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心動かす企業経営 vol.159
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<愛される企業は強い!>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先日、新聞を読んでいると
興味深い記事が載っていました。
ある旅館の話ですが、
商売の本質みたいなものを
実践されている旅館だなあと。
その旅館の名前は、東京にある
「澤の屋」さんです。
昭和24年創業の旅館で、最初は
修学旅行生などの団体客を
うけいれていたそうです。
その後、東京オリンピック頃は
日本人のお客さんで大繁盛。
その後も出張するサラリーマンの宿
として順調に経営をしていたそうです。
ところが昭和45年ごろから
ビジネスホテルが増え始めた。
風呂トイレ共同、個室に複数人宿泊する
澤の屋のスタイルに比べ、
出張するサラリーマンにとっては
ビジネスホテルの方が使い勝手がいい。
ということで徐々に客足が減っていった。
そして、昭和57年、ある時気づいたら
3日間お客さんがゼロの日が
続いたそうです。
そこで以前からご縁のあった
新宿の矢島旅館の主人に相談しに
行ったそうです。
そうするとそこの旅館の宿泊者は
殆どが外国人。
それを見て大変驚いたそうです。
なにせ、当時まだ外国人旅行者が
殆どなかった時代ですから。。。
それを見て、そして、そこの旅館の
主人からの後押しもあり、
澤の屋さんも外国人をターゲットに
した商売に方向転換したそうです。
そこから努力され、試行錯誤を重ね、
数年で宿泊数が年間200人から
3000人まで上昇したそうです。
しかも驚くことに、高級ホテルや
旅館に泊まれる外国人の富裕層も
あえて澤の屋を選んでくるということです。
中には、
「仕事では、澤の屋には泊まれない」
という方もいらっしゃるそう。
澤の屋が居心地が良すぎて
リラックスしすぎてしまい
仕事にならないからだとか(笑)。
それは、トリップアドバイザーでの
口コミ、評価を見ても納得です。
どれも素晴らしいものばかりです。
家族経営という顔が見える安心感や
温かさ、
過度なサービスはないが、
心地よいおもてなしの心、
本当の日本人の日常を体験できる
ロケーション
そういったものが外国人に
受けているのではないかと
ご主人は話しておられます。
ところがです。
その後、順風満帆だった澤の屋の経営も、
当然ながら今回のコロナ禍で大打撃を
受けています。
なんせ外国人観光者がほぼ来れない
状態ですから。
ターゲットが外国人観光客という
澤の屋さんにとっては経営存続も
危ぶまれる超危機的な状況です。
そこで澤の屋さんはどうしたか?
こんなことをされました。
日帰り入浴やテレワークでの部屋利用
などのサービスを始めたそうなんです。
そしたら、ナント地元の客が
次から次へと澤の屋を訪れた。
「澤の屋がピンチだから、
応援しようじゃないか!」
ということで。
これはただの幸運ではないそうです。
澤の屋が40年近く、
地元を大事にしてきたからなのです。
近所の飲食店や小売店と連携して、
外国人のお客様を散策へと誘ってきたのです。
そうやって、自社だけが稼ぐのではなく、
地元にしっかり根付き、他社にも
貢献しながら商売してきた。
だからこそ、今度は周囲が
「澤の屋を何とかしよう!」
と動いてくれたとのだと思います。
「地元に愛される企業」
企業活動を継続するにあたり、
大事なのはここだと思います。
さらに言うと、澤の屋さんは
「取引先から愛される企業」
「お客様から愛される企業」
「従業員そしてその家族から愛される企業」
なんだと思います。
澤の屋さんのホームページ、
記事などを色々拝見させていただきました。
地元からだけでなく、みんなから
愛される企業なんだなあというのが、
ご主人の話しぶりなどからとてもよく
伝わってきます。
関わる人すべてに対して、
同じように敬意を払い、
感謝し、
大切に扱う
だから、みんなから愛される。
今や、いい商品・サービスを提供するのは
当たり前。
また、値段で勝負しても、価格競争に陥り、
自滅するだけ。
中小には価格で対抗できるような体力は
ありませんから。
そう、だから中小企業のとれる戦略は
澤の屋さんのような
愛される企業づくりなんだと思います。
そしてこれは、
経営者だけではできません。
従業員全員にその精神が浸透し、そして、
ひとりひとりが自然に実践できて
初めて実現するものです。
そういう意味では、人数の多い大企業より、
人数の少ない中小企業にこそ有利な
戦略とも言えると思います。
考え方を経営者から従業員ひとりひとりまで
みんなでしっかり共有して、実践する。
そして、周りからこんな声が
聞けたらしめたものです。
「この企業の担当者はいつも感じがいいね」
「話していると、こちらの気分もよくなるね」
「この企業の対応は丁寧だね」
「この企業と取引すると気持ちがいいね」
などなど。。。
こんな風に思ってもらえるようになれば
こちらが窮地に立たされたとき、
手を差し伸べてもらえるのではないかと
思うのです。
まあ、これは企業というより、
私自身、個人的に
思うことでもあります。
人と接する時に、そういう人間に
なれればいいなと
まだまだ、だいぶ修行中ですが。。。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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今日は、親戚のおじさんへの
ありがとうです。
そのおじさんは、母の一番上の
姉の旦那さんです。
もう、亡くなって30年近くになりますが
子供の頃とても可愛がってもらいました。
日曜日になると、よく京都に住む
そのおじさんの家に家族で
お邪魔していました。
行くと、そのおじさんは
よくオモチャを買いにつれて
行ってくれたのです。
そして一緒にお風呂にも入っていた
記憶があります。
なんか人懐っこいおじさんで、
人が良く、優しい感じのおじさんだったので、
私はそのおじさんのことが大好きでした。
特に、おこずかいをくれたり、
オモチャを買ってくれるというのも
ありましたが、それだけでなく、
やはり好きだったのです。
少し大きくなってからは、
父とそのおじさんと釣りにも行きました。
福井の方によく言っていた記憶があります。
そんなおじさんですが、私がブラジルの
留学しているときに亡くなって
しまいました。
私はとてもよく可愛がってもらって
いたので、おじさんのことを
見送れなかったことが、
今でもとても心残りです。
だから今日は、そのおじさんに
あらためて感謝です。
「おじさん、ありがとう」
「色々やっていただいたことに対して、
何もお返しできず、そして感謝の言葉
すらいえなくて、ごめんなさい」
「だから今日は、せめて
お礼だけでも言わせてください」
「おじさん、本当にありがとう」
「少しは成長した私を
天国から見守っていてください」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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