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“今ある商品”が売れる別モノに!一歩上行く思考のクセ活用術

  • 執筆者の写真: 金本 淳
    金本 淳
  • 5月13日
  • 読了時間: 8分

虹で幸せに!
虹で幸せに!

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.512

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<“今ある商品”が売れる別モノに!一歩上行く思考のクセ活用術>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




先日、面白い記事がありました。


「薄型日本酒、持ち運び楽々」


瓶に代わり紙の薄い箱型容器に入った

日本酒が観光地で土産として人気を

集めているとのことです。


厚さ9mmで縦横14㎝といわゆる

CDケースのような形の容器、


箱の外装デザインには百人一首の絵柄や

奈良公園の鹿の写真


ユニークですよね?



このユニークなお酒のパッケージ、

大阪シーリング印刷が、奈良春日山酒造と

共同企画し、開発したものです。



言葉ではイメージがつきにくいかも

しれませんので以下ご参考です。


(OSPホールディングス プレスリリース)



ターゲットとして、一番意識しているのが、

ここのところ爆発的に増えている

外国人観光客。



ただ、外国人観光客向けにわざわざ

パッケージそのものを従来の日本酒のものと

全く変えてしまうという発想って、

簡単には出てきませんよね。


普通は、

今ある製品を、外国人観光客に

どうやったらより沢山購入してもらえるか?

 ↓

店頭で少量の飲み比べや試飲で試してもらい、

それで気に入ったら購入してもらえる


と言う感じで

いわゆる販促策を検討するということになり、

そもそもの製品の容器やパッケージを

変えようというところまでは行かない。


販促策を展開するだけでも、確かに

気に入れば買う人は買うでしょう。


ただ、それだと本気で日本酒を買って帰りたい

と思った人しか買わないので

潜在的な顧客を逃している可能性が高い。


もっと手軽に持ち帰れるようにすれば、

お土産に買っていこうかなという

外国人がさらに増えるはずです。



そのためには

今あるものを売るという発想にとどまらず

もう一歩ターゲット目線に立って考える。


つまり

外国人がお土産として持って帰るには、

従来の日本酒って不便なことは

ないだろうか?という根本的質問を

してみることです。


そうすると


1升瓶は、デカすぎて嵩張るし、壊れやすいし、

重すぎる。


紙のパックだと壊れにくいが、

重くて、嵩張るのは変わらない。


720mℓの瓶でも、割れやすいし、重いし、

嵩張るし、持って帰れないことはないが、

お土産として沢山購入しづらい。


180mℓの小瓶を販売しているところはあるが、

それとて割れやすいし、沢山持ち帰ると

梱包も大変だし、嵩張る。


という風になるはずです。



そして上の問題を解決するにはどうすれば

いいだろうか?と考えると


容量は100mℓにしぼり、薄いCDケースの

ような容器にするという発想が浮かんでくる。


さらに

デザインにもこだわり、形状と

併せて目を引くような工夫をすれば

どうだろう?


ということで

冒頭でご紹介したように

箱の外装デザインには百人一首の絵柄や

奈良公園の鹿の写真といった

日本的で外国人が喜びそうなもの

を採用するという発想にも繋がってくる。


さらに、パッケージの裏側に写真立てとして

使えるよう脚になる切り込みを入れ

装飾品として楽しめるようにして

プラスアルファの価値にも繋がる。


ここまでやると、そこまで日本酒に興味が

なくても日本土産として購入しようかな

と思う人が沢山出てくるように思います。




ただ、先程も述べたようにこういう発想って

思いつきそうでなかなか思いつかない

ものなのです。


それは私たち人間の「脳の思考のくせ」

が影響しているからなのです。




認知心理学者でノーベル経済学賞受賞の

ダニエル・カーネマンは

その著書「ファスト&スロー」の中で、

私たちの脳には

システム1「速い思考」

システム2「遅い思考」

という2つの思考回路があると述べています。


そして、私たちは大半を

システム1(速い思考)で物事を

判断しているとのことなのです。


その理由は、

集中力を必要とするシステム2を

常に作動させていると脳に大きな負担が

かかるためです。


また、システム2は決断速度が遅いため、

これが優勢だと日常生活に支障を

きたすとのこと。


例えば、クルマを運転していて、

前方に大きな障害物が落ちていたら

反射的に避けるか、ブレーキを踏むか

何かしますよね。


もしシステム2で遅い思考をしていたら

回避動作が間に合わず、気づいた時には

障害物に激突ということになってしまいます。


しかもシステム2の遅い思考は

発動には集中力が必要であり

かつ面倒なのでできるだけ速い思考で

済まそうというクセがある厄介者なの

だそうです。



以上のようなことから、

私たちの思考は速い思考が

優勢になりがちなので、意識しなければ

頭を使わずに経験や直感で判断してしまう

ことが殆どになってしまうとのことなのです。



ただ、その流れに任せていては

ビジネスで成功するのは難しい。


ビジネスや人生で成功する人は

速い思考に流されず

遅い思考を使いこなせる人だと

言われているからです。


また、常日頃意識して

思考の訓練をすれば、必要な時に

遅い思考を使えるようにもなるそうです。



例えば、ネットニュースで言われている

こと、他人が言っていることを鵜呑みにせず

違う角度から見たら、こういう意見も

あるだろうなというように、自分なりに

解釈をするクセをつけるといいらしいです。




ということで、少し日本酒のパッケージから

飛躍してしまったところもありますが

今回は思考のパターンを上手く

管理して、ビジネスを成長させる方法に

ついて考えてみました。



私たちって生まれた時からの様々な経験に

基づき物事を解釈する思考のパターンが

優位になりがちです。


つまりよく言われる固定観念にすぐに

とらわれるようになってしまっているの

だと思います。


ただ、これまで生まれてきた世の中の

画期的な製品やサービスって、

考えてみれば、全て自分達の固定観念を

覆すというところから生まれているとも

言えるかと思います。



そういう意味では

自分達の製品やサービスについても

時には少し冷静に「遅い思考」を

意識的に引きだし、活用してみると

思わぬ発見があるかもしれません


日本酒のユニークなパッケージの

記事を読んでいてそんなことを

ふと考えましたが、

いかがでしたでしょうか?



ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

=================


この週末は、京都から姉家族も

来てくれ、父の1周忌を行いました。


法要関係だと必要になるのが

お寺の御坊様ですが

愛知県では特にお寺とのお付き合いは

ありませんでした。


そのため、昨年の初盆の際には

ネットのお坊さん便というしくみを

利用して、近隣のお寺から御坊様を

派遣してもらいました。


そして、今回の1周忌も、昨年に

お参りいただいたお寺の副住職が

非常にいい感じの方だったので

直接お願いすることにしました。


今回もすごく丁寧にご対応いただき

非常に良い法要となりました。


最後にお話しいただいた説法も

心に刺さるものがあり本当に

有難いお話を聞けたなあと思っています。



今まで数人のお寺の住職さんと

関りがありましたし、どなたも

それぞれ良い感じの立派な方でした。


ただ、その中でも、一番私としては

ほっとするというか安心できる

そんな素敵なお人柄がにじみ出て

いらっしゃるご住職さんだと

感じています。



父も素敵な住職さんにお参りいただき

満足していることだと思います。



今回、住職さんだけでなく、姉家族、

そして色々準備してくれた

自分の妻含め、みんなに感謝です。



みんなのおかげでいい1周忌ができました。


ありがとう!感謝です!




最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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