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心動かす企業経営 vol.88
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<働き方改革は経営戦略の一部?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
ここ数年、『働き方改革』という言葉を
本当によく耳にするようになりました
実は、私も豊田市働き方改革アドバイザー
として登録させていただいております。
その関係とは別ですが、来週も
経営者さん向けに、セミナーを
させていただきます。
それが『失敗しない働き方改革』という
テーマです。
さて、あなたは、この『働き方改革』って
どんなイメージをお持ちでしょうか?
自社にとって、良い影響、それとも悪い影響?
どちらに影響するとお考えでしょうか?
中小企業の経営者さんとお話ししていると
どちらかというと、ネガティブな印象を
持たれている方が多いような気がします。
「ただでさえ、人がいないのに、
残業させられないと仕事が回らなくなる」
「残業代をあてにして働いている人も
いるので、残業減るとモチベーションが
下がるのではないか?」
「大企業向けの施策で、
中小企業には有難迷惑な話だ!」
「経営苦しいのに、
さらにコストがかかるだけ」
確かにおっしゃっていること自体は
間違ってはないと思います。
ただ、そうネガティブにばかり
捉えてはいられないとも思うのです。
少し先を見据えた時、日本はやはり深刻な
問題を抱えていると思います。
誰もが知っている超少子高齢化社会
これにより労働力が
確保できなくなることは確実です。
現に、特に好調な建設関係などでは、
人がもっといれば。。。
という声を今でもよく聞きます。
あなたの会社ではどうでしょうか?
人は定期的に採用できていますか?
また、5年後、10年後、15年後を
想像してみてください。
あなたの会社の平均年齢は
どうなっていると思いますか?
今と変わらなければ結構です。
でも、今の平均年齢がそのまま
年数分だけスライドしている
ということにはなりませんか?
2025年、今から5年少し先には、
大きな問題が来るとも言われています。
それは介護問題です。
2025年には、1947年から1949年生まれの
団塊の世代が75歳を迎える時期なのです
75歳過ぎると、要支援、要介護者の割合は
当然増加します。
75-80歳で13%、80-85歳で3割、
85歳を超えると6割以上だそうです。
問題なのは、この団塊の世代を
介護する必要があるのが
団塊ジュニア世代だということです。
団塊ジュニアは2025年時点では
働き盛りの45歳から55歳になています。
その人たちが、介護で仕事ができなくなる
可能性があるということです。
男性が、仕事やめて介護ってあまり
イメージないかもしれません。
でも大手企業のアンケートでは、
介護をしながら働いたことがある
という人が2013年でも4人に1人
いたそうです。
しかも5年以内に介護の可能性がある
と答えた人が54%。
人口に占める割合が多い、団塊世代、
団塊ジュニア世代がが2025年になれば、
その数はもっと増えることでしょう。
もしかしたら、あなたの会社で
今バリバリ働いている従業員の方が、
ある日突然、親の介護で今のように
働けなくなる。
あるいは、辞めざるを得ない
という状況も起こりえる
ということだと思います。
いくら仕事があったとしても、
人がいなくて仕事ができない
という事態に陥ってしまう。
取引先だって、仕事頼んでも
やってもらえないなら、他のところに
仕事を頼みますってことになりますよ。
そうこうしているうちに、信用を無くして
仕事がなくなる。
そして経営が立ち行かなくなる。
そんな可能性も無きにしも非ずです。
こんな風に、益々、少子高齢化や
介護問題などで、企業へ大きな影響、
特に人不足に関して影響が
出てくるのは明らかなのです。
ただ、働き手がいなくなるという一方で、
現状では、働きたくても働けない
という人もたくさんいます。
出産や育児、介護などで、働ける時間に
大きな制約がある中、その時間制約を
考慮して働ける場所が非常に少ない。
それが大きな原因です。
自分たちが働きたくても条件が合わず
働けない、という『潜在労働力人口』が
たくさん眠っているのです。
さあ、こういう厳しい状況を踏まえて、
どう動きますか? ??
企業にとって、危機的時代を
迎えようとしています。
でも、成り行きにまかせて
何もしなければ、どうなるでしょう?
これは、『働き方改革』という制度に
小手先で対応するというレベルの問題
ではないと思うのです。
世の中の環境変化を捉え、自社の経営資源
を最適に配分して、課題を解決し
企業を成長発展させるという
経営戦略の問題だと思います。
だから、ここで戦略を間違えれば、
企業経営に大打撃を受け、
最悪の場合。。。ということも
あり得るということなのです。
ただ、悲観することはないと思うのです。
既に、時代の変化をとらえ、
対応をうっている企業もたくさんあります。
それは別に大手企業だけではありません。
中小企業でも、積極的に、人材を有効活用
する働き方への取組を始め、そして
成果を出しているところが
たくさんあります。
でもまだまだ、取組みに着手できず、
成行まかせになっている中小企業も
多いのも事実です。
これを考えると、今はチャンスの時代なのです。
ピンチはチャンスです。
自社でも色んな事情をかかえる人を、
いかにして活躍してもらえるように
働き方を見直すことができるか?
優秀な人が、家庭の事情でやめないように
その人の事情に合わせて、仕事を作り直す。
そうすれば、人は集まるのです。
現にこの人材不足の中、中小企業でも
採用募集をかければ、その何十倍もの人が
集まる。そんな企業もあるのです。
そういう企業は間違いなく、
働く人が働きやすい環境を作り出そうと
している企業です。
働きやすい環境の職場
⇒人が集まるし、従業員も満足
⇒やる気もあがる
⇒生産性もあがる
⇒業績もあがる
⇒企業が成長
柔軟に働けない職場環境
⇒人は集まらず、今いる人もやめるかも
⇒仕事の負荷増
⇒従業員満足度低下
⇒生産性低下
⇒業績悪化
⇒企業は衰退
どちらを選びますか?
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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今日は、ジムのスタジオレッスンで
私の斜め前にいらした女性への
ありがとうです。
先日、レッスンに出た時の話です。
スタジオレッスンに出るには、
整理券をもらう必要があります。
1時間前から、受け取ることができ
その番号順にレッスンの5分前になると
スタジオに入って好きなポジションを
とっていけるのです。
大体来ているメンツは似ているので
皆さん大体同じようなポジションに
います。
必ず講師の真ん前に陣取る人
後ろの端にいる人
右サイドにいる人
まあひとそれぞれです。
私は大体左サイド。
レッスンにより、前に行くか
後ろに行くかは大体決めています。
講師の先生をしっかり見たいレッスンは
前の方、さほど難しくなく
軽く流してもいいものは後ろのほう。
先日、冒頭で話した私の斜め女性の人が
私が、スタジオに入ると、振り返って
話しかけてきたのです。
「先週ここにいらっしゃいましたよね」
「変わりましょうか?」
と
「いやいや、とんでもない」
「場所は、早く来た人から
好きなところを選ぶことになっているん
ですから気になさらないでください」
と私は返しました。
その女性は、その前の週からレッスンに
出てこられていて、その時がまだ2回目
だったのだと思います。
だから、余計に気を遣ってたのかも
しれません。
今回、その気持ちが嬉しかった
ということでお礼を言いたいな
というのがあるのですが、
それだけでなくもうひとつあります。
それは、そういう気遣いをする
ということで、人の気持ちを
大きく変えられるということを
改めて教えていただいたことです。
結構、ジムでは、ポジション取りで文句を
いう人がいると聞きます。
毎回来ている人の間では、
人のポジションにはいかない。
そんな暗黙のルールのようなものが
あるような感じがします。
だから、そういうのを知らずにレッスンに
初めて来て、いきなりいつもいる人の
ポジションのところに入ると、露骨に
嫌な顔をする人もいるようなのです。
でも、そういう時に、今回の女性のように
ひと声かけると、相手からすると
その人に対する印象が大きく変わるのでは
ないかと思ったのです。
そういう気遣いをしておくと
お互い気持ちいい。
私もそういうのを目指したいのですが、
実践できているかは???です。
ですから、今回の女性の気遣いに
2つの意味で感謝です。
「ありがとうございました」
「自分もそういう気遣い上手を
目指します」
さりげない、ちょっとした気遣いが
人と人との潤滑油になるんですね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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