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【第三章#03】強い社長と弱い社長 ~自分の弱さを知っている人ほど、人を大切にできる~

執筆者の写真: 金本 淳
金本 淳
11 分前
読了時間: 17分

キュランダ
キュランダ

 

皆様に幸運が訪れますように!!


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心動かす企業経営 vol.578

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【第三章 経営者のあり方 #03】


強い社長と弱い社長

~自分の弱さを知っている人ほど、人を大切にできる~



こんにちは

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。



私はこれまで、トヨタ自動車で20数年間働き、

さまざまな上司や経営陣の方々と一緒に

仕事をしてきました。


また、独立して経営コンサルタントとして

活動する中で、多くの経営者の方々と

お会いしてきました。


そうした経験を重ねる中で、

私が感じるようになったことがあります。


それは、

“私が本当に強いと思う社長は、実は自分の弱さを自覚している人だということです”


ここでいう弱さとは、決断できないことや、

責任から逃げることではありません。


自分一人の力には限界があることを知っている。

自分だけでは解決できないことが

たくさんあると理解している。


だからこそ、周囲の人を信頼し、

その力を借りながら、よりよい結果を出そうとする。


私がこれまで出会ってきた、

本当に強いと感じる人たちには、

そんな共通点がありました。


今回は、私自身の経験を振り返りながら、

強い社長と弱い社長の違いについて

考えてみたいと思います。



1.私が「この人のために頑張りたい」と思った上司


トヨタで働いていた頃、私には

「この人についていきたい」

「この人のために頑張りたい」

と思える上司が何人もいました。


そうした上司に共通していたのは、

自分が完璧ではないことを

よく分かっていたということです。


もちろん、ただ弱いだけの上司ではありません。


自分一人でできることには限界がある。

自分だけで考えるより、周囲の知恵を借りた方が、

もっとよい結果を出せる。


そういうことを理解している人たちでした。


だからこそ、部下のことをよく見ていました。


一人ひとりの性格や得意なことを理解し、

それぞれの力をどう引き出せばよいかを考えている。

そして、

仕事を任せ、必要なときには相談してくれる。


私自身、上司から仕事の成果を褒めてもらったり、

頑張りを労ってもらったりしたことが何度もあります。


自分の仕事をきちんと見てくれている。

自分を信頼してくれている。

自分の力を必要としてくれている。


そう感じられることは、

仕事をするうえで大きな励みになりました。


また、上司自身も

「自分だけでは解決できない」

「みんなの力を借りたい」

「一緒に協力してほしい」

という気持ちを、普段の言葉や振る舞いから

自然に伝えていました。


そして何より、

部下を単なる仕事をする人としてではなく、

一人の人間として尊重し、

大切にしていることが伝わってきました。


だからこそ、私もその人を信頼し、尊敬し、

この人のために頑張りたいと思えたのだと思います。



上司だからといって、

何でも知っている必要はありません。

常に正しい判断をする必要もありません。


“自分の限界を知り、周囲の人を信頼し、

その力を引き出せること。

それもまた、リーダーの大切な強さなのだと思います“



2.強い社長は、自分一人の力を過信しない


独立後、経営者の方々とお付き合いするように

なってからも、私は同じことを感じてきました。


本当に強いと感じる社長は、

自分が頑張っているから会社が成り立っている

とは考えていません。


「社員のみんなが頑張ってくれているから、会社が回っている」


そう考えている方が多いのです。


社長は会社の責任者です。

最終的な判断をし、責任を引き受けなければ

ならない場面もたくさんあります。


しかし、会社を動かしているのは

社長一人ではありません。


社員がいて、取引先がいて、お客様がいて、

家族の支えもある。


さまざまな人たちの協力があって、

初めて会社は成り立っています。


そのことを本当の意味で理解している社長は、

自分の力を過信しません。


だからこそ、周囲への感謝の気持ちが自然に表れます。


社員が仕事をしてくれることを当たり前だと思わない。

取引先が協力してくれることを当然だと思わない。

家族が支えてくれることにも感謝する。


自分一人では何もできないと分かっているからこそ、

周囲の人たちの存在を大切にするのです。


一方、自分が頑張らなければ会社は回らない、

自分がすべてを把握していなければならない

と考えている社長もいます。


責任感が強いからこそ、そう考えるのかもしれません。


しかし、その思いが強くなりすぎると、

何でも自分で判断し、自分で指示を出し、

自分で解決しようとしてしまいます。


社員に仕事を任せても、結局は自分が確認し、

細かく指示を出さなければ安心できない。


それでは、

社長自身が忙しさから抜け出せませんし、

社員が自分で考え、成長する機会も

少なくなってしまいます。


“自分が頑張ることと、自分一人で頑張ろうとすることは違います”


本当に強い社長は、

自分の力を発揮するだけでなく、

周囲の人たちの力を信じ、

それぞれの力を生かすことができる人なのではないでしょうか。



3.強い社長は、人の話を素直に聴く


これは、私が経営コンサルタントとして

経営者の方々と接する中でも、よく感じることです。


経営者の方に何かを提案したとき、

まずは話を聴き、どうすれば自社の経営に

生かせるかを考える方がいます。


一方で、話の途中で

「それはやりました」

「それはうまくいきませんでした」

と、すぐに反応される方もいます。


もちろん、過去に取り組んだ経験を

教えていただくことは大切です。


以前の取り組みがうまくいかなかったのであれば、

その理由を考えることも必要です。


ただ、少し詳しくお話を伺ってみると、

実際には取り組み方に改善の余地があったり、

十分に検討されていなかったりすることもあります。


一度試してうまくいかなかったからといって、

その方法が自社に合わないとは限りません。


対象とするお客様が違ったのかもしれない。

伝え方に問題があったのかもしれない。

取り組む順番が違っていたのかもしれない。


やり方を少し変えるだけで、

結果が変わることもあります。


また、経営者ご自身が

「うちの会社の問題はこれだ」

と思っていても、話を深く聴いていくと、

その背景に別の問題が隠れていることも少なくありません。


表面に見えている課題だけを解決しようとしても、

根本的な問題が残っていれば、

期待する成果にはつながりません。


だからこそ、私は経営相談では、

目の前の課題だけでなく、

その背景に何があるのかを理解することを

大切にしています。


そして、経営者の方々にも、自分の考えに固執せず、

さまざまな可能性を考えていただきたい

と思っています。


自分の考えと違う意見を聞いたとき、

すぐに否定するのか、


それとも、

まずは

「なぜそう考えるのだろう」

「何か自分が気づいていないことがあるのだろうか」

と考えるのか。


その違いは、とても大きいと思います。


もちろん、人の話を聴いたからといって、

すべてを受け入れる必要はありません。


提案されたことが自社に合わない場合もあるでしょう。


大切なのは、最初から否定せず、

いったん受け止め、自分なりに考えてみることです。


“強い社長は、自分の考えを持ちながらも、自分の考えだけが正しいとは思っていません”


だからこそ、異なる意見からも学び、

よりよい方法を探すことができるのだと思います。


そして、この姿勢は、

コンサルタントとの関係だけでなく、

社員との関係にも表れるのではないでしょうか。



4.社員が思うように動かないとき、誰の問題と考えるか


以前もお話しした事がありますが、

これまで経営者の方々とお話しする中で、

社員に対する不満を耳にすることがあります。


「あいつには仕事を任せられない」

「同じことを何度言っても直らない」

「もっと自分から考えて動いてほしい」


社長の立場からすれば、

そう言いたくなる気持ちも分かります。


自分は一生懸命に会社のことを考えているのに、

社員が思うように動いてくれない。

何度説明しても伝わらない。

期待した結果が出ない。


そうした状況が続けば、

不満を感じるのも無理はありません。


しかし、私は、

社員が思うように動いてくれないときこそ、

社長自身に考えていただきたいことがある

と思っています。


それは、

“「自分は、社員が成長し、力を発揮できるような関わり方をしてきただろうか」”

ということです。


社員が自分で考えて行動できるように、

必要な情報を伝えてきただろうか。


失敗を恐れずに挑戦できるような環境を

つくってきただろうか。


社員の話をきちんと聴き、その人の得意なことや

考え方を理解しようとしてきただろうか。


任せると言いながら、

細かく口を出しすぎていなかっただろうか。


社員が失敗したとき、

次に生かせるように一緒に考えてきただろうか。


こうしたことを振り返ってみる必要があると思います。


もちろん、社員一人ひとりには、

それぞれの能力や考え方、経験の違いがあります。


すべての問題が社長の責任だと

言いたいわけではありません。


ただ、社員が育ち、力を発揮できる環境を

つくることは、経営者の重要な役割です。


今、目の前にいる社員の姿は、

その人自身の資質だけで決まっているわけでは

ありません。


これまで会社で

どのように接され、

どのような仕事を任され、

どのような経験をしてきたか

ということも、大きく影響しているはずです。


それにもかかわらず、社員の行動だけを見て

「あいつはダメだ」

と決めつけてしまったら、何も変わりません。


社員に問題があると考える前に、

自分の関わり方に改善できるところは

ないだろうかと考えてみる。


その姿勢があれば、社員への接し方も変わり、

社員の成長を支えることにもつながるのではないでしょうか。


社員の問題をすべて社長の責任にする必要は

ありません。


しかし、

社員のせいにするだけで終わらせないことは大切だと思います。



5.強い社長は、人を悪く言う前に、その人の可能性を考える


私が強いと感じる社長と、

そうでない社長との違いを考えたとき、

もう一つ印象に残っていることがあります。


それは、社員について話すときの言葉です。


私が尊敬してきた上司や、強いと感じる経営者は、

部下や社員のことを簡単に悪く言いません。


もちろん、仕事上の問題点を指摘しない

という意味ではありません。


改善が必要なことがあれば、

きちんと伝える必要があります。


ただ、その人自身を否定したり、

能力がないと決めつけたりすることとは違います。


仕事がうまくできなかったときでも、

なぜうまくいかなかったのか、

どうすればできるようになるのか、

その人の得意なことを生かせないだろうか

と考える。


一人ひとりの可能性を見ようとしているのだと思います。


一方で、社員への不満が多い社長は、

できていないことに目が向きやすく、

「あの人はダメだ」

と結論づけてしまうことがあります。


そうなると、

本人に何を伝え、

どのような仕事を任せ、

どう支援すれば成長できるのか

という視点が失われてしまいます。


人は、

周囲から期待され、

信頼され、

自分のことを見てもらえている

と感じることで、力を発揮しやすくなるものです。


逆に、

何をしても否定される、

失敗すれば責められる、

自分のことを認めてもらえない

と感じる環境では、積極的に行動することが

難しくなることもあるでしょう。


だからこそ、社長には、

社員のできていないところだけでなく、

できているところや、

その人ならではのよさにも目を向けてほしいと思います。


“人を否定することは簡単です。

しかし、その人のよさを見つけ、

力を引き出すには、

相手を理解しようとする姿勢が必要です“


社員が思うように動かないときも、

すぐに否定するのではなく、

どうすればその人が力を発揮できるのかを考えてみる。


その積み重ねが、人を育てることにつながるのだと思います。



6.強い社長には「おかげさま」の心がある


そして、今回のテーマを考える中で、

私が最も大切だと感じていることがあります。


それは、

強い社長には

「おかげさま」

という気持ちがあるということです。


自分が社長として仕事を続けられるのは、

決して自分一人の力ではない。


社員が働いてくれるから、

取引先が協力してくれるから、

お客様が商品やサービスを選んでくれるから、

家族が支えてくれるから。


そうした多くの人たちのおかげで、今の自分がある。


そのことを心から理解している社長は、

周囲の人への感謝を忘れません。


それは、改まった場面で「ありがとう」

と言うことだけではありません。


普段の言葉の端々に、社員への感謝が表れる。

相手の話を丁寧に聴く。

頑張っている姿を見つけて声を掛ける。

困っている人がいれば気に掛ける。


日々の何気ない言葉や行動から、

その人が周囲を大切にしていることが

伝わってくるのです。


私は、こうした社長の姿勢こそが、

社員との信頼関係を育てるのだと思います。


社員も一人の人間です。


自分のことを大切にしてくれる社長のために

頑張りたい。

会社をもっとよくしたい。

困っているときには力になりたい。


そう思える関係ができれば、

社長が細かく指示を出さなくても、

社員が自分で考え、

行動する場面が増えていくのではないでしょうか。


もちろん、感謝の気持ちがあれば、

すべてがうまくいくわけではありません。


経営には厳しい判断も必要ですし、

ときには耳の痛いことを伝えなければならない

場面もあります。


それでも、根底に相手を尊重し、

大切にする気持ちがあるかどうかで、

言葉の伝わり方も、その後の関係も変わるはずです。


自分の力を過信せず、

周囲の人に支えられていることを忘れない。


だからこそ、

感謝し、人を信頼し、その人の力を引き出そうとする。


私は、そんな「おかげさま」の心を持っている社長こそ、

本当に強い社長なのではないかと思います。



おわりに


私はこれまで、

トヨタで働いていた頃の上司や経営陣、

そして

独立後に出会った多くの経営者から、

たくさんのことを学んできました。


その中で、私が

「この人についていきたい」

「この人のために頑張りたい」

と思った人たちは、決して自分の強さを誇示する人では

ありませんでした。


自分の限界を知り、

周囲の人を信頼し、

一人ひとりを大切にする。


そして、

自分を支えてくれる人たちへの感謝を忘れない人たちでした。


だからこそ、

周囲の人たちも、その人を信頼し、

力になろうとするのだと思います。


経営者は、会社の責任を背負う立場です。


誰にも相談できず、

自分が何とかしなければならない

と感じることもあるでしょう。


だからこそ、

強くあろうとすること自体が悪いわけではありません。


ただ、何でも自分一人で解決しようとする必要は

ないのだと思います。


自分にも分からないことがある。

自分一人ではできないことがある。

だからこそ、

周囲の人の力を借り、一緒に考え、

よりよい会社をつくっていく。


そう考えられることも、

経営者の大切な強さではないでしょうか。


そして、

社員が思うように動いてくれないときには、

社員を責める前に、

自分自身の関わり方を振り返ってみる。


自分は社員を信頼しているだろうか。

一人ひとりのことを理解しようとしているだろうか。

自分を支えてくれていることに、きちんと感謝を

伝えられているだろうか。


私自身も、こうしたことを大切にしながら、

経営者の方々と向き合っていきたいと思っています。


“強い社長とは、何でも一人でできる人ではない。

自分の弱さを知り、

周囲の人を信頼し、

その人たちのおかげで今の自分がある

と心から思える人“


そんな社長のもとでは、

社員も安心して力を発揮し、

互いに支え合いながら成長していけるのではないでしょうか。


皆さんは、どのような社長を「強い社長」だと思いますか。


そして、

ご自身は、周囲の人たちからどのような社長だと

思われているでしょうか。


少しだけ立ち止まって考えてみることが、

よりよい会社づくりにつながるのかもしれません。



ご参考になれば幸いです。

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

=================

 

先日、ある電子機器をネットで購入したのですが、

ちょっと事情があり、一旦キャンセルを

することにしました。


購入手続きをしてしまっていたので

すぐ問い合わせ先に、キャンセルしたい旨の

メールを送りました。


ただ、丁度、休日でもあり、

問い合わせ先にも、土日祝日は

休みなので対応が休み明けになります

といったようなことも記載されていました。

また夜中12時頃だったというのもあり

休み明けまで待たざるを得ないなと諦めていました


ところが、ものの数分後に

問い合わせ対応の方から

「キャンセル対応のご連絡」

ということで返信メールが来たのです。


こういう時って、早くすっきりしたいなと

皆さんも思うのではないでしょうか?


夜中且つ休日のため、私も諦めてはいたものの、

少しモヤモヤ感があったのは事実ですので、

すぐに対応してもらったことには本当に感動しました。


私はその対応にすごく嬉しくなったので、

その担当の方にお礼のメールを送りました。


そしたら、またしばらくして

返信がきました。


それがまた、本当にすごく気を遣った

丁寧な内容でしたので、

私はさらにすごくいい気分になりました。



また、翌朝には、さらにその会社から

担当の対応がどうだったかの満足度を調査する

内容のアンケートメールが送られてきました。

さすがきちんとしています。


もちろん、すごく満足していたので

「担当者様によろしくお伝えください」

と添えて返信しました。



私は正直、この一連のやりとりを通じて

この企業のファンになりました。


担当者さんの対応がすばらしい

そして

そういう担当を育てている企業も素晴らしい。


きっと、カスタマーサービスの重要性を理解し

きちんとした対応をしようという

その企業の精神が根底にあるのだろうと思いました。


また、同時に、やはり、今の時代、こういうところに

企業力の差が表れてくるのだろうなとも感じました。


ホント、今回の担当者様には感謝です。


素晴らしい対応をありがとうございました!



 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

今日も素敵な一日になりますように!

 

 

 

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