◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 心動かす企業経営 vol.127 ================= <パワハラPartⅡ(受け入れる強さ)> おはようございます。 フェリーゼス経営支援事務所の 金本淳(かねもとあつし)です。 先回、パワハラについて取り上げました。 昔からあったパワハラ、 そのパワハラがなぜここ数年の間に これほどまでに脚光をあび、 問題視されるようになったのか? 時代背景からくる 雇用する側と雇用される側の パワーバランスの変化などを中心に その原因を先回は探ってみました。 今回は先回の続きです。 パワハラを無くすためには どうすればいいのか? 誰しもイラッとすることはあると 思います。 皆さんは、イラッとしやすいタイプ でしょうか? イラッとしやすい人はやはりパワハラ 要注意ですよね。 かく言う私も昔はそういう傾向が あったかもしれません。 でもパワハラって、 殆どの人はしようと思って やっている人は いないと思うのです。 意図的にパワハラをしている人 というのも中にはいるのかもしれません。 でもそういう人に対しては、 断固とした措置を講ずればいいと 思います。 就業規則に規定するなどして、 全社として、絶対にダメということを 訴える。 従わなければ罰則等の適切な処置をする。 それでいいと思います。 やっかいなのは、多くの人が、 自分がパワハラしていることに 気づいていないということだと思います。 特に、経営者の方々は少し注意が必要です。 それは経営者の影響力が強いからです。 経営者の方々は自分が会社を 運営していくために、並々ならぬ覚悟で のぞまれている方がほとんどです。 そのため、従業員の方々が あまり経営のことを考えない 勝手な行動をしたり、 何かを訪ねても的を得ない発言をしたり、 自身が期待している通りの行動を とってくれなかったり そんなことがあったりすると、 従業員との意識のギャップに ついイラッとしてしまうということが あるのではないかと思います。 そういう時に、怒り気味になり、 ついつい強い口調で、高圧的に指示を 言い放ってしまうこともあるかも しれません。 でも、経営者の会社での影響力は 思った以上に強いです。 その一言一言は従業員にとっては けっこう重いものとなりがちです。 経営者としては軽い気持ちで言った言葉が 結構、従業員にとってはキツイ一言に なることもあります。 また経営者が高圧的な態度だと 従業員の方々にもそれが伝播して しまいます。 中には、そういうやり方でいいんだと 勘違いをする人もいるので、 経営者自身が先ずは、パワハラ的な態度に ならないことが重要です。 怒りや高圧的な態度がプラスの作用を 及ぼせばいいのですが、そもそも そういったものは、ポジティブな結果を もたらすことはあまりありません。 誰しも、高圧的な態度で 言いくるめられたら、 いい気はしません。 指示には従うかもしれませんが、 それはあくまでも仕方なくです。 決して納得して、気持ちよく従う訳では ありません。 そうなると、従業員や部下の方たちは 言われたことしかやらなくなります。 そこには従業員や部下の方たちが 自ら考えて工夫した付加価値が 備わらなくなるでしょう。 そこで、一番大事になってくること。 それは、従業員、あるいは部下の方たちを 受け止めるようにしましょうということです。 例えどんな的外れな発言や行動しても、 先ずは一旦受け入れるのです。 去年、漫才のM-1グランプリの ファイナリストに残ったコンビ、 「ぺこぱ」をご存知でしょうか? 普通は、ボケに対して、 「そんな訳ないだろ!アホか!」 みたいなツッコミだと思います。 でもぺこぱのツッコミは、違う。 「確かにそういうこともあり得る」 とか、 「俺が間違っているのかもしれない・・」 みたいな。 相手を絶対に否定しないのです。 知らない方には是非一度見ていただいたら わかると思うのですが、 とにかく、相手を肯定してあげる 優しいツッコミが何だか面白いのです。 今は、昔と違って、 「共感の時代」「肯定の時代」 だと思うのです。 先回もお話したように昔は 多少パワハラでも 良かったのかもしれません。 でも今は時代背景も変わり、 いかに人を肯定しながら、 能力を引きだすかが問われる時代です。 経営者や上司の方は、 従業員や部下の方たちと話していて、 つい的外れなことを言われたり、 期待する答えが返ってこないと イライラしてしまうかもしれません。 でも、そこをじっとこらえて、 先ずは聞くのです。 こらえてというより、 「最初から、全部言いたいことを 言わせよう」 「10個のうち1つでもいい意見が 聞ければそれでいいや」 というスタンスで臨むのです。 従業員・部下からすれば、 「考える訓練、話す訓練」になります。 そして経営者からすると いい意見を引き出すための 「聴く」訓練です。 最初からそういうスタンスで臨めば きっとイラッとすることもないでしょう。 そして、聞き終わったら一言 こう言うのです。 「そうだね。そういう考え方もあるよね。 いい意見だね。」 と 例え、自分自身が、その聞いた話に 納得できなかったとしてもです。 (難しいとは思いますが。。) それから自分の言いたい意見を言えば 良いのです。 落ち着いて、そして笑顔で。 話す側からすると、とにかく、 ちゃんと聞いてもらった ということが大事なのです。 そうすると、また次回自分で考えてこよう と思います。 例え今回いいアイデアがなかったとしても 次はいいものを持ってきてくれるかも しれません。 それをすんなり出来るようになる訓練として 一つ提案があります。 従業員や部下に対して、 上記のようなことをするだけでなく、 皆さんの家族にも同じように やってみるのです。 家族に対して、感情的にならず、 冷静に対応することは 本当に難しいと思います。 つい近い存在である家族には、 遠慮なく思ったことをすぐに 言ってしまいがちです。 でも家族に対しても、一歩引いて、 受け入れる度量を持てるようになれば、 それ以外の人にはもっと簡単に 対応できるようになると思うのです。 実は、私もここ何年かそれを実践しています。 まだまだ、十分できていないことは 多いですが、かなり効果があり、徐々に 家族も認めてくれつつあります。 でも結構難題ですごく鍛えられますよ(笑) そして、副産物として 家族との円満な関係が・・・ そして会社でもそれが活かせて 一石二鳥なんて。。。 良くないです? ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ <今日のありがとう> 本当は面と向かって伝えたい でも中々言えない自分がいます だからこの場を借りて少し... ================= 今日は、なぜかふと思い出した 高校時代の友人A君への ありがとうです。 A君とは高校3年の時、同じクラス でした。 私は高校当時は海外のヘビメタや ハードロックが大好きでした。 A君は、そういったジャンルも当然 好きだったのですが、 それ以外のジャンルのロックも含め 幅広い音楽の趣味を持っていました。 そしてよくA君とはどのバンドが いいとか、どの曲がいいとか いつも音楽の話をしていました。 一般的に売れているバンドだけでなく マニアックなもの、少し古いバンドまで 含めて、二人で競争するように 格好いいバンドを探していました。 学校の帰りにたくさんのレコードが おいてあるレンタルレコード店がある 駅で途中下車して、何枚もレンタルして 帰ったものです。 あの当時、一番お金を使っていたのは レンタルレコード代とそれを録音する カセットテープ代だったと思います。 結構な金額投資してたと思いますが、 時代とともに、カセットはすたれ その後、すべて廃棄処分に。 あーもったいない。 そんなA君は、私以上に幅広に音楽に ハマっていたので、とにかく情報収集と 投資が凄く、持ってるカセットも 半端じゃなかったです。 A君のお蔭で、私もスゴくあの当時 色々なロックの世界を知ることが できました。 そういった意味で、A君には感謝なのです。 そして、ひとつA君には謝らないと いけないことがあります。 高校卒業後に、レコードをA君から借りて いたのですが、そのまま会うことが なくなってしまい、結局、そのレコードが 返せずじまいになっています。 そのことがずっと気になっていました。 今、A君がどこでなにをしているのかも 全然わかりません。 高校卒業後、何度も私も引っ越しているため 今では同窓会の連絡もこなくなってしまって いるため、情報が全くありません。 とにかくA君にはこの場を借りて 感謝とごめんなさいです。 「A君、高校時代はありがとう」 「本当にいつも楽しかったです」 「そして、返せずじまいのレコード ごめんなさい」 「いつか、時間をみつけて 所在を探したいです。 そしてまた会える時を願っています」 最後までお読みいただき ありがとうございました。 今日も素敵な一日になりますように! ◆読者からの励ましの声が、 何よりもエネルギーになります。 あなたからの感想・コメント、 お待ちしています。 お気軽に、コメントください info@feli-zes.biz 【本メルマガについて】 このメルマガは、 ・働く人のヤル気であふれ 活き活きと働ける職場を作りたい ・働く人が持てる能力をフルに発揮しながら 成長してもらいたい ・成り行きではなく明確なビジョンを 持って、経営を進めたい ・経営者と従業員がそのビジョンに向かって 一体となって進んでいきたい ・仕事を通じて世の中に貢献したい そんな中小企業経営者の皆さまや 企業経営に関わる方々にお役に立てれば という想いで発行しています。 このメルマガでは、 自分自身のサラリーマン時代の経験や 実際のコンサル現場での経験などから、 日々感じたことを情報発信 させていただきます。 その中で、ワクワクドキドキ心動かす 企業・お店づくりのヒントを提供しながら、 お役に立ちたい。 そして自分自身も一緒に豊かな人生を 目指して成長していきたいと考えています。 メルマガへの想い詳細はこちら https://www.felizes.biz/mailmagazine ◆フェリーゼス経営理念◆ ワクワクドキドキ、 働く人の人生を豊かにする コンサルティング ◇フェリーゼスミッション◇ 経営者と従業員が、 毎日会社に行くのが楽しみで仕方がない ワクワクドキドキで一杯の 中小企業づくりをサポートします! ご興味ある方、詳細はこちら https://www.felizes.biz/aboutus 【公式サイト】 https://www.felizes.biz/ 【個人Facebook】 https://www.facebook.com/atsushi.kanemoto.9 【公式ブログ】 https://www.felizes.biz/blog (過去のメルマガもアップしています) *************************************** 心動かす企業経営 【発行元】フェリーゼス経営支援事務所 【発行責任者】金本 淳 経済産業大臣登録 中小企業診断士 豊田市働き方改革アドバイザー・講師 【住所】 〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718 【お問い合わせ】 info@feli-zes.biz =========================
金本 淳
パワハラPartⅡ(受け入れる強さ)
更新日:2020年5月19日
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