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  • 執筆者の写真金本 淳

先手先手のリスク分散が明暗を分ける?



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心動かす企業経営 vol.258

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<先手先手のリスク分散が明暗を分ける?>



おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。 




このコロナ禍の影響で、

昨年の企業の決算状況は大きく二極化


いわゆる、K字型などと言われています。



調子がいいのが、製造業関連や

巣ごもり関連の企業、


一方、減益や赤字なのが、

運輸・観光関係、飲食、デパート、

エンタメなど。



私も様々な業種の企業様とお仕事させて

頂いておりますが、企業によって、

その影響度合いは本当に様々です。


そして、大きな影響をうけて

いらっしゃる企業さんは、

必死に色々な対応に取り組もうと

日々努力されています。


私もそういう企業様・経営者様からの

ご相談に、何とかお役に立てるよう

色々知恵を絞らせていただいて

おりますが、経営者様の必死の

頑張りには本当にいつも頭の下がる

思いです。




さて、こういう業界的な二極化

という傾向はありますが、

周りを見ていると、悪い業界の中でも、

比較的影響度の少ないところと

大きなところと、これまた二極化

しているように感じています。


そして、その違いは何なのかと

考えてみました。


それは単純明快に一括りに言えない面

もありますが、大きく言ってしまえば、


平時の時から、リスク分散が

できている企業と、そうでない企業と

言う事になると思います。


当たり前と言えば当たり前なのかも

しれません。。



例えば、飲食店のケースで言うと、

こういう違いがあります。



まともに影響を受けているのが、

対面での営業しかやっていないところ。


そして、影響が少ないのが、

対面営業だけでなく、自社の料理を

ネット通販で売っていたりする

いわゆる事業形態が一つではないところ。



ただ、対面営業しかやっていなくても、

店舗が自社所有で従業員もほぼ家族経営

というようなところは、

逆に支援金などで、平時より儲かっている

という例もあります。


その場合は、上記に当てはまらず、

それはそれでリスクヘッジが

出来ていると言えるのでしょう。



ただ、全般的には、先手先手で

ひとつの事業形態に固執せずに、

いくつかの事業形態に日ごろから

積極的に取り組まれている


そういうところは、やはり強いです。



多くの企業は、コロナという異常な

事態になって初めて、テイクアウトなどの

新しい分野に取り組まれたのだと思います。


でもそれだとどうしても後手後手に

回ってしまい、対応も遅れがち。


効果としても、みんながやり始めてから

だとどうしても限定的になってしまう

でしょう。



やはり、言えるのは、日ごろから、


「自身の事業に関しては、

リスク分散を考えておかなければ

ならない」


ということだと思います。


このことを、このコロナで痛感した

という方も多いのではないでしょうか?



人間の心理として、どうしても

そこそこ上手く回っている間は、

安心しがちになってしまいます。


そして、最悪の思考パターンだと、


「このままの状態が永遠に続くだろう」


みたいな勘違いをしていまいがちです。


あるいは、そこまでは行かなくても、

それでも、


「まだ大丈夫だろう、まだ大丈夫だろう」


と思っていて、何も手を打たずにいる。


そして、ある日突然、今回のコロナの

ようなことが起こってしまう。




上手くいっているのが、

自社の工夫や努力のおかげであれば

OKです。


でもたまたま周りの景気がいいから、

自社が努力していなくても

儲かっている状態、


それを自社の実力だと勘違いして

しまうことも意外と多いのではないかと

思うのです。



今回のコロナで影響を受けた企業の方は、

自社の脆弱さを痛感し、

否が応でも何か新たな取り組みをせざるを

得なくなったと思います。


逆に、心配なのは、今回、コロナで影響を

たまたま受けなかった業界に属する

企業の方です。



そういう業界に属する企業さんでも、

リスクマネジメントを日ごろからしっかり

されているところは良いかと思います。


でも、

「今回のこのコロナでも影響を

受けなかったから、自社は大丈夫だろう」


と何のリスク分散も行っていないのに

安心してしまっているようであれば、

それは危険信号です。



そういう企業さんほど、

今、体力があるうちに、何かリスク回避を

できるような手段を講じておくべきだと

思います。



何か起こってからでは、冷静に

対応するのが難しいと思います。


余裕があるときこそ、

思考にも余裕ができます。


だから、あえて今考えておくのです。



かといって、

「いきなり新事業だ!」

と、なる必要はないと思います。



先ずは、どんなリスクが起こり得るのか?

そして、特に自社に一番大きな影響を

与えるのはどういうリスクなのか?


そして、その発生の可能性は

どのくらいあるのか?


というようなことから、

対応を検討すべき事項を洗い出し、

対応の優先度を決める。



そして、最初は、お金をかけずに、

今すぐできることから考えてみる。


そして、次に、お金、人、モノなどの

自社の経営資源を考えて、

どこまでだったら実現できるのか、

できないのか?

そういうものを、整理してみる。



その中に、自社の強みを活かせて、

実現可能性が高い取組があれば、

新事業、あるいは新分野展開という形に

初めてつながるのかもしれません。



まあいずれにしても、余裕のあるうちに、

考える


そして、仮に失敗してもいいように

先ずは小さく始めてトライしてみる


というのが大事だと思います。



こういうのは、正にリスクマネジメントの

世界です。今世間で言われている

BCP(事業継続力計画)と言う言葉に

ついては皆さんもよく聞かれているかと

思います。


ただ、私の印象では、世間で言われている

BCPって、どちらかというと、

まだ自然災害的なものへの対応という

イメージに近いように感じています。


実際今はもう少し進んでいるのかも

しれませんので間違ってるかもですが。。。



ただ、今このコロナをきっかけに

考えないといけないのは、

自然災害に限らず色々リスクがある中で

「自社がどうやって生き残るのか」

ということだと思います。



だから、平時の時こそ、前もって

自社が直面しそうなリスクを洗い出し

取組を進めていっていただきたいと

思います。



備えあれば患いなし


今は環境変化の速い難しい時代です。


正に備えができるかできないかが

企業の明暗をわけるのだと思います。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

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私は、昔からずっと自分がすごく

まともな人間だと思って生きてきました。


何をまともと言うのかが、そもそも

曖昧ですが、

まあ、普通に学校も行って、ちゃんと

就職もして、普通に働いて

法律に触れるようなこともせず

暮らしてきた。


そういう意味では、

まともだったのかもしれません。



でも、今振り返ると、昔の自分は

人に対する考え方が、まともでは

なかった部分がありました。


ひと言で言うと、「自己中心的」と

いうのだと思います。


もちろん、

まったく、周りの人のことを考えていない

極悪非道な奴という訳ではありません。


私なりに、それなりに周りのことは

考えてきたつもりなのです。


でも、本当に、周りの人が気持ちよく、

不快にならないような、人の気持ちを

考えた行動や発言、態度がとれていたかと

いうと、自信をもって、「ハイ」という

ことが言えません。


すごく色々な人に迷惑や不快な思いを

させてきたと反省しています。



でも、今は以前よりましになっています。


当然まだまだ完璧とは言えません。


でも昔に比べて、そういうことに

遥かに気づけるようになりました。



きっかけは、色々あり、話すと

長くなるのでやめておきますが、

でも、よく自分でも、そういう面に

気づけたなあと思っています。


そういう意味で本当に良かったです。



今日は、変な話になりましたが、

気づけたことに感謝ですし

気づかせていただいた、

色々なことや人にも感謝です。



その反省を生かし、これから

もっとまともになっていきたいですし

少しでも人の気持ちを軽くして

あげる事が出来たり、役に立てていければ

いいなと思います。



まだまだ修行中ですが、頑張りたいと

思います。





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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心動かす企業経営

【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師 国際ファッション専門職大学非常勤講師

【住所】

〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718

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