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心動かす企業経営 vol.92
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<脳力(能力)を活かすこれからの人材育成>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先週、豊田市働き方改革推進
シンポジウムというのに行ってきました。
どのプログラムもいい内容で
とても勉強になりました。
その中で、脳科学者の茂木健一郎さんの
基調講演
「働き方改革に向けて必要な脳力」
というのがありました。
脳科学の観点からのお話でしたが、
今の自分にはとても響く
内容でした。
今回はその時に考えたことを
少し書きたいと思います。
ワークライフバランスに関しての
世間のイメージ
「ワーク=嫌なもの」
「ライフ=ハッピー(バラ色)」
そんなイメージを持ってる人が多い
嫌な仕事をやりすぎないで、
ハッピーなライフのほうを
充実させましょう。
でもそもそもその前提が違うんじゃない?
と茂木さんはおっしゃっていました。
ワークもライフも楽しい方がいい、
確かにそうです。
それに関して、面白い概念を
話されていました。
「フロー」という概念
人は、取組む課題と自分のスキルが
合致すると、脳がフローの領域に入る
ということ
脳がフローの領域に入ると、
・時間の流れを感じない
・「私」がなくなる
・仕事自体が「報酬」になる
そうなると力を発揮できる。
更にその一歩先を行くと、
「ゾーン」
という神のような領域にはいるとのこと。
アスリートなんかがすごい記録を
叩き出したりする時に、そういう状態に
なっている事があるのだそうです。
神がかったようになり、
普段以上の力を発揮する。
あの状態です。
ゾーンというと凄いですが、
でも脳のフロー状態というのは誰でも
経験したことがあると思います。
「ついつい時間を忘れて、
何かに没頭した」
ということは誰しもあると思います。
そういう時なんでしょう。
茂木さんは、受験勉強の話しを
されていました。
受験勉強は、合格した後のバラ色の
生活を思って、
「今は苦しいけど我慢して頑張る」
それでは、脳力が発揮できない。
「勉強をやっていること自体が楽しい」
となると一番力を発揮できる。
つまり脳力が発揮できる。
仕事も同じで、嫌々やっていると、
力が発揮できない。
一方、皆が楽しいと思えるフローに入る。
そうなるとどんどん力を発揮する。
生産性もあがり、企業の業績もあがる。
ということなのでしょう。
じゃあどうやったらフローに入れるか?
フローには、「自己肯定感」がないと
入れないそうです。
その自己肯定感は、自分の個性を
認めてもらえることで育まれる。
個性は長所と欠点からなる。
そして、その長所と欠点は表裏一体。
識字障害の話しをされていました。
ある方は識字障害という欠点を
持っている。
でも一方でその人は一度聞いたことは
すぐに覚えてしまうという凄い才能を
持っている。
この場合、識字障害という欠点?
だけを見て、「ダメだと」烙印を
おされてしまうことになりやすい。
でもそうなるとせっかくの才能が
活かされなくなってしまう。
とてももったいない話です。
でもこれまでの傾向として
烙印を押しがちになってしまうことは
誰も否定できないでしょう。
欠点だけ見て、すぐダメとせず、
欠点も含めて個性と認めてあげる。
そういう考え方が自己肯定感を育む。
それが大事なんだと思いました。
茂木さんはそういったことを
『全員正解』
という言葉で表現されていました。
それから、フローに入るには、
「任せる」というのが大事とのこと。
人は任せると、喜び、動き出す
「押しつけ」では動かない
とおっしゃっていました。
確かにその通りですよね。
自分も人から「あーだこうだ」
と言われると、やる気がなくなります。
それよりも、
「任せた」
と言ってもらえたほうが
頑張ってやってみよう
という気持ちになります。
茂木さんの話を聞いていて
本当に色々感じるところがありました。
その人の個性を尊重して、認める
⇒自己肯定感を持ってもらう
⇒その人が得意なことは何かを
見つけてあげる
⇒任せる
そうやってフローに入れる環境を
作ってあげる。
そして力を発揮できるようしてあげる。
そういう能力(脳力?)こそが
これからの経営者にも求められて
くるのではないかと思いました。
これまでは、
学校の勉強ができる人=できる人
みたいなイメージでした。
でもそういう考えではこれからは
企業も人も生き残れなくなる。
言われたことは、AIがやってくれる。
今でさえ、ググればすぐに何でも
調べられる時代。
茂木さんの言葉を借りれば、
働く人に求められるのは、
人にしか出せない付加価値
つまり「直観」や「感性」
そういうものをどうやって育てるか?
どうやって引き出すのか?
それが企業経営者に求められる才覚
なんじゃないかと思いました。
そのためには、フロー。
働く人がフローに入れる環境を
どう整えてあげられるか。。。
「脳のフロー状態」
これからの企業経営のカギに
なりそうな気がしました。
いかがでしょうか?
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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今日のありがとうは
中小企業診断士の資格取得の勉強中に
お世話になったS先生です。
S先生は、2次試験専門の受験校の
先生です。
私は、2次試験を何回受けても合格できず
受験校を3回も変えました。
もう今から8年程前の話しです。
5回目の挑戦でしたが、いつになったら
合格できるのかわからなくなっていました。
そんな時、藁をもすがる思いで、
AASという受験校の説明会に
参加しました。
その受験校の先生がS先生でした。
ただ、私は、実はその年、1月からの
授業に申し込んだものの、2月~8月まで
病気で休まなくてはなりませんでした。
だから1月に数回授業に出席しただけ
で、その後はその受験校の授業には
一度も出席することができませんでした。
出席したのは、直前合宿という特別
プログラムだけ。
でも、病気が少し落ち着いた時期からは
FAXで文章を要約する課題練習だけは
やっていました。
日経新聞にある春秋を読んで、それを
30字?で要約して、FAXで提出する
というものです。
2次試験は記述式の試験です。
時間もあまりない中、
要点をついた文章を記述する能力が
問われるのです。
そのFAX添削をやってくれたのが
S先生です。
S先生が添削時に記載してくれる
コメントを見ながら、頑張りました。
それから、S先生が受験生向けに
書かれている毎日のブログにも
励まされました。
おかげ様で、その年11月の試験で合格。
毎年あれだけ勉強しても合格できなかった
のに、病気であまり勉強できなかった
その年になぜか合格することが
できたのです。
S先生もとても喜んでいただけたのを
覚えています。
これもS先生のおかげ
S先生にはとても感謝しています。
「S先生ありがとうございました」
「最近集まりにも行けていませんが
お元気そうですね」
「これからもかつての私のような
受験生を合格に導いていって
あげてくださいね」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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