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雇用シェアと労使双方の心構え

執筆者の写真: 金本 淳金本 淳


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心動かす企業経営 vol.228

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<雇用シェアと労使双方の心構え>



おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。 




今回のコロナは、多くの企業に

多大な影響を与えています。


そして、これまでの我々の生活スタイルを

大きく変えることになりました。



特に、飲食店や観光業、航空会社や

鉄道会社などを中心に甚大な被害が

及んでいます。


そういった苦しい中でも、

何とか事業活動を維持しようと、

色々な取り組みや工夫をされている

企業様には本当にいつも頭が下がる

思いであり、

私も一助になればと仕事に

取り組んでおります。


本当に何とか早くこのコロナが

収束し、通常の企業活動に

戻れればと願うばかりです。



ただそういったマイナスの影響を

コロナが与えている一方で、

皮肉にもそういった苦しい環境だからこそ

生まれたこと、普及したことも

たくさんあります。


テレワークの普及、宅配やテイクアウト、

非接触技術の進化、ワーケーション、

バーチャルアフィスなどなど。



今回は、その中でも個人的に注目している

「雇用シェア」について

少し思うところを書いてみたいと思います。




最近、テレビや新聞などでも

報道されているので、ご存じの方も

多いと思います。


JALでは1000人以上が、

ANAでは400人以上の方が、

家電量販大手や地方自治体に


この辺りだと、

中部国際空港の職員さんが県や民間企業に

一時的に出向という話があります。



この雇用シェアという制度は、

何とか従業員の雇用を維持しようという

企業側の苦肉の策だと思います。


当然、働く側からすると、

不安や不満もあるとは思います。


なれない制度なので、まだ運用面でも

色々これから解決していかなければ

ならない課題もたくさんあるのでは

ないかと思います。


事実、一部では、正社員の方が出向先では

時間給にされてしまったり、

給与が下がったり

などといった問題も出てきている

ようです。



ただ、そういう課題をいったん

別として考えると、私は、

この制度は、今後の労働力不足問題の

解決や企業の環境変化への対応を

助ける制度として、上手く活用して

いければいい制度なのではないかと

思っています。



今回のコロナが収束したとしても、

また、同じようなパンデミックが発生する

可能性をもはや否定することはできません。


コロナのウィルスのような感染症は

もちろん、昨今は、大雨などの

自然災害だって、毎年あちこちで

被害をもたらしているような状況です。


また、大地震、あるいは富士山の噴火

などでも甚大な被害の可能性もないとは

いえません。


さらには、バブル不況の再燃

みたいな可能性もあります。



不安を煽るつもりは全くありませんが、

危機管理としてあらゆる事を想定していか

なければなりません。



どの業種の企業にとっても安定という文字は

決してないのです。



だから企業がある程度、自主的に防衛策を

講じる必要があると思っています。


まあ、そうは言っても、

色々リスクがある中で、

また限られた中小企業の資源の中で、

色々なリスクを想定して、全て対策を

打つのは難しいというのも事実です。



ただ、その中でも特にややこしくて

難しいのが、雇用の関係ではないかと

思うのです。


人の場合は、すぐに解雇したり、

採用したりという訳にはいけません。


しかもサービス業を中心に人件費が

コストに占める割合というのは非常に

大きなものだと思います。


それだけ、何かがおこった時に、

インパクトはあるが、簡単には

調整できないのが人件費なのだと

思います。


だからこそ、雇用シェアというものを

上手く使えればいいのではないかと

思うのです。




現在、この制度を導入できているのは、

殆どが大企業だと思いますが、

私は、これからは、中小企業こそが

活用できるようなしくみができれば

いいのではないかと思います。



先ほどの災害やパンデミックはもちろん、

これからは、労働人口が減少するという

厳しい問題に直面するのも確実です。


数少ない新卒者は、殆ど大手が持って

行ってしまう可能性も高いです。


それだけでなく、今まで戦力として

考えていた派遣社員さんや

パート社員さんですら、

簡単に採用できなくなってしまう

かもしれません。



そうならないように企業側が魅力を

高めていかなければならないですが、

それも現実には

そんなに簡単な話ではありません。



そうなると、こういった企業間で雇用を

シェアできるしくみっていうのが

有効になってくるのではないかと

思うのです。


中小企業が連携して、

雇用シェア協力体制を構築し、

働く人をその中で上手くシェアできるしくみ

(人をシェアすると言う言い方が少し失礼な

言い方だと思います。すみません)

があれば、少しは助かるんじゃないかと

思います。



当然、同業だと景気変動やパンデミック

などの環境変化で、同じように影響を

受ける可能性が高いです。


だから、協力体制を組むのは同業ではなく、

異業種のほうが有効でしょう。




ただ、こういうしくみは企業側に

とっては有難いしくみですが、

働く側からするとどうなんだ?

ということになるかと思います。


先ほども述べたように、

今でも既に色々問題が浮上し、

苦情も寄せられているようです。



当然、企業としても、自社の従業員を守る

という意味で、しっかりした対応を

考えていく必要はあります。


一時的に出向しても、また帰ってきて

気持ちよく働いてもらわなければ

なりません。


そこで、きちんと対応していなければ、

従業員さんが戻ってきてもやる気が

なくなってしまうといけないですからね。



まあ、ただあえてひとつ厳しいことを

言うとするならば、これからは、

雇用する企業側だけが何でも責任を

負うのではなく、働く側もそういう

リスクがあることを覚悟していかなければ

いけない時代なのかもしれません。


企業が、従業員を守ることは、

能力を発揮しながら気持ちよく

働いてもらうためにも必要なことだと

思います。


ただ、今回のコロナのように企業側としては

どうしようもない場合もあると思います。



そうなると、働く側も自分自身の付加価値を

高めるために、企業同様、もっともっと

努力していかなければならない時代

なのかもしれません。


数十年前のバブルのころ、

世界から日本人は金持ちだと言われていました。


でも今は、日本は諸外国に比べて豊かな国とは

言えなくなってきていると思います。


豊かになりたい、成功したいという

強い意志を持ったよその国の人たちに

抜かれていっているようにも思います。



自分たちの父親たちがバブル期に

がつがつして働いていたその勢いというか

気迫のようなものが、私を含め、

今の日本人にはなくなってきているような

気がするのです。


そうなると、日本人は、どんどん

世界の中でも貧しい国に陥ってしまう

のではないかと危惧してしまいます。


そうならないためにも、私を含め、

日本人はもっともっと上を目指して

いくべきなのではないかと思います。


少しかけ離れた話になってしまいました。

すみません。



でも、企業側の雇用シェアへの対応、

そして、従業員側の意識の変革

両サイドからお互いが真剣に

考えていくべきだと思いました




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

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やっぱり笑顔っていいですよね。


通っているジムの女性スタッフの

皆さん、とてもいい笑顔でいつも

挨拶してくれます。


その中でも、とりわけ素敵な笑顔で

かつ気持ちの良い挨拶をしてくれる方が

います。



満面の笑顔でニコッとされると

誰しも気持ちのいいものです。


例え、営業スマイルだとしても、

こちらの気持ちも晴れやかになります。



いつも自分自身も笑顔でいなくては

いけないなあと思っています。


ただ、ふと気がつくと、

真剣な渋い表情をしている自分が

いたりまします。


人って、思った以上に、

意識していないと笑顔に

なれないものですよね。



でも、そのスタッフさんを見るたびに、

自分もニコニコできているかなあと

振り返ることができるので有難いです。



そういう意味では、ダブルで感謝です。



「いつも気持ちいい笑顔、

ありがとうございます!」


「これからもいい笑顔をみれるのを

楽しみにしています。」





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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