『これで従業員は辞めない!』経営者が今すぐできるシンプルな施策とは?
- 金本 淳
- 3月18日
- 読了時間: 8分

皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.506
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<『これで従業員は辞めない!』
経営者が今すぐできるシンプルな施策とは?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先回、優秀な人材を獲得する秘訣
をご紹介しました。
ただ一方で、
「せっかく採用した人材がすぐに
辞めてしまう」
というお話もよく伺います。
そこで今回は、その獲得した人材に
『どうやって長く働いてもらうか』
という、従業員の定着について
考えてみたいと思います。
会社に不満があって辞める人は、
殆どのケースが、何の前触れもなく、
突然辞めるというのが多いと思います。
そして、経営者の方からは
このような話をよく聞きます。
「すごく頑張ってくれてたし、
意欲的に働いてくれている
と思っていたのですが・・・」
確かに、一見すると、
きちんとやることはやっているし、
頑張って働いているように見える。
経営者としてはそれを見て
「頑張ってくれているな」
とついつい勘違いして安心してしまう。
でもそこで安心していてはいけないのです。
殆どの人は、最初のうちは、
新しい職場で「頑張るぞ!」
とやる気に満ちて入社してきて、
無我夢中で頑張る。
ところが、暫くして慣れてくると、
理想と現実のギャップが
見えてくるようになる。
そうなると徐々に会社の悪い部分が見え、
不満も膨らんでくる。
そしてそれがある限界点まで来てしまうと
辞めるということになってしまう。
それはある日突然です。
その時に慌ててももう遅い。
日本人は真面目なので、
不満がたまってきても頑張る。
それを表面的に見ていると、
不満なく頑張っているように見えてしまう。
もっと早く相談でもしてくれれば、
何とか出来たのにと思うかもしれません。
でも、日本人はそもそも人に相談したり、
支援を求めたりするのが苦手だそうです
丁度、2月21日の中日新聞記事に
そのことを裏付けるような調査記事が
掲載されていました。
・日本人は困っている人に同情を感じにくい
・逆に自分から支援を求めるのも苦手
名大大学院情報学研究科のグループが
インターネット調査を日米で行った結果です。
調査によると、
困っている人への同情や思いやりである
「共感的関心」を示す数値は
日本人が米国人より平均で
12-14%も低い
とのこと。
同研究科の石井敬子教授は以下のように
指摘しています。
・日本では失敗すると『自分が悪い』
と捉える人が多く、その傾向が強いと
他人の悩みもその人の責任とみなしてしまう。
・社会の個人主義化が進み、
人との繋がりが希薄になる中で、
より助けを求めにくい状況になっている
言われてみると、そうだなあと思いませんか?
ということで、少し話しがそれましたが、
日本人の特性からして、相手から
相談してくるのを期待するのは難しい。
そうなると、こっちからどういった
アクションがとれるかがカギになりそうです。
先回、お話ししたように
会社への不満・辞める理由には
こういったものがあげられます
・評価や待遇への不満
・成長できる機会がない
・人事評価制度が機能していない
・管理職の能力が不足している
・仕事の裁量権が少ない
・やりがいを感じられない
・仕事ができる人に業務が集中する
・労働条件や職場環境に問題がある
基本はこういった不満を
解消していくことだと思います。
ただ、そう簡単にすべてを
解消していくのは難しい。
それが現実だと思います。
ではどうするか?
そのヒントが先程の調査結果に
あるように思います。
どういうことかと言うと、
日本人は、助けを求めるのが苦手
だから、
こちらから手を差し伸べてあげる。
具体的には、
経営者自ら関心を持って、
たくさん声をかける。
そんな単純なこと?
と思ったかもしれません。
でも、それがあるとないとでは
例え、同じ職場環境であったとしても
大きく結果が異なると思います。
日本人は自分の悩みは自分で解決しろ
ということで共感的関心も低い。
これは特に世代が上になればなるほど
そういう文化で育ってきたので
その傾向が強いと思います。
だから、我々のような昭和世代の
経営者からすると
「わざわざこちらから手をさしのべなくても
自分で何とかすればいいのでは?」
と思いがちです。
でも、そこは若い人になればなるほど
違ってきます。
だから積極的に声掛けし、ケアしてあげる。
「従業員のケアは、管理職に任せているから」
というのNGです。
会社のトップである経営者が声をかける。
そこに意味があるのです。
従業員からすると、やはり
経営者に気にかけてもらっているというのは
嬉しいことですし、それだけで励みになります。
実際、これは私の経験ですが、
私自身が会社員だったころ、
自分よりかなり年上の役員の方や部長から
声を掛けてもらうと、それだけですごく
嬉しかったのを覚えています。
ましてやそういう人が自分に相談して
きてくれたりしたら、すごく自信にも
なりましたし、この人たちのために
頑張りたいなんて思ったりもしました。
そう思えたのも、
自分の存在や価値を認めてもらっている
というのが感じられたからでしょう。
逆に、あまり声掛けしてくれない上の人たち
だと、そこまで頑張ろうという意欲が
湧きにくかったですしね。
人間なんて案外単純なものなので
多少不満があったとしても
ちょっとしたことでやる気になれる
ものなのではないかと思うのです。
その一つが「経営者の関心」です。
「経営者の関心」が従業員を引き留める
大きな力になるのです。
もちろん、それだけではなく
同時に、従業員の不満要因を
解消していくための仕組みづくりを
進めて行かなくてはなりません。
でも、声掛けするのはタダですし、
すぐにでも始められます。
だからそこは活用しない手はないと
思います。
こちらが関心を持てば、
相手も関心を持ってくれる
その関心が強くなればなるほど
相手に対する好意が育つ。
好意が育ってくると、
相手への気遣いが生まれる。
そうなると従業員は辞めない。
そこから従業員の定着が始まる。
まあ鬱陶しがられる場合もあるかも
しれませんが、その辺は相手の感じを
よく観察して対応すればいいでしょう。
私はそんな風に思いますが
いかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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先日、京都に住む従弟が来てくれました。
まめではない私とは違い
はがきを送ってくれたり
LINEで連絡してくれてきたり
毎年ワインなんかも送ってきてくれたりと
なかなか気の利く従弟です。
昔から、慕ってくれて
男兄弟のいない私にとっては
かわいい弟のような存在です。
顔を合わすことはあっても
ゆっくりお酒を飲みながら話をするのは
久しぶりでした。
じっくり話したのは本当に10年ぶり位
でしょうか?
お互い段々歳をとってくると話題も
変わります。
どう生きるかみたいな話にもなり、
それが新鮮で楽しかったです。
従弟って、兄弟でもなく友達でもない
でも心許せて色々話せてしまう
絶妙な相手だなあと改めて思いました。
また、従弟はたくさんいますが
こうやって付き合いのある従弟は
わずかなので、有難いし大切にしないと
いけないなと思いました。
ということで、今日は
改めて従弟に感謝です。
「ありがとう!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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豊田市働き方改革アドバイザー・講師
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