(2021年11月 日進白山神社） 皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.311
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＜六方よしのパートナー戦略？＞
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳（かねもとあつし）です。
昨日の中日新聞を見ていたら
「2022愛知環境賞」
の記事が掲載されていました。
ジェイテクトやノリタケが金賞。
そういった名だたる企業の取組みが
紹介されている中、その横を見ると、
私の見たことのある名前が
飛び込んできました。
中日新聞社賞
NPO法人日進絆子ども食堂・
ファミマ日進三本木本町店
「コンビニ拠点に食品小口寄付」
賞味期限切れが近いものなど、
家庭にある余剰食品を一般家庭が
コンビニに寄付。
それを福祉施設やなどに寄贈する
フードドライブというしくみです。
一昨年、コロナ禍となり、
企業や食料品店からの食材の寄付が激減。
そんな中、個人から広く小口の寄付を
集められないかと、子ども食堂の
山崎さんが、ファミマのオーナーの
都築さんに持ち掛けたのがきっかけ。
そこから始まり、今は全国のファミマ
約7百店に広がっているとのこと。
実は、この子供食堂の山崎さんは
私の知り合いです。
この取組を始められる前に、
「相談したいことがある」ということで、
この取組についてどう思うか？
何か注意するようなことはあるか？
などご相談を受けていました。
私もこの取組は素晴らしいと思いましたし、
前向きにお話させていただきました。
私が直接的に何か取り組んだ訳では
ありません。
でもこのように全国に広がるような
素晴らしい取組みになったこと。
その取り組みにほんの少しでも
関わることができたことは
大変うれしく思っています。
さて、このコンビニを通じた
フードドライブの発想。
とても企業経営に参考になるものだと
私は思います。
それは二つの視点においてです。
ひとつは、関係する多くの人や
企業にとって、メリットがある
取組みであるという点です。
そして、もうひとつは
パートナー活用という点です。
それぞれ具体的に説明していきます。
先ず、ひとつ目の、多くの関係者への
メリットがあるという点についてです。
具体的メリットは
次のようなものだと思います。
食材を寄付する一般家庭にとっては、
余った食材を捨てずにすむという
罪悪感から解放される
人のためになる良い事をしている
という気持ちになれる
近くのコンビニであれば、何かのついでに
気軽に持っていけるので手間がかからない
ファミマオーナーにとっては、
困っている人の手助けができるという
人としての充足感が得られる
フードロス削減という良い取組を
していることでイメージアップ。
顧客から好印象を得られ店舗の
利用促進効果が得られる
寄付しに来た方々の買い物を期待できる
ファミマ本部にとっては、
いい取組を積極的に後押しする企業姿勢が
世間から評価され、ブランドイメージが
アップする＝ファミマのファンが増える
子ども食堂にとっては
激減した企業や店舗からの食材の寄付を
補填できる
そもそもの自分達が活動の目的、
孤食する子ども・困窮世帯を救いたい
という目的を果たすことにかなっている
福祉施設や貧困家庭にとっては
食材が提供されることで、とても助かる
地球にとっては、
フードロスを削減でき、
環境負荷軽減につながる
こうやって考えてみるだけで、
６者にとってのメリットがあることが
わかります。
昔の、近江商人の三方よしという考え方が
ありますが、その倍の六方よしの取組みに
なっています。
今、SDG’ｓという言葉もすっかり世間に
浸透してきました。
大企業だけでなく中小企業でも多くの企業が
実際に取り組みを始めています。
そんな中、多くの人が持続可能な社会の
発展を望み、SDG’ｓの取り組みに賛同する
という世の中に変わってきています。
企業がその活動を行う上で、
自社と自社のお客様にメリットを与える
ということは大前提です。
ただ、今の時代はもうひとつその上を行く
取組みが求められ、
そして、それが受け入れられる時代
であると言えるのかもしれません。
これまでは、直接のお客様
（BtoBだと取引先企業、BtoCだと一般消費者）
のことだけ考え、
自社がどう事業を展開するか
考えるやり方で良かった。
でも、これからは
もうひとつ高い視点で考えてみる。
直接のお客様以外に
どうやったら色々なメリットを
多方面に与えられるか？
自社を起点に直接的、間接的に
どんなメリットを提供することが
できるのか？
環境負荷低減に繋げられないか？
そんな風な視点を持ってみる。
その上で、自社の成長・発展のために
どういったことに取り組むべきなのかを
考えてみる。
そういったアプローチで考えてみると、
これまでになかった発想が
生まれてくるかもしれまませんね。
次に、
ふたつ目のパートナー活用についてです。
これは、自社単独でできないことを
パートナーと組むことによって
実現させるというやり方です。
言うまでもなく、子ども食堂は、
単独ではこのプロジェクトを
実現できません。
ファミマオーナーの協力あってのことです。
そして、ファミマオーナーも然りです。
ファミマ本部、子ども食堂があってのこと。
ファミマ本部が許可してくれなければ
できない。
また、寄付を集めても、それを
福祉施設などにつなぐノウハウはなく、
子ども食堂の協力なければ成立しません。
こんな風に自社単独では決してできない
取組みなのです。
でもパートナーを見つけることで
自社の目的が達成できる。
当然、そこには最初に説明した
各当事者にメリットがあるということが
必要なのは言うまでもありません。
ということで、今回は
「子ども食堂×ファミマの取組み」
を元に考えてみました。
こういった発想って、中小企業の経営に
どんどん活かしていけるのではと
思いましたが、
皆様はどんな風に思われましたか？
少しでも参考になれば嬉しく思います。
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＜今日のありがとう＞
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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最近、よく空を見上げるように
なりました。
今も書きながら窓の外を見ると
きれいな青空の中に、色んな形の雲が
ふわふわ浮かんでいます。
そして、段々とその形を変えて
いっているのです。
なぜか心が安らぐ不思議な光景です。
そういえば、小さい頃は、
よくボーッと空を見上げて、
色んな事を考えていました。
雲の形が動物に見えるだとか
食べ物に見えるとか
飛行機が飛んでいると
自分も飛行機に乗ってみたいなあ
なんてこと、などなど。
それが大人になるにつれて
いつの間にか、空をゆっくりと
眺めるということもほぼ
無くなってきていました。
もしかしたら、何か時間に追われて
気持ちに余裕がなくなってきていたのかも
しれません。
また、昔は何度も何度もひどい病気や
ケガを繰り返し
仕事や色々な事に悩み、
空を見るという感覚も奪われていたの
でしょう。
バカバカしく思われるかもしれませんが、
何かこうやって空を見て考えられている
自分が幸せだなと。。
何か頭が空っぽになる感覚。その一方で
なぜか心が満ち足りた気分になります。
ワクワク感も湧いてきて
何か楽しいことが起こりそうな気もします。
少し変な人かもしれませんが、
今日は空に感謝です。
「ありがとう！空さん」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように！
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