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心動かす企業経営 vol.201
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<自分が関心を持つと相手も動く?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先日、大学の講義を終えて帰る際、
エレベータで、私が教えている
生徒と一緒になりました。
その時、こんな会話になりました
生徒:
「先生、これから仕事ですか?」
金本:
「そうだよ、仕事しないと
お金もらえないからなあ」
生徒:
「ところで、先生、
何してらっしゃったんでしたっけ???」
金本:
「???」
「あっ、経営コンサルタントだよ」
生徒:
「あっ、そうでしたっけ。。。???」
これは、別の生徒たちとの講義中の
会話です。
生徒:
「先生、今日以外、
何曜日に学校来てるんですか?」
金本:
「これしか教えてないから週1回だよ」
「僕の本業は、大学の講師じゃないから」
生徒:
「あっ、先生、
仕事何やってるんでしたっけ?」
金本:
「経営コンサルタントやってるよ。
簡単に言うと、企業の経営を
よくするお手伝いをしてるんだよ」
生徒:
「あー、そうなんですか。。。
じゃあ、経営に関する他の講義
やればいいじゃないですか」
さらに、これも講義中、
別の生徒との会話です。
金本:
「ぼくは前、トヨタで働いてたでしょ。
その時に、海外関係の仕事が
長かったんだよね」
生徒:
「えー、トヨタで働いてたんですか???」
とまあ、こういった会話は一例なのですが、
こんな風に生徒と会話していると、
みんな、人の事には関心ないんだなあ
=覚えてないんだなあ
ということを思い知らされます。
つまり
「人って関心がないコト(ヒト)は
記憶に残らないんだなあ」
ということです。
どういうことかと言うと、上記の会話で
私が話したこと
「経営コンサルタントをやっていること」
「元々トヨタで働いていたこと」
「本業はコンサルで、今年から
週1回だけ大学で講義を
させてもらうことになったこと」
などなど
それらはすべて、実は、今年6月に行った
第1回目の講義で、説明していたこと
なのです。
しかも、わざわざパワーポイントで
しっかり自己紹介を作って、
説明したのです。
私が、何者で、
これまで何をやってきたのか。
そして、今はどんな想いを持って
コンサルの仕事をやっているのか
などなど。
しかも、書面も配りました。
だから、私からすると、
「あれだけ十分に自分のことを
説明したのだから、生徒は当然、
私のことをある程度は理解して
くれているんじゃないかな」
という気持ちがありました。
でも、残念ながら、
そんな私の期待とは裏腹に、
生徒たちは、覚えていなかったんです。
ただ、これってよく考えたら
何もおかしなことは
全くないんですよね。
生徒たちにとっては、私
は授業の1コマを教える一先生
にすぎない。
最初そこまで関心も高くないし、
初めて会う人なので、
一度にたくさんの情報が
頭の中に入ってこないのも当然。
まあ自分自身の大学生の時のことを
考えると、確かに、大学の講師って、
専門教科を教える先生以外は
殆ど印象に残っていないですもんね。
最近は、段々と授業の回数も重ねて
きたので、多少生徒との距離も
近づいてきていると思います。
実感としても、私に関心を持つように
なってきてくれている生徒も
増えてきているように思います。
結局、そうなって初めて、
私のことを記憶する脳が働きだして
きたのではないかと思います。
やっぱり、人って、
自分が関心のないことは
記憶に残さないように
なっているんだと思います。
確かに、人間、聞いたことをすべて
記憶していたら、大変なことになると
思うのです。
生きているだけで人の目の前には
次から次へと情報が入ってくる。
全てを記憶していたら脳が
パンクしてしまう。
だから、脳は取捨選択しているんでしょう。
ということで、生徒との会話で
私がハッと気づかされたこと
=学んだこと
それは、他人って、自分が思っている
以上に、周囲の人のことに
無関心なんだなあということなんですね。
それを知らずに、
「ちゃんと自分のことを聞いて
くれているだろう」
と勝手に思い込みをしてしまっていると
失敗してしまう。。
こういうことって、
仕事しててもよくあるのではないかと
思うのですが、いかがでしょうか?
従業員の人たちに、
「こうやって、こうやるんだ」
と頑張って教えたつもりだけど、
全然、やってくれない、
何度言っても覚えていない。
これは、従業員の方たちが、
自分事として、
関心がないからなんでしょうね。
こういう場合、先ずは、
そのモノ(コト)に対して従業員の関心を
引く事から始めないと
いけないんじゃないかと思います。
そして、それと同時に、
あなた自身に関心を持ってもらうように
しなければならないのではと
思います。
そのためには、
何かをやってもらいたい時にだけ
コミュニケーションをとっていては
良くないかもしれないと思うのです。
そうではなくて、普段から
その従業員さんに関心を持って
色々とコミュニケーションをとることが
大事だと思うのです。
相手に関心を持ってもらうためには、
先ずは自分から相手に関心を持つこと、
相手のことを知りたいと思って、
色々コミュニケーションすること。
もっと言うと、この人はこんな良い所が
あるなあなどと相手を肯定的にとって
相手のことを好きになること
だと思います。
相手も経営者や上司が自分に好意を
持ってくれていると思うと、
自分自身も関心が強くなるはずです。
人は、そういう生き物なのでは
ないかと思うのですがいかが
でしょうか?
今回、自分の生徒たちが、
そのことに改めて気づかせてくれたような
気がしました。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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昨日、トヨタ時代の尊敬する元上司の方が
仕事のことで、ヒアリングさせてほしい
ということで、職場の方お二人とともに
いらっしゃいました。
内容については、直接は書けませんが、
今の自分の仕事とからむ話についての
ヒアリングでした。
それはさておき、今回私が嬉しかったのは
その上司の方(Sさん)と久しぶりに
お会いできたこと、
そして、Sさんが、
ヒアリングを考えた時に、その対象として
私のことを候補として考えていただけた
ことでした。
上に書いた話ではありませんが、
人に関心を持ってもらうということは
とても嬉しいことです。
私も、今回、Sさんに関心を持って
いただいていたのだと思うと、
とてもありがたく思えたのでした。
人って、誰かの心の片隅にで
も覚えておいてもらえることで、
自分の存在意義も感じられるのだと
思います。
そういった意味でも、
今回Sさんには感謝です。
「ありがとうございました」
「次回は是非、コロナ終息後にゆっくり
飲みに行きましょう」
そして、それと同時に、
一人でも多くの人の記憶に残れる存在に
なっていければと思いました。
そのためには、人の役に立つこと、
人の幸せのお手伝いが出来ること、
そういうことをどんどん実践していきたいと
改めて感じました。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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