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会社の内側を良くするには?(後編)

執筆者の写真: 金本 淳金本 淳


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心動かす企業経営 vol.276

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<会社の内側を良くするには?(後編)>



おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。 




今回は、先回お話した

「会社の内側を良くするには?」

の後編です。



先回お話したのは以下のような内容



でした。



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経営者は、自分がしっかり働かないと、

会社が潰れてしまう。


だから、

頑張って働くのが当然だと思っている。


そして、従業員に対しても、

それをつい期待してしまう。


でも、現実は、そうはいかない。



根本的に、経営者と従業員の間には、

大きなスタンスの違いがあるのだと。


経営者は、働いている

=仕事に対して前向き


従業員は、働かされている

=仕事に対して中立(または「やや後ろ向き」)

ということ。


普通の従業員のスタンスは、やはり、

「働かされている」という感覚、


もしくは「働いてあげてる」という感覚。



だから、従業員の方たちが、

そういう風に思わないように

つまり、経営者と同じように、

自分のために「働く」という前向きな

スタンスに変えていくことを

やっていくのがよいと。。。


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じゃあ、どうやっていくのか?


ということについて、私なりの考えを

今日はお話させていただければと

思っております。



これは、あくまでも私の私見ですので、

これが絶対正解ではないと思って

おります。


だから参考程度で聞いてください。




では。。



私が、先ずやらなければならないと思う事


それは、

「人間関係を良くすること」

だと思っています。


そこがギスギスしているところは、

何をやっても上手くいかないのでは

ないかと。



仕事なので、色々考え方の違いや軋轢は

起こったりするかと思います。


でもそれを前向きに解決していける

職場風土、つまり

「安心、安全、ポジティブ」

な環境を作っていく必要があると

思っています。



私が、サラリーマン時代、

一番辛かったのは、

周りの人との人間関係が

どうもうまくいっていなかった時です。



自分の意見を聞いてもらえない

否定される

何かあってもフォローしてくれない

相談できる相手がいない


つまり、安心できる居場所がない

=「不安、危険、ネガティブ」

そんな環境にいた時です。



今思うと、自分自身が勝手に

そう思い込んでいた、


あるいは、自分自身の態度が、

周りをそういう風にさせていた部分が

あったのだと思います。



言えることは、とにかく職場は、

「安心、安全、ポジティブ」

その様な環境じゃないと、

やる気も出ないし、

力も発揮できないのでは?

ということです。



誰でもそうだと思いますが、

「不安、危険、ネガティブ」な環境だと、

月曜日に会社に行きたくなくなる

という風になってしまいますよね。



多少、仕事自体にストレスがあっても、

自分が支えられている、

守られている、

頼られている、

などといったポジティブな感覚を

従業員が感じられている。


そういう職場であれば、

従業員の方たちも仕事に前向きに

取組みやすいのではないでしょうか?



ということで、環境はOK。



そうなると、次に大事なのは、

経営に関心を持ってもらう

ということじゃないかと思います。



従業員として働いていると、

自分の仕事が、会社全体の業績に

つながっているというが

ピンとこなくなりがちです。



当然、理屈としては

理解できているかもしれません。


でも、私自身もそうでしたが、

どうしても実感として湧きにくい。



自分が頑張ったことが、

目に見える成果として現れる

というわけではない場合も

多かったですし。



当然、2,3人の会社であれば、

一人一人の働きがダイレクトに

結果に反映されるでしょう。


でも、もう10人くらいを

超えてしまうと、

ピンと来なくなってきます。



だから、そこで何ができるのか?

というと、


ひとり一人の働きが、

会社の経営状況を左右するもとに

なっていること


そこを理解してもらうということなのでは

ないかと思うのです。



企業で働く人には、

それぞれ色々な役割があります。


それぞれの役割が会社の中で、

どういう位置づけなのか、

そこを先ずはしっかりと説明してあげる

必要があるでしょう。



企業の目指しているものが何なのか?


将来のある時点での理想の姿は

どういうものなのか?


そこには、

単純に売上や収益といった数字的なものも

あります。


ただ、それだけではありません。


その時、どんな商品・サービスを

提供しているのか?


お客さんとの関係は

どういう風になっているのか?


従業員がどんな様子で働いているのか?


社会の中でどういう役割を果たすように

なっているのか?


などなど



そして、そこを目指し経営を

進めていく上で、拠り所となる

基本的な考え方、姿勢、方針、

従業員として心得ておくべきこと

は何なのか?



そういったものがあり、

そして、そのゴールに近づくために、


自分の仕事が、どういう役割を

果たしていけばいいのか?


何をやればゴールに近づいて行けるのか?


ということを、

しっかり説明してあげる

といいのではないかと思います。



企業に入社しても、

そして、入社後ずっと働いていても、

そういった部分まで説明してもらえる

機会というのは、あまりないのでは

ないかと思います。



普通は、入社すると、

自分のやる仕事についてのやり方を

説明されるだけだと思います。


でも、それだと、最初に話したように、

受け身の働き方になってしまいます。


結果、

「言われたことをやるのが自分の仕事」

という風にどうしてもなりがちです。


「自分から考えて欲しい」と

思っても、難しいでしょう。



本当は、上司や先輩となる人が、

そういうことをしっかりと

入社してきた人たちに説明できれば

いいのだと思います。


でも、上司や先輩もそういうことを

教えられずに、働いてきた。


だから、それをやれと言っても

無理なのかもしれません。



その結果、管理職でも、

きちんとそういうことを

理解していない人が生まれてしまう。



当然

そういう状態はあまりいいものでは

ないと思います。



だから、私は、

「自分の仕事の意味を知ってもらう」

というのが大事なポイントに

なってくるのでは?

と思うのです。



そして、最後に、私が思う大事なこと。


それは、取組の成果を見えるように

していくことです。



先ずは、結果として出てきた

売り上げや収益などの経営数値は

しっかり説明したほうがいいと思っています。


できるだけ、どういう取組みの結果が

この数値となって現れてきているのか

ということを説明するのです。



また、経営数値だけでなく、

取組の結果はできるだけ数値と関連づける。


例えば、不良の低減活動を

やったのであれば、元々の数値に対して、

どれくらいに減ったのかなど。



当然、取組みの中には、

数値で表すのが難しいものもあるでしょう。


それについては、できるだけ具体的に、

こういうことができるようになったと


「最近、お客様から、電話の応対がすごく

良くなったとよく言われるようになった」


みたいなものでもかまいません。


それもサービスレベルが向上したという

立派な証拠だと思いますので。



とにかく、

「やった結果を見えるようにする」

ことがいいのかなあと思います。



誰だってそうだとは思いますが、

結果が出るから、行動ができる。


いくらやっても、

結果が見えないと、

結果を見せてもらえないと、

やる気が起きないのが

人間だと思うのです。



こういう話をしていると、

まだまだたくさん話したいことが

出てきますが、

これくらいにしておきます。



「環境づくり」


「目指すものと

その中での自分の仕事の役割」


「結果を見えるようにする」



この3つは、私は個人的にすごく大切だと

思っているので、

ご紹介させていただきました。



少しでも参考になるものがあれば

幸いです。





☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

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先日、大学時代の友人から

荷物が届きました。



開けてみると、


大学創立の100周年を記念した

オリジナルパッケージに入った

ドリップコーヒー


それと、学部別に違う味のコーヒーを

販売しているようで、

私たちは外国語学部なので

そのバージョンのコーヒー


が入っていました。



何か送ったよ!

というのはLINEで

連絡があったのですが


なかなか気の利いた贈り物でした。



今ちょうど、その友人は

大学で事務の仕事をしているようなので

その関係もあり

それらを何人かの仲の良かった友人たちに

送ってくれたとのことでした。



まあ、こういう風に、

面白いものがあったら

送ってあげよう


と思ってくれる気持ちが嬉しいですよね。



私も、なかなかそういう部分

マメではないので、できないのですが、

たまには、この友人を見習って

そういう気の利いたことを

やってみたいなあと思いました。



こういうちょっとした気遣い


人として大切だなあと


それを教えてくれた友人に

感謝です。


「ありがとう!」





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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