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心動かす企業経営 vol.207
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<お互い近すぎる家族経営は難しい?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
話です。
そこは家族経営の小規模企業です。
経理を担当されている現社長夫人が、
事業の承継に関して不安を抱えて
いらっしゃいました。
そこでまず最初は、現社長夫人からお話を
聞かせていただくことになりました。
いざお話を伺っていると、
詳細は割愛しますが、本当に沢山の
課題がありそうに思えました。
そこで、社長と後継者の方にもお話を
直接伺う必要があると考え、
別途ヒアリングの場を設定することに
なりました。
たくさん課題がありそうなので、社長夫人
おひとりからお話を伺っているだけでは、
正しい状況判断ができないと
思ったからです。
ただ結局、2回目の打ち合わせには、
社長は諸事情で同席できず、
ヒアリングは後継者であるご子息と
社長夫人から行うことになりました。
社長夫人から伺っていた心配事をひとつずつ
後継者の方に、確かめてみました。
そうすると、100%とまでとは
言いませんが、それなりに、後継者の方は
自分なりの将来計画やそれに向けた構想含め
ひとつひとつの質問にご自身の考えを
しっかり語り始めました。
いざお話を伺ってみると、後継者の方は、
社長夫人のご心配とは裏腹に、非常に
色々なことを考えていらっしゃる
ということがわかったのです。
この話のように、家族経営の企業、
特に中でも、親子で経営をしているような
企業については、意外と経営に関する大事な
事について、しっかりお互い話ができて
いない。
そういうケースがこれまで見てきた
経験上、多いような気がするのです。
親子という近すぎる関係であるが故に
かえってコミュニケーションの溝が
出来てしまっているケースと
言えるかもしれません。
確かに自分自身のことを考えてみると、
両親と仕事のことや人生について
ちゃんと話すことって照れくささなども
あってなかったと思います。
全員が全員そうではないかもしれません。
でも、家族だから、近いから
言わなくてもわかるだろうとか
話しづらいとかいうのが、
多くの方の中ではあるのだと思います。
今回、後継者であるご子息の話を聞いた
社長夫人からはこんなコメントがありました。
「息子からこういう話を面と向かって
聞く機会が殆どありませんでしたので
本当に良かったです」
「息子が、ここまで色々ことを考えて
いるとは思っていませんでした・・・」
今回、たまたま現社長夫人が
ご自身で色々不安に思っていらしたので
第三者に相談するという行動に出られたから
よかったです。
でも、もしそのまま誰も何もしなかったら、
どうなっていたでしょう?
もしかしたら、後で、面倒な事に
なっていた可能性も否定できません。
少なくとも、今回、きちんと親が抱く心配事
に対して、息子さんからある程度の考えを聞けた
ことは大きな収穫だったと思うのです。
それは、お母様にとってだけでなく
息子さんにとってもです。
息子さんからすると、母親がそこまで
心配していることを知らなかったという
ことがわかった。
また、それに加えて、事業を承継するに
あたり、自分が想定していた以上の
ことまで考えないといけないことも
わかった。
私は、いつも家族経営をされている企業
あるいは数人で経営されている企業の方には
次のようなお願いをしますが、
今回のお話からもまさにその大切さを
改めて強く感じました。
それは、定期的に(できれば1回/週)
経営に関することを話し合う時間を
設定して、しっかり経営課題について
話し合ってくださいという事です。
家族経営だから、いつでも話せるからいいや
いつも相談してるからいいや
と考えていてはいけません。
下手するといつまでたっても
ズルズルしてしまい、みんなで話し合う
機会は実現しないことが多いですし、
また、自分はそんな話聞いていない
ということも起こりがちです。
だから、そうではなく、必ず決めた日時に
家族全員、幹部全員が出席して、
話し合いの場を持つこと、
それがとにかく大事です。
それから、今回のように、
経営や承継に関して、不安がある場合は
専門家に相談することも大事だと
思います。
自分たちだけでは、気づかない知識で
色々ヒントを与えてくれるだけではなく、
第三者という立場で、話を聞き、
家族や経営幹部の間に入ってクッションと
なることができます。
直接話すともめてしまうような
案件でも、第三者がいると
お互い冷静に話ができるというメリット
があると思うのです。
家族経営は、近いからいい部分もありますが
その分近いから難しい部分もあります。
でもしっかりやればそのデメリットも
克服でき、逆に強みにさえなると
思っています。
そして、改めて、自分たちのような
コンサルタントの存在価値
それを今回の一件を通して、
再認識しました。
これからもどんどん人の役に立てて
いければ嬉しいですし、頑張りたいなと
思います。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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最近、仕事で関わることのある
公的機関の職員の方がいます。
その方(Aさん)は、
とても腰の低い方です。
たまに、
「そこまで丁寧とは。。」
と思えるくらい、丁寧に、腰低く、
接してくださる方なのです。
でも、思うのですが、やはり腰が低いって
大事だなあと。
やはり、そんなAさんと話をしていると
その丁寧さや一生懸命さが
実に、気持ちよく感じるのです。
もちろん、腰が低いだけでなく
仕事面でもきちんと対応していただける
ので余計気持ちよく感じるのでしょうけど。
そして、そんなAさんを見ていると、私も
見習わないといけないなあと思うのです。
先生、なんて呼ばれて、
つい、いい気になってしまう
なんてことにならないように
しなければなりません。
だから、そんな、Aさんに感謝です。
「ありがとうございます」
「謙虚さ、丁寧さ、腰の低さ」
「どれも大事だと改めて感じました」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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