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心動かす企業経営 vol.154
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<自社の事業ドメインを考えてみる>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
今日は7月7日の七夕ですね。
七夕と言えば、短冊に願い事、
そして、天の川
子供のころ短冊に願い事を書いていた
記憶はありますが、一体何を
書いていたのか、今では覚えていません。
そしてその願いごとは叶ったのか???
皆さんはどうですか?
大人になった今、昔書いた願い事が
叶っていますでしょうか?
さて、ここから今日の本題です。
東海3県に住んでいる方なら、誰でも
知っているのではないかと思われる
大垣共立銀行。通称OKB。
皆さんは、どんなイメージを
お持ちでしょうか?
私のイメージは、こんな感じです。
何かよくわかりませんが、
ちょっと普通の銀行とは違う
ユニークな銀行だなあというイメージ。
TVのCMを見ても、独特の自社CMソングに
ダンスを踊る子供たち。
毎年OKB主催のキッズダンスコンテストが
開催されていて、その優勝チームが
CMに出場する。
CMのオーディションにも
なっているんでしょう。
ちょっと従来の銀行のイメージからは
ほど遠いCM。
全く銀行のサービスとは関係のないCM。
銀行のCMがなぜこれなんだろう
という疑問はあるものの、
でも一度見たら頭から離れない
インパクトのあるCM。
CMだけじゃなく、OKBは色々ユニークな
取り組みを行っているとの印象です。
ドライブスルーATM、
年中無休の店舗エブリデープラザ、
喫茶店付き店舗、
レストランとの共同店舗、
高山地区での巡回型移動店舗、
コンビニ風店舗、
企業のスポンサーCMを流し
時間外手数料を安くするATM、
それから銀行業務とは直接関係ない
ところの取組みとしてはこんなものも。
大垣観光協会の運営するレンタサイクルの
命名権「OKBike」、
Fm岐阜と共同して地方情報を
発信する番組作り、
岐阜の総合体育施設の名前も
OKBぎふ清流アリーナ、
それから、JR大垣駅から
OKB本社ビルを結ぶ、
郭町(クルワマチ)商店街も
OKBストリートというらしいです。
地元商店街と一緒になって、
地元を盛り上げよう
ということなんでしょう。
実際、
地域の名品をOKBブランドとして
売り出すセレクト店「OKBショップ」、
生鮮食品を扱う「OKB八百屋本店」などを、
その商店街で展開中とのこと。
また、最近、西濃地域の食材を使った
カジュアルフレンチレストランも
オープンしたとのことです。
一体なぜ、地方の一銀行が、
ここまで色々やるのか?
最近、どこの金融機関でもやっている、
企業のビジネスマッチングや
事業承継にまつわる支援など、
そういった一般的な支援ならわかります。
でもなぜそういった枠を超えた
取り組みをOKBは行うのか?
それは、自社の行っている
事業の領域(事業ドメイン)のとらえ方に
関係しているんだと思います。
事業ドメインって、捉え方によって、
広くも浅くもなります。
例えば、トヨタの例で考えてみます。
トヨタのせまい事業ドメインは、
「クルマをつくる会社」
でも今実際トヨタがかかげるドメインは、
もっともっと広く、こんなイメージ
なんだと思います。
「クルマ会社を超え、
人々の様々な移動を助ける会社、
モビリティ・カンパニー」
クルマを所有する喜びだけでなく、
利用することの楽しさ、
その2つを最大化するため、
自動車メーカーから、
モビリティ・サービスを提供していく会社
へ変わっていくというものです。
要は、「モノを作って売る」という製造業
という概念だけでは、生き残っていけない。
それだけでなく
「サービスを利用してもらう」という
サービス業へのシフト・または拡張
という付加価値を提供する会社。
そうなってようやく、競争に勝ち残って
いけるという危機感のあらわれでしょう。
今回の大垣共立銀行で考えてみましょう。
普通、銀行の役割(ドメイン)を一言で
言ってしまうと、
「個人や企業へのお金の貸し借り」
その貸し借りの過程で発生する手数料で
儲けるのが銀行
ただ、銀行の役割・仕事をそれだけ
としてしまうと、
今の時代生き残っていけません。
昔のように右肩上がりで企業も個人も
成長していった時代なら、それでも
良かったかもしれません。
でも今、銀行が生き残っていくために
期待されている役割は昔とは大きく
変わってきているのだと思います。
そこでOKBは、
「地方創生=地元の地域とともに発展する」
ということが必要だと考えたのだと思います。
地元の地域企業や商店街が元気になる
お手伝いをすれば、それが
回りまわって自社にも返ってくる。
そこに新たな地方銀行としての役割を見出した
一見、バラバラにも見えるOKBが
取り組んでいる諸活動、
でも私は、その裏には、しっかり
定義されたドメインが存在するのだと
思っています。
そして、この事業ドメインの考え方って、
これからの中小企業にとっては
ますます重要なものになってくるのでは
ないかと思います。
自社を従来通り、
単に○○をつくる会社(お店)、
××を販売する会社(お店)、
△△サービスを提供する会社(お店)
と狭いドメインだけで考えていては、
いけないと思うのです。
その一歩も二歩も上を行ける自社ならではの
「付加価値」というものがなにかを考える。
そしてその実現のために何をするのか、
そんな風な事業戦略が必要なのではないか
と私は思います。
自社の事業ドメイン、
一度しっかり考えてみては
いかがでしょうか?
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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日曜日、母の3回忌で大阪に朝から
行ってきました。
コロナの影響もあり、正月以来、
会っていなかった父親と会うことが
できました。
5月にあごの横のコブをとる手術を
父は受けました。
ただ、目の神経に関わる
ところも影響していたようで、
手術後、少し目にも影響が出ている
ようでした。
見た感じも、片方の目が反対の目と比べて
少し閉じ気味になっているようで、
久しぶりに会った私には人相が少し
変わったように見えました。
父はすごく元気は元気なのですが、
毎回、会うたびにやはり父が段々と
年を取っていくのがわかり私としては
何か寂しい気がします。
やはり、父親は、自分にとってはいつまでも
父親であり、威厳があり、見た目も元気な
父親であってほしい。
だから少し寂しく感じるのだと思います。
考えると、父親にも感謝しかないですね。
当たり前だとしか思っていなかった
親の愛情、今はようやく理解できるように
なりました。
気持ちではすごく感謝しているのに、
なかなか素直に今でも言えない自分が
います。
だから今日は改めて父に感謝です。
「お父さん、ありがとう」
「たまにしか会えないけど
ずっと元気でいてください」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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