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執筆者の写真金本 淳

クラファン成功の秘訣


(2023年1月 伊勢神宮)

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.402

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<クラファン成功の秘訣>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




ここ10年くらいで

「クラウドファンディング」

という言葉がよく聞かれるように

なりました。


私が関わってきている企業さんでも

クラウドファンディングを利用して、

商品の販売、知名度アップなどを

目指しているところがいくつかあります。



ちなみに、皆さんもご存じだと思いますが

クラウドファンディングにはいくつか

種類があります。


ただ、今日お話したいのは、

多くの中小企業が活用している

「購入型」に関してです。


その購入型で注意しておいた

ほうがいいと思う事について考えて

みたいと思います。


他のタイプにご興味ある方は、

ネットでもたくさん解説されていますので

チェックしてみて下さい。




さて、購入型は起案されたプロジェクトに

対して、支援者がお金を支援し、

支援者はそのリターンとして

モノやサービスを得るというものです。


例えば、「歯磨き粉いらずの超音波歯磨き」

を開発したい。


でも売れるかどうかわからないので

市場性を確かめてみたい。


また製品化するための資金も必要。


そんな時に支援者を募り、

お金を出してもらう。


その代わりに完成した超音波歯磨きを

支援者に見返りとして提供する。


といったものです。



メリットとしては、以下のようなものが

一般的にはあげられています。


・資金の確保

・新商品の市場性見極め

・自社認知度の向上

・在庫リスクなし



中小企業の場合、従来の資金調達方法は、

金融機関から融資を受けるというのが

普通だったと思います。


ただ、金融機関からまとまったお金を

調達するには色々と高いハードルが

待ち構えています。


そのため新製品開発等、何か新しい

プロジェクトを始めようと思っても、

そのハードルを乗り越えられず

断念していたということも多いのでは

ないかと思います。


でもクラウドファンディングだと

資金調達のハードルが金融機関より

低くなりやすい。



次に、新商品の市場性

を見極められるというメリットです。


100%とは言いませんが、

少なくとも自社の開発した製品が

市場に受け入れられるかどうかの

判断材料のひとつとしては活用できます。



また、購入数が決まっているので

在庫を抱えるリスクもない。


さらにプロジェクトが達成し、

製品の話題性が高まれば、

自社及び製品の認知度向上にもつながる。




こんな風に、クラウドファンディングには

従来なかったいくつかのメリットがある

と言われています。


そのため、一部の企業さんの販路は

すべてクラウドファンディングで

というところもあるようです。



また、実際にこの仕組みを利用して

成功している企業もたくさんあります。


だから上手く利用すればすごくいい仕組

なのだと個人的には思います。



ただ、利用する際には、少し

注意しておいたほうがいいのではないか

と思う点もありますので、

そこを紹介しておきたいと思います。




一つ目は、

クラウドファンディングの普及に伴う

難しさが出てきていることです。


どういうことかと言うと、

クラウドファンディングの中で

競争が厳しくなってきていて、

単純にやったからと言って、

成功するとは限らない

ということです。



その原因のひとつは、

利用する企業数の増加です。


当たり前ですが、

利用企業が少なければ、

消費者の目に留まる機会も多いでしょう。


でも利用企業が増えれば増えるほど

消費者から見つけてもらえず、

選ばれにくくなってしまいます。



しかも、最近は資金的に問題ない

大手企業までもがクラウドファンディングを

利用するようになってきており、

そのことがさらに競争を激化させる

要因になっています。


ソニー、パナソニック、キャノン、など

先日も、シャチハタがリップスティック型の

はんこでクラウドファンディングを

活用しているという記事もありました。


大手もクラウドファンディングの

メリットに気づき、自分たちも上手く

活用していこうという方向に

向かってきているのだと思います。



このように、中小企業だけでなく

大手企業も続々と参入し、

クラウドファンディングの中でも

競争が厳しくなってきています。


そして今後は益々この傾向が強まることが

予想されます。



そうなると、

消費者から選んでもらうためには、

魅力をいかに伝えられるか?

というところがより大事になってきます。


製品自体の魅力もさることながら

なぜこの製品を開発したいのか?

どういう想いを持っているのか?

企業としての姿勢はどうなのか?

などといった部分を、上手く

ストーリーとして伝える必要があります。



その点ではノウハウを持っている

大手企業ほど有利になってくることも

間違いありません。



元々、認知度が低いから

クラウドファンディングで自社を

知ってもらい認知度を上げていこう

と考えていたのに、そこも

ノウハウを持つ大手に負けてしまう

可能性があるということです。



次に

自社製品の市場でのポテンシャル見極め

という点に関してです。



クラウドファンディングを

チェックしている消費者というのは、

一般的に新しいもの好きな人、

リスクを払ってでも人と違う新しいものを

早く所有したいという人、

が多いはずです。


例えば、

テスラの電気自動車が最初に販売された時、

スマホが初めて発売された時、

そういった時に新製品を真っ先に

購入したような人たちです。



そういう人は、一般の消費者とは

少し違う独特の感覚を持っています。


コストが高い製品やサービスであっても、

そのユーザーの価値観に合致したモノで

あればいいという考え方です。



だから、その人たちに受け入れられたからと

言って、一般消費者も受け入れるかどうかは

わからないということです。



新しい製品、サービスの市場への普及率を

表したマーケティング理論で、

イノベーター理論というのがあります。


簡単に言うと、こういうことです。


製品やサービスが普及していく

顧客の層は5つに分かれている。


そして、時間と共に最初の層から順番に

普及していくというものです。


最初は「革新者」と言われる層、

そして

「初期採用者」、「前期追随者」、

「後期追随者」、「遅滞者」



後ろの層になればなるほど、保守的です。


一番保守的な遅滞者は、世間の人の殆どが

その製品を使うようになってようやく

自分もその製品を使おうとする


そういう人たちです。



クラウドファンディングで

製品やサービスを購入する人は、

いわゆる一番最初の「革新者」

だと思います。


ただこの層は

市場のわずか2.5%程度しかいない

と言われています。



注意しないといけないのは、そこです。


クラウドファンディングで

目標達成したからと言って、

「よしこれはいける!」

と言う風には単純にならないということです。


革新者は一般消費者と違うニッチな層です。


次のステップに進んでいくためには、

次の層である前期追随者への普及が

できるかどうかにかかっています。



つまり、クラウドファンディングは

あくまで最初の入口に過ぎない。


その後、前期追随者、後期追随者と

保守的な層の普及にコマを

進めていかなければなりません。



そのためには、結局

従来とやることは変わらない。


いわゆるここでも魅力を伝える

販促活動やブランディング

がしっかりできる企業がやはり有利に

なってくるという訳です。




このように考えると、

クラウドファンディングをやっただけで

すべてうまくいくとは限らないし、

次につながらない可能性がある

ということが理解できると思います。



ただ、私は、一つの手段として

目的を持って進めるには非常に

いいツールだと思います。


また、購入型クラウドファンディングは、

従来活用できる仕組みになかった

メリットを提供してくれるということも

紛れもない事実です。



ですので、自社の魅力、製品の魅力を

いかに伝えていくか?


そのための販促活動やブランディング

をどう進めるか?


という戦略をしっかり考えた上で、

うまく活用していく。


そこが非常に大切になってくるのだと

思いますし、そこができれば非常に効果が

期待できるものなのではないかとも

思います。




ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

=================


先日、伊勢神宮をお参りさせて

いただきました。


旅行支援を活用しての

日帰りバスツアーです。


2千円の地域クーポンもあわせると

超お得感がありました。


しかも

自分で運転しなくてもいいし、

バスツアーはホント楽です。



外宮での滞在時間が40分しかなかったので

そこだけはもう少し時間があれば

良かったのにというのはあります。


ただ、内宮はたっぷりあり、とても満足な

バスツアーでした。


バスの運転手さん、ガイドさんも

とても感じのいい人たちでした。



当時は快晴で

伊勢神宮でも色々な発見や

気持のいい出来事が起こりました。


おかげさまで

大満足で気持の良い一日を

過ごすことができました。



いい一日を過ごせたのも、

ツアーの運転手さん、ガイドさん

はじめ、ツアーに関わる方皆様のおかげ、

そして、

内宮の天照大御神様、外宮の豊受大御神様

のおかげかもしれませね。


「すべてに感謝!」


「ありがとうございました!」





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師 【住所】

〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718

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