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外国人や若い部下とどう接するべきなのか?

フェリーゼス 金本淳

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心動かす企業経営 vol.76

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<外国人や若い部下とどう接するべきなのか?>

おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。

最近、日本にも外国の方が

どんどん増えてきてますね。

旅行だけでなく、日本で働く外国の方も

多くなってきています。

コンビニに居酒屋、

外国人のアルバイトさんをどこでも

見かけるようになりました。

また、最近、技能実習生の制度なども

どんどん拡充されています。

私が関わる中小企業の中にも、

技能実習生や派遣などで、

外国人の方を雇用されているところが

かなりあります。

今後ますます日本で働く外国の方が

増えていくことは間違いないですね。

そんな状況なので、これからの時代、

外国人の方を企業経営の中で

うまく生かしていくことが

求められてくると思います。

私は、サラリーマン時代、

海外部門の仕事が長かったので、

色々な国の方たちと仕事をする機会が

ありました。

日本企業と海外企業は、やはり、

感覚的に違うところがかなり多いなと

思います。

その中でも、上司と部下の関係については

日本と海外はだいぶ違うという印象を

持っています。

特に、一番、その違いが顕著に

感じたのは、打ち合わせの現場での

上司と部下の関係です。

日本企業ってどちらかというと

上司をたてるという感じが強いように

思います。

昔よりは変わりつつありますが、

打ち合わせの場だけでなく普段から

そういう傾向が強いですよね。

特に、他の会社の人たちと

打ち合わせする場合は、部下は遠慮して、

あまりしゃべらないということもあります。

求められた時だけ話すみたいなことが

結構ありますよね?

それに対して、海外企業。

どちらかと言うと、担当として、

部下が先に色々意見を述べるケースが多い。

上司はどちらかというと最初は

遠慮してみていて、そして最後、

総括してまとめる。そんな感じです。

これ、どちらが良くてどちらが悪い

ということを言っている訳ではありません。

どちらもいいところがあるのだと思います。

これは、まさに文化の違いなんでしょう

日本は(特に昔の企業は)、

「部下を育てるという文化」

だから、育ててくれている上司を

立てる。

一方、海外は

「部下は自分で育つという文化」

採用してもらうには、仕事に合う能力を

自ら身につけなければならない。

だから、上司を立てるというより、

担当の自分が率先して、責任をもって

説明したり意見を述べたりする。

こんな違いなのではと思います。

20年以上前、

会社に入ってすごく思ったこと。

それは、日本企業というのは、

上司が絶対的な存在であるということ。

大袈裟に言うと、

上司は自分の師みたいな感じ。

仕事の上では当然のこと、

仕事以外の場所でも、

その関係が持続する。そういう感じです。

誤解を恐れずに言うと、

人としても偉い、優れている。

職位の差が、人としての差みたいに

なってるみたいな感じが。。。

そして当然、

部下は上司の言うことをきくものである。

たた、誤解しないでいただきたいのですが

決してそれが悪いと言っている訳では

ありません。

そうなるにはそれなりの理由もあります。

また、いい部分がたくさんあると思います。

私の場合でも、

ちゃんと面倒を見てもらえた、

育ててもらえた

という実感がありましたし、

今でもそのことにとても感謝しています。

単に昔から、日本は、上司は責任を持って

部下を育てるという意識が強かった。

徒弟制度的な感じで、時間をかけて、

上司が部下を育てた。

だから、部下も育ててもらっている

という意識があるので、仕事であれ、

プライベートであれ、上司をたてる

という意識が働いていたのではないかと

思います。

一方、海外のケース、

人は自分で自分を育てる。

仕事に人がついている。

仕事を適切にこなせる人が

その仕事を担当している。

だから、上司も、部下に専門家としての意見を

求めるケースが多い。

そして部下も、自分はその専門家として

意見を言うのが当然という感じ。

また、そういう感じなので、

あくまで上司と部下という関係は、

仕事上だけのもの。

仕事を離れたら、一切そういう感覚は

なく接している。

会食の際、上司と部下がとても

フランクな感じで接しているのが

とても印象的だなあと

いつも思っていました。

海外は、そんな感じが強いと思います。

だから、日本の感覚と同じように

部下に接すると、おそらく違和感、

というより拒絶感を感じることは

間違いないでしょう。

海外の人と接する際は、

そのあたりは要注意だと思います。

ここで、先ほど述べた日本のケースに

少し戻ります。

残念なことに、最近、

「上司が部下を育てる」

という日本の状況も

変わってきていると思います。

上司がプレイイングマネージャーとなって

自らが実務を担当しなければならない。

だから、そもそも、じっくり上司が部下を

育てている時間も、余裕もない。

そんな状況が多いのではないかと思います。

そんな状況で、

つまり部下のことを面倒みれていないのに

上司ぶって、偉そうなことばかりを

ついつい言ってしまう。

そうなると、マズいですよね。

部下も尊敬しなくなる。

これから、日本の上司は、

昔のやり方でなく、少しずつ

いまの時代にあったスタイルで

部下に接していかなければ

ならないのかもしれません。

それが、海外の部下や更には若い部下と

うまく接していくことにも繋がっていくの

ではないかと思います。

日本スタイルと海外スタイルを

うまくミックスして、よい関係を

部下と築けていける。

そんなバランスのとれたやり方が

上司として、これからの時代、

求められるのかもしれません。

また、その一方、部下も部下のほうで、

今の時代、自ら学んでいく姿勢が

ないとダメなんでしょうね。

昔のように上司が時間をかけて

じっくり育ててくれる。

そんな時代ではなくなってきている。

そんな中、ボーッと過ごしていると

日本人の部下も取り残されてしまう。

少し、本題からそれたような気がしますが

これから外国人も増えていく中、

環境の変化にしっかり合わせて

経営者も上司も部下も、働く人すべてが

変わっていかなければならない。

そんな時代なんでしょうね。

変化をうまく捉え、適応していければ

大きなチャンスになる。

でもそれができずに旧態依然とした

やり方でやっていると

気づいたら衰退してしまう。

難しいけど、面白い。

そんな時代だと思います。

あなたはどう思いますか?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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今日は、トヨタのアフリカ部時代の

上司Tさんへの、ありがとうです。

2007年にミッドランドスクエアが

できて、その年の1月から私のいた

アフリカ部含め、海外の営業を担当

しているすべての部が東京から

ミッドランドに移転することになりました。

Tさんはその時にアフリカ部に来られ、

そこからお世話になりました。

いつもお昼をご一緒させて

いただいてました。

そして、たまに、夜ごはんや

スポーツジムも一緒に通わせていただいた

こともありました。

その頃、私は結構、仕事に対する

モチーベーションも下がっており、

会社の自己申告制度の紙にも

あまり良い事を書いていませんでした。

また実際、Tさんにも、

直接そういうニュアンスの話を

していました。

多分、そういう私の言動を気にして

いただいたのだと思います。

私は、その次の年、2008年から

豊田市の本社の、ある部署に異動に

なったのでした。

やる気のなくなっている私の

やる気を復活させようとの

Tさんの配慮だったのだと思います。

ただ、その時の私は、本社の

その部署への異動が不本意で

なりませんでした。

というのも、自分自身が、最も異動したくない

部署のひとつだったからです。

その頃、仕事上、その辺の部署を

わたしは目の敵にしていました。

そこに自分を異動させるなんて、

ヒドイ!

もう終わった。。。

と思っていました。

そして、そんな気持ちでいたので

その後色々なことがありました。

でも今考えると、あの異動がなかったら

今の自分はなかったと思えるのです。

自分自身の人生を見つめ直すたくさんの

出来事が私の身におこったのです。

正直、あの頃は、Tさんのこと

少し恨んでいた部分もありました。

でもあの時代があったからこそ、

自分自身が人間的に成長できた。

それは間違いのないのです。

そういった意味で、今はTさんに対して

とても感謝の気持ちでいっぱいなのです。

そんなTさんへ、

「本当にありがとうございました」

「今こうして、コンサルタントとして

働けているのもTさんのおかげだと

思います。」

「あのままの自分であったなら、

まったく成長することが

できなかったと思います」

「その機会を与えていただいたTさんに

とても感謝しています!」

「最近お会いしていませんが、

どこかで一度お話したいです。」

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

今日も素敵な一日になりますように!

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