール相談もありました。
また、トヨタ時代の上司だった方の先輩が
中小企業診断士の資格を取りたいので
相談にのってあげてくれというのも
ありました。
当然、どの相談に関しても、
別にお金を貰う訳ではありません。
私にとって物理的に得るものは
ありません。
対面で会って相談するということで
時間もそれなりにとられますし
メールに回答するのにも、やはり
気を遣うので時間もそれなりに
かかります。
それでも、助けを求められたら、
やはり嫌な気はしませんし、
少しでも力になれれば、自分としても
何だか嬉しいと思えてしまうのです。
そればかりか、そうやって何か真剣に
頼ってきてくれる相手に対して、
好意と言うか親しみさえも
感じてしまうのです。
そしてこれは別に、
私だけが特別な訳ではなく、
人間皆そういう傾向があるようですね。
これはネットか何かの記事で
読んだものですが、
日本人と米国人に対して、
ある実験を行ったようです。
その実験とは、
先ず、参加者に対してサクラの人が
助けを求める。
そして、そのやりとりの後に
参加者が助けを求めてきたサクラの人に
ついてどう感じたかを調べたというものです。
その結果、直接助けを求められた場合、日米
限らず参加者がサクラの人に対して抱く好感度が
上昇していた。
また、親近感が増し、参加者が社交的だ
という印象を持つことも分かった
とのことなのです。
私もそうなのですが、
一般的に、人に助けを求めるのは、
恥ずかしいとか、申し訳ないとか、
いう気持ちが先行してしまい、
躊躇してしまうことが多いと思うのです。
(お金や物など対価を払わないと
頼めないというのもあるようです)
でも、この実験結果では、
助けを求めることで、
自分に対して肯定的な感情を
相手に抱かせる可能性がある
ということなのです。
他にも調べてみたのですが、
助けを頼まれる側は、
感謝してもらえることで
「いいことをしたんだ」
という満足感を得られたり、
頼られること
=自分の存在価値を認めてくれていること
ということで自己重要感を高めることにも
なるそうです。
確かに、私も頼られる(助ける)ということを
通じて、自分の存在価値を認識できている。
そしてそれがやる気や自信につながっている
ように思います。
結局、相手に役に立ち喜んでもらうことが、
自分のためにもなる。だからなんですね。
「助けを求める」
ということは
一瞬躊躇してしまいがちですが、
その行為が
助けを求める側、助けを求められる側、
双方にとって良い結果を生むのです。
助けを求める側は支援に感謝し、
手を差し伸べる側はその重要性と
相手の感謝の念を感じる。
それによりお互いの心が通い合う。
そして、それを繰り返すことで、
より絆や信頼が深まり親密な関係に
繋がっていく。
さらにもっと言うと、
親切に助けてもらった人は
自分が逆の立場で助けを求められたときに
また、親切に相手を助けてあげる。
つまり、世の中にそうやって気持ちのいい
親切の連鎖を生んでいく可能性があるのです。
そんな風になるといいですよね。
勿論、助けを求める内容が、
うまく丸め込んで騙してやろうとか、
一方的に何かをやってくれと
押し付けるものだとか
そういう悪意のあるものだと話は別です。
また相手にとって荷が重すぎる話、
解決できないような話、
そういったのはかえって相手を苦しめる
ことになり、関係も悪化する可能性が
大きいのでNGです。
でも、誠実な内容でちょっとしたことや
相手が助けを求める話題に相応しい人
であれば、それは双方にとって
いい結果を生むことに繋がる。
だったら、そんな場合は躊躇わずに
思い切って助けを求める
ということやったほうがいいのかも
しれませんね。
私もどちらかというと人に助けを求める
というのは苦手なほうなのですが
ちょっと自分の考え方を変えてみようと
思いました。
皆さんはいかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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先回、先週が息子の誕生日だという話を
しました。
その息子の誕生日の翌日が
義理の母の命日なのです。
息子がまだ小学校一年生の時でした。
病気で義理の母は入院していたのですが
息子の誕生日の翌日に亡くなるというのは
偶然ではないと思うのです。
孫の誕生日前に亡くなると、
かわいい孫の誕生日が台無しになってしまう
だから、その日までは生きるぞと
頑張ってくれたのだと思うのです。
そのお陰で、あの時は大阪から
私の両親も来て、無事に息子の
誕生日を祝うことができました。
そして、そのお祝いを見届け
安心したかのように、そのわずか数時間後に
義理の母は逝ってしまったのです。
孫を想うバーバの気持ち
そして、
それまで本当に沢山お世話に
なったことに改めて感謝です。
ありがとうございました!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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