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心動かす企業経営 vol.188
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<代替食品と新規事業アイデア>
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先日、福井の永平寺に行った帰りに
お蕎麦屋さんに寄りました。
あの辺はお蕎麦が有名なのでしょうか?
道沿いに連続して何軒もお蕎麦屋さんが
ありました。
入ったお店で、お蕎麦と一緒に出てきた
一品があります。
見た目は、貝の佃煮であるしぐれ煮です。
でも、側にメモ書きが置いてあり、
読んでみると、そうではないようです。
「これは貝の佃煮のように見えますが、
生麩を原料に佃煮風に味付けしたものです。」
と書いてありました。
どうやら、永平寺に伝える精進料理のひとつ
「精進志ぐれ」というものらしいです。
それにしても、見た目だけでなく、味も
良くできている。
貝じゃないとわかっていて、食べても
貝のしぐれ煮のように思えるのです。
だから、多分メモ書きが置いてなければ、
貝のしぐれ煮だと思って食べて
いたでしょう。
本当によくできています。
それで思い出したのですが、
そう言えば、先日、新聞記事で、
こんなのがありました。
「代替肉市場に参入する企業が増えている」
というものでした。
喫茶店チェーンのコメダ珈琲が
植物由来の材料(米と大豆)にこだわった
KOMEDA is(コメダイズ)という
新業態の店舗を銀座に出店した。
人気メニューの「アボ照り」は
大豆のパティで作られたハンバーガー
だそうですが、食べてみると
肉汁こそ出ないが、お肉を食べて
いるのと変わらないそうです。
また、あずきバーでおなじみの井村屋も
大豆ミートを使った「大豆ミートまん」
さらに別の商品展開も考えているとのこと
CoCo壱番屋も大豆ミートのメンチカツを
トッピングに
このように各社が代替肉市場に
参入しているのはなぜなんでしょう?
それには、いくつか理由があるようです。
ひとつは、健康志向の消費者が
増えているということ
そして、二つ目は、宗教上、
お肉を食べれない外国人が、
東京オリンピックで
多く来日するであろうということ
三つめは、世界的に高まる食糧問題です。
国連によると、世界の人口は
2019年で約77億人、
これが30年後の2050年には
100億人近くになるという話です。
これを受け、食肉需要が大きく
増加することが予想されているとのこと。
このような理由から各社が代替肉に
注目しており、10年後には、
その出荷額は10倍になると
予想されているようです。
すごいですね。
将来は、普通のお肉が貴重になり、
簡単に食べられなくなるかもしれませんね。
それはさておき、興味深かったのは、
電子部品を製造する「イビデン」が
8月からハンバーグやハンバーグの
パティに使用する素材を
食品メーカーに販売する事業に
進出し始めたという事です。
全く異業種からの参入です。
えっと思いませんか?
粉末をこねて、押し出し、成形する
というセラミック事業で培った技術が
活かせるそうです。
どこをどう活かせばそうなるのか
わかりません。
でも肉を再現したうまみ成分を
大豆に閉じ込め、かつ大豆のにおいを
減らして、肉の食感に近づける
ようにしているそうです。
イビデンは、代替肉だけでなく、
カニやエビなどの代替品開発も
進める予定のようです。
こうなると本当にスゴイですよね。
将来は、あらゆる食品が、
植物由来のもので代替されてしまう時代が
来るかもしれません。
人間の生み出す技術は素晴らしいなあ
と思う一方、なんか個人的には
寂しいような気もします。
でも世界の環境変化を考慮すると
仕方ないことなのかもしれません。
最近、このイビデンのように異業種の
新規事業に参入する企業が多いように
思えます。
私の周りの中小企業でも、結構、
新しい事業に参入されているところも
あります。
自社の技術を活かして、
新規事業に参入する企業、
自社の技術とは全く関係ない新規事業に
参入する企業。
色々です。
後者は少し思い切っていると思いますが、
でもよく考えてみると、
技術を活かしていない会社でも、
組織面や仕事のやり方、しくみなど、
その会社の強みを活かしていることには
変わりないことがわかります。
全ての企業が、必ずしも新しい事業に
参入していかなくてはならない
という訳ではありません。
自社の中核となる事業は、需要がある限り
しっかり守っていくべきだと思います。
でも、残念ながら、
製品やサービスによっては、
時代の流れとともに需要が
どんどん減っていくものもあります。
その場合、何もしないで、後から焦るより、
早めに色々な可能性を探っておけば、
安心だと思うのです。
私は、基本的にどんな企業でも、
自社の強みを活かした、
新たな事業展開の可能性を
持っていると思うのです。
でも、日頃から、
「そういう可能性はないか」
と興味を持って色んなものを
見ていなければ、アイデアは
浮かんでこないようにも思います。
例えば、普段クルマに興味がない人は、
街に走っているクルマには目がいかないし
別にどんなクルマが走っているのか
気にしないと思います。
でもそういうクルマに普段興味が
ない人でも、自分が新車を買おう
としたときは、どうでしょうか?
街に走っているクルマが気になる方が
ほとんどですよね?
特に、自分の候補のクルマがあれば、
その車種が通っているのが、
やたらと目につくようになる。
これは、自分が興味を持っているか、
いないか
という差です。
興味さえ持っていれば、
意識してなくても、脳が、
興味があるものについつい
反応してしまうのだと思います。
こんな風に少し興味を持つだけで
入ってくる情報が格段に違ってくると
思うのです。
だから、
もし、今、自社の経営が安泰であっても、
何か新しいことができないかと、
アンテナを張り巡らしておく。
そうすると、ある時、思わぬアイデアが
浮かんで来るかもしれません。
また、例えそのアイデアが、今すぐ
必要なくても、将来、使えるかも
しれません
そうしておいて、決して損はないのでは
ないかと、私は思のですが、
いかがでしょうか?
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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この週末に泊まった山代温泉の旅館での
出来事です。
朝食のバイキングで
魚のコーナーがありました。
そこに鮭の切り身とあともうひとつ
ハタハタという魚があったんです。
そのハタハタ、見た目はシシャモみたいな
感じでした。
私が、見ていると、そこを担当されている
旅館のおばさまが、
「すごくおいしいですよ。」
「頭から全部そのまま食べれますよ」
と声をかけていただけました。
そう言われると食べないわけには
いけません。
せっかくなので一尾食べてみることに
しました。
そして、席について、そのハタハタを
食べてみると、
「うー、滅茶苦茶おいしい!」
揚げ方もいいのか、カラッと揚がっていて
サクサクで、おいしいのです。
「これはもう少し食べねば!」
とまた、後で、そのコーナーに
行きました。
そしたら、さっきのおばさまが
「どうでした?」って
「すごくおいしかったです!
ありがとうございました」
とこたえると、
「そうでしょ。よかった」と
ということでそのあと、4匹追加で
食べてしまいました。
美味しい魚を教えていただいた
おばさまに感謝です!
「あばさま、おすすめいただき
ありがとうございました」
「そして、戻った時も
また声をかけていただき
ありがとうございました。」
「おかげで、その日その後も、
何かとてもいい気持で一日を
過ごすことができました!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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