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執筆者の写真金本 淳

人を正しく評価するとは?


(高野山 2021年11月) 皆様に幸運が訪れますように!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.291

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<人を正しく評価するとは?>



おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。 




人を評価するのって、難しいですよね。


皆さんの会社やお店ではどうですか?

うまくできていますか?



「人事評価制度でバッチリ評価している!」


「人事評価制度は導入したが、

うまく機能していないなあ・・・」


「評価制度はなく、経営者の判断で

評価しているが、どうだろう・・・」


などなど、

色んな意見があろうかと思います。




この評価に関し、少し興味深い

アンケート調査の結果があります。



「現在お勤めの会社の人事評価に

満足していますか?」


という従業員の方たちへの調査です。


どれくらいの方々が満足していると

思いますか?




ナント満足していると答えた方は

わずか2%。


やや満足という人を含めても

28.5%しかいません。


それ以外の7割以上が

あまり満足していない(44.3%)、

満足していない(27.3%)

と答えているのです。



それだけ、多くの従業員の人たちが、

自社の評価に対して不満を持っている

ということなのです。



一方で、経営者の方々に同様の質問を

してみた結果もあります。


ナント7割の経営者が、こう答えています。


「自社の従業員は評価に

満足しているだろう」と



経営者と従業員の間に大きな認識の

ギャップがあるのです。


裏を返せば、評価ってそれほど難しい

というものだということですよね。




ところで、話は変わりますが、

先日、こんな面白い体験をしました。



先日、高野山の日帰りバスツアーに

参加してきました。


朝7時15分に名古屋駅集合、

高野山を回って、名古屋駅に

着くのが21時頃


現地の滞在時間もそれ程長くなく、

結構忙しいツアーでした。


今回、そのツアー自体についての

評価のお話ではありません。


面白かったのは、その帰りのバスで

配られたアンケートについてです。



アンケートの中に、バスガイドさんに

対する評価項目があったのです。


5段階評価でした。


私は、一番いい評価にまるをつけました。



ところが、私がアンケートを書き終えて、

しばらくすると、後ろの席に座っている

方達のこんな話し声が聞こえてきました。


ちなみに、完ぺきに記憶している訳では

ないので、あくまでもこんなニュアンス

だったという意味で理解して下さい。



「今回のバスガイドさんは、

まあ普通かな」


「もっと事前に工程の説明を

しっかりして欲しかったわね」


「ちょっと段取り悪かった。。」


「気の利いた話もなかったし」


みたいな感じでした。



その話を聞いた時、私は、


「ナルホドなあ!

そういう捉え方をしているんだあ」


と思いました。


このナルホドというのは、決して

その人たちを否定してるという意味では

ありません。



その人たちは、私が気づかなかった

別の着眼点を持って、

しっかり評価しているのだという

感心のナルホドです。



確かに、その人たちの言っていることは

ある意味間違ってはいないとも思いました。


かと言って、私自身の評価自体を

変えるつもりはありませんでしたが。。



ちなみに、私が、最高の評価を

つけた理由はこうです。



その日は年に6回しかない大黒天様の

御朱印がもらえる日だった。


ただ、そういう日なので

御朱印をもらうのに、相当混んでいて

時間がかかるだろうと想定されていた。


そのため、ツアー会社がとったのは

書置きの御朱印を希望者に手配すると

いう対応策でした。


ところが、お参りを終えて、

バスの中で御朱印が配られたのですが、

何の手違いか?どうも1枚足りません。


そんなちょっとした事件があったのです。



その際に、ガイドさんが、ツアーから外れ

わざわざ御朱印を取りに行ってくれました。


ただ、ツアーは時間もあり、ガイドさんを

残して次の目的地へ。


ガイドさんは次の目的地で何とか

合流されていました。



そういう苦労して対応して下さったことが

私の中では高評価をつけたひとつの

判断理由となりました。



それから、元々、時間的に余裕のない

ツアーなので、ガイドさんも各工程を

しっかりこなしていくのに精力を

注がざるを得なかったところも

あるんだろうというのも感じました。


人数も40人以上いるツアーなので、

その参加者を時間に遅れないように

まとめていくのだけでも大変だと

私には思えたからです。


だから、総合的に見て、

ガイドさんはよく頑張ったという評価を

したのでした。



今回の評価については、

恐らく40数名の参加者、各々の評価があり

誰の評価が正しいのということは、

誰も答えることはできないと思います。


各々がそれぞれの尺度を持って、

評価しています。


だからそれは決してどれも間違っては

いないと言えるでしょう。




こんな風に、評価というのは、

放っておくと色んな評価に

わかれてしまう。


だから冒頭にお話ししたように、

「評価に満足していない」

という従業員が多いのだと思います。



その一方で評価する側は、

自分の尺度を持って評価している

訳ですから、


「自分の評価は正しい」


と思っている。



だから経営者は、


「従業員が評価に満足しているはずだ」


と思っているのでしょう。




それから、

評価を難しくしているものとして、

評価される側の性格もあると思います。



私が今、学生の評価をつける立場で

学生と関わっていて強く感じることが

あります。


それは、やはり、自分に対して

普段から親しく好意的に話しかけて

きてくれる学生に対しては、

どうしても好印象を持ってしまう

ということです。


成績の悪い生徒でも、

なぜか可愛く思えてしまう。


これは人間は多少なりともあると思います。



そして、経営者や職場の上司も、

やはり自分に普段から好意的に

接してきてくれる部下に関しては、

評価も甘くなるのではないかと

思うのです。


実際、


「あいつは、頭は悪いし、

要領も悪いんだけど、

頑張っているから、

何とか昇格させてあげたい」


というような話を、聞いた経験が

何度かあります。



これは明らかに、

感情が優先した評価なのでは

ないかと思うのです。




人懐っこい部下だと、

相手の悪い部分は大目に見て、

それよりもいい部分を

より積極的に探そうという風になる。



逆に、優秀な部下でも、

ぶっきらぼうで、

愛想の良くない人に対しては、

評価は厳しくなってしまう。



人には誰しも多かれ少なかれ

そういう傾向があるのではないかと

思います。





こうやって考えると

本当に評価というのは、

厄介なものです。。




ではこれを正しい評価にするには

どうしたらいいでしょうか?



長くなってしまいましたので

それは次回にしたいと思います。


ご興味ある方は、次回も

チェックしてみてくださいね。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

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今回は、上にも登場した

バスガイドさん、そして、

運転手さんへのありがとうです。



私は、今回初めて高野山に行った

のですが、初めて行く人間にとっては

先ずは大変ありがたいツアーでした。



高野山は非常に沢山の名所があり、

自分でクルマを運転していくと

どういう風に回ればよいか、

勝手がわからなかったと思うのです。



今回のツアー、確かに、

ゆっくり回る時間はなかったですが、

効率的に回れましたし、現地ガイドさんの

説明で色々なことも知識として

知ることが出来ました。


おかげで、勝手がわかりましたし、

次回は自分でじっくり高野山を楽しむ

ことが出来るのではないかと

感じています。



そういった意味でも有難かったなと

思っています。


「ガイドさん、運転手さん

大変お疲れさまでした」


「そして、ありがとうございました」


「有意義な一日を過ごすことが

できました!」





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

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豊田市働き方改革アドバイザー・講師 国際ファッション専門職大学非常勤講師

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