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悪い所はそのままで、組織を変える方法

  • 執筆者の写真: 金本 淳
    金本 淳
  • 11 分前
  • 読了時間: 8分

 

京都両足院
京都両足院

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.533

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<悪い所はそのままで、組織を変える方法>

 

 

おはようございます。 

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。 

 

 

今回は、ついつい私たちがやってしまう

「悪い所に焦点を当ててしまう」

というクセから抜け出し、経営力を向上させる方法についてです。

 

 

■ 人はなぜ悪いところばかり気になるのか?

 

人間というのは、不思議なもので

「悪いこと」「問題点」

にすごく敏感ですよね。 


たとえば会社経営でも、毎日たくさんの良い出来事があるのに、どうしても目がいくのはクレームやミス、売上の落ち込みなど。 


人との関係でも同じです。

相手に10の良いところがあっても、たった1つの欠点があると、ついそこを指摘したくなってしまう。


家族間でも同じですよね。私もつい妻がした些細な失敗を指摘し、それがもとでいや~な空気がながれたりします笑

 

色々調べてみると、これは決して人間の「性格が悪いから」ではなく、実は人間の本能的な性質に関係しているようです。 

 

 

■ 悪いところに目がいく理由

 

① 生存本能による「危険察知のクセ」

人類の進化の過程で、

「悪いことに敏感であること」

生き延びるために必要だった。 


昔の人にとって、

「美しい花が咲いている」と気づくより、

「あそこに毒蛇がいる」と察知できる方が命を守る確率が高かった。 


その名残が現代にも残り、

「悪い情報」

に強く反応してしまう脳の仕組みになっているようなのです。


 

② 他人の欠点を見つけることで安心する心理

人は無意識のうちに

「自分より劣っている部分」

を他人に見つけることで、相対的に安心する傾向があるそうです。 


「自分はまだ大丈夫」

と思うことで、一時的に自己肯定感を保っているそうなのです。 


でもこういうのを続けていると、人間関係はやはりギクシャクさせてしまいかねませんよね。

 


③ 社会全体の「問題解決志向」

いい悪いは別として、私たちは子供のころからそういう風に教え込まれ育ってきた感じがあります。

今は多少変わってきているかもしれません。

でも実際、学校や企業では、

「うまくいった点」よりも「改善点」「課題」

を挙げることが評価されがちというのも否定できない事実です。


そのため、無意識のうちに、良いところよりも

「反省点探し」

が習慣になっている人も少なくないのだと思います。 


もちろん問題意識は大切ですが、それだけに偏ると、組織の空気が重くなり、前向きなエネルギーが失われてしまいます。

 

 

■ 「良いところ」に焦点を当てると何が変わるのか

 

以前、支援するあるお店の経営者さんからこんな相談を受けました。 

 

「毎日、営業後にその日の反省ミーティングをしているのですが、

どうしても店長が “今日の反省点” ばかり話してしまって、

会議の雰囲気が重くなるんです。 


「スタッフ同士もどこかぎくしゃくしていて、

チームの空気が良くない気がします。」

 

確かに、お店を良くしたいという気持ちから

「課題を洗い出す」

方向に偏ってしまうのは自然なことです。 


でも、毎回そればかりだと、スタッフは自分の努力を認めてもらえず、やる気を失ってしまうものです。 

 

そこで私は、こんな提案をしました。 

 

「反省点をやめて、みんなが

“他の人の良かったところ”

を見つけて共有する時間にしてみませんか?」

 

つまり、

「悪いところを直す」から

「良いところを見つけて伸ばす」へと、

視点を180度転換するアプローチです。

 

 

最初の1週間は、皆がまだ照れくさくて、なかなか発言が出なかったそうです。 


「良いところを言うのが恥ずかしい」

「褒められるとむずがゆい」

という空気もありました。 

 

しかし、2週間、3週間と続けていくうちに、少しずつ声があがるようになり、 

1か月後には、ミーティングの雰囲気が明るくなってきたとのこと。 

 

「〇〇さんの笑顔がすごく良かったです」 

「今日、△△さんが忙しい時間にフォローしてくれて助かりました」 

 

そんな言葉が自然と飛び交うようになり、 

スタッフ同士の表情も柔らかくなっていったそうです。 

 

やがてその文化が定着し、ミーティングが

「反省の場」から「感謝と認め合いの場」

に変化しました。 


店内の雰囲気も明るくなり、サービスの質が向上。 

お客様の満足度が上がり、業績も徐々に上向いていったのです。 

 

経営者の方はこう話してくれました。 

 

「今ではスタッフ同士が自然に“ありがとう”を言い合えるようになりました。 

店の空気が変わると、不思議とお客様の反応も変わりますね。」

 

 

■ 「いいところ探し」がもたらす効果

 

このように、良い部分に焦点を当てることには、大きな効果があります。

 

1. 自己肯定感が高まり、やる気が生まれる。

  人は認められると「もっと頑張ろう」と思うものです。 

 叱咤よりも承認の方が、モチベーションを持続させます。

 

2.チームの雰囲気が良くなり、信頼関係が深まる。 

「この人は自分の良さを見てくれる」と感じると、心を開きやすくなります。

 

3. 成果につながる行動が自然と増える。 

 良い行動を認めると、人はその行動を繰り返す傾向があります。 

 つまり、称賛は最も効果的な「行動改善ツール」なのです。

 

 

■ 経営も人間関係も「どこを見るか」で変わる

 

人も組織も、「何に焦点を当てるか」で結果が変わります。 


悪い部分ばかり見れば、改善点は増えるかもしれませんが、同時にエネルギーは失われます。 

一方、良い部分に光を当てれば、人の心に灯がともり、組織が動き出します。 

 

もちろん、問題を見ないということではありません。

失敗したことや悪い点は、言われなくても多くの人が自分自身で気づいていることも多く、自分自身が一番反省しているのです。


だから、あえてそこを指摘されると、気分は良くないですし、逆に言い訳や反発してしまったりするものだと思います。


やはり、そこをあえて指摘する必要は本来はないのだと思います。


むしろ大切なのは、「悪い部分を直す」ことよりも「良い部分を伸ばす」ことに重きを置く姿勢なのだと思います。 

 

 

■ まとめ

 

人は本能的に悪いところに目がいきやすい。 


でも、意識的に

「良いところ探し」

に切り替えることで、職場も人間関係も、そして経営そのものも大きく変えることができるはずだと私は思っています。 

 

皆さんの周りでも、今日から少しだけ

「いいところ」

に目を向けてみてはいかがでしょうか? 


きっと空気が変わり、笑顔が増え、前向きなエネルギーが生まれてくるはずです。

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

=================

 

先日、息子の中学時代の友達4家族で

夕食会をやりました。

 

昨年は4人とも同じ塾に通い、いつも一緒に

勉強しながら受験を乗り切ってきた

チームです。

 

8月にバーベキュー企画があったのですが

それが流れ、ようやくこの度、念願の会が

実現しました。

 

初めてお会いする親御さんも含め

これまで、親同士での交流はそれほど

なかったので、どんな会になるかと

少し不安なところもありましたが、

そんな心配はよそにとってもいい会に

なりました。

 

 

どの親御さんも気さくで感じの良い方ばかりで

4時間という時間があっという間に

過ぎてしまいました。

 

 

中2まではあまり勉強しなかった息子が

塾に通い、皆と一緒に勉強するように

なってから急にやる気になりました。

 

これもその仲間たちでお互いにいい刺激を

与えあっていたからなのだと思います。

 

 

このチームのみんなに感謝です。

 

そして、

今回色々お話をできたご両親の方達にも

感謝です。

 

 

皆さんありがとうございました!

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

今日も素敵な一日になりますように!

 

 

 

 

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