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心動かす企業経営 vol.274
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<理想の会社は内から外に伝播する>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先日ある面白いことに気づきました。
それは、
「物事は内から外に伝播する」
ということです。
いきなり何のことだ?
あるいは
そんなの当たり前と思われるかも
しれませんが、先ずは聞いてみてください。
先日あるテーマを考える経営者さんの
集まりがありました。
そのテーマというのは、
地域をどうやったら
活性化していけるか?
企業として何ができるか?
ということでした。
そして、そのテーマを考える第一歩として
その場では、実際に色々な
取り組みをされている経営者さんから
お話を伺いました。
その経営者さんは
自社の会長をされながら、
観光協会、まちづくり株式会社、
道の駅などの社長を
されている方です。
また「招き猫まつり」を仕掛けて
見事にその地域の四大行事まで発展させた
という、すごいパワーをお持ちの
経営者さんでもあります。
聞かせていただいた話はどれも参考に
なるものばかりでした。
そんなお話をお聞きしている中で、
ふと気づいたことが、冒頭で紹介した
「物事は内から外に伝播する」
ということでした。
地域を活性化しようとか、
町おこしをしようといった場合、
普通考えるのは、
「どうしたら人を呼び込めるか?」
「どうしたら観光客が
来てくれるだろうか?」
要は、
「“外”からどうやって人を集めるか?」
ということです。
外の人を呼び込むために、
色々知恵を絞る。
外の若者を呼び込むために
若い人が経営するオシャレな店を
誘致するなど。
こういうことは、実際色々なところで
やられていますし、そのこと自体
大切だと思います。
「外から人を呼びこむ」
ということは狙いとしてはいいと思います。
ただ、それを実現するには、その前に、
大事な事があると思ったのです。
その大事な事とは何なのか?
それは、外の人よりも、
どうやって“中”の人を呼び込むのか
という事です。
最終的な目的として、
外から人を呼び込むということは
正しいですが、その前にやるのは
中なのではないかと。
どんなものでも、
ものが伝播するのは内側からだと
思うのです。
静かな水面に石を投げる。
そうすると投げたところを中心として、
波紋が広がる。
小さな石だと波紋の広がりは小さい。
でも大きな石だとその波紋の広がりは
何倍にもなって伝わっていく。
人を吸引する力もこれと同じではないかと
思ったのです。
要は、中が盛り上がるのが先、
中で面白そうな事やっているな、
盛り上がっているなと思うと、
自然にそこに人は集まってくる。
最初は1人で盛り上がる。
そこに1人加わり2人になる
そして、3人4人に。
人が増えるにしたがって、
その盛り上がりの渦が段々と
大きくなっていく。
そうなると、その盛り上がりの渦が
人を巻き込む吸引力も大きくなってくる。
そうやって、気づいたら、
外の人が沢山巻き込まれ、
その町を訪れる人も多くなる。
そういうものじゃないかなあと。
今回お話をお聞きしていて、
少し残念に思ったのは
長年その地域に住んでおられる人自体が、
「この町は昔は良かったが
今は終わっている」
「魅力がない、楽しくない」
みたいな風に感じていらっしゃる方が
結構いらっしゃるという事でした。
皆が皆そうではないと思います。
ただ、中の人がそういう気持ちだと、
外の人を呼び寄せるいい渦を
つくれないのではないかと。
中の人間が、その町を大好きで、
自分で率先して盛り上がりたいから
色々なことをやる。
日本にある有名なお祭りというのも
そうじゃないかと思うのです。
元々は地元の人が自分たちが楽しんで
盛り上がっているから、
それを見たい、あるいは参加したい
という外の観光客が訪れる。
そういうものじゃないかと思うのです。
そして今回、そういった地域の話を
聞いていて、浮かんできたのが、
会社経営のことです。
よくよく考えると、上記のような話は
会社経営にも当てはまるのでは
ないのかなあと思ったのです。
つまり
会社経営も、外よりも先ずは中(=社内)
をどう盛り上げるかなのではないか
ということです。
最終的に、外である顧客満足を
追求することは正しいと思います。
でもお客さんのことばかり最初から
見ていてもうまくいかないのでは
ないでしょうか?
経営者がお客様のことばかり気にして、
お客様に対してはとても丁寧に接するし、
いい顔をしようとする。
そして、中の社員にもそれを強く要求する。
でもその一方で中で働く人のこと
は全然ケアしない。
それどころか、中で働く人には不愛想で、
給料もらってるんだからしっかり働くのが
当たり前、そんな態度です。
そうするとどうなるでしょう?
当然、中で働く人は、盛り下がりますよね。
盛り下がって、やる気をなくすと、
頑張れないですよね。
当然、社内を盛り上げようなんて
自分からは思わなくなる。
面白いアイデアが出てくることは
ないでしょうし、いいサービスを提供したい
なんて気にもならないのではないかと
思います。
さすがに、
上のような酷い経営者さんは
いないと思います。
ただ、多かれ少なかれ、経営者として、
外(お客さん)に傾倒しがちになってしまう
ということは誰しもあるのではないかと
思うのです。
だから、そこはどんな経営者さんも
意識しなければならないんじゃないかと
思ったのです。
中で働く人が、少しでも
盛り上がれるように、
あるいはいい渦を作れるように、
環境を整備する。
そうすると、勝手に中で働く人が、
その渦を大きくしてくれて、
外を巻き込んでいってくれる。
目指すべき会社経営って
そういうものなのではないかなあと、
私はお話を聞きながら思ったのでした。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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先回、トヨタ時代のアフリカ部の
ZOOM飲み会の話を書きました。
そしたら、その会に参加していた
元同僚の女性から、
「多分その話題書くんじゃないかな
と思っていた」
ということで、スマホにメッセージが
届きました。
まあ、そのことだけじゃなく、
先回書いた、
「地道な継続にこそ成果が現れる」
という内容に対して、共感したという
話でもありました。
今はトヨタではなく、別の会社で
働いているのですが、
正に、自分の働いている会社が
新しい事に取り組み始めても
続かないそうなのです。
その会社のことはさておき、
そうやって、昔の同僚が読んでくれて
メッセージをくれるというのは
嬉しいものだなあとつくづく思いました。
ですので、今日は
その元同僚に感謝です。
「ありがとう!」
1人でも2人でも
そして、ほんの少しでも、
自分書いたもので、人の心が動いた
ということは、自分にとって
これほど嬉しいことはありません。
今日もまた感謝です。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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