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執筆者の写真金本 淳

経営者がやらねば誰がやる?

更新日:2022年9月27日


(2017年3月 金沢)

皆様に来運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.359

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<経営者がやらなければ誰がやる?>



おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。 




先回は


「価値観の合う人はいない」


というお話でした。



その中で、


経営者が自社の価値観(経営理念)

に合う人を育てる必要がある

という話をしました。


では、どうやってそういう人を

育てればいいのか?


ということを今回は少し考えてみたいと

思います。




仕事をする上での価値観とは?


つまり、それは働くうえで、

経営者が従業員に対して

「こういう姿勢で働いて欲しい」

ということ。


普段の働きかた

(お客さんとの接し方、

普段の言葉づかい、

周りの従業員への配慮、

仕事の進め方などなど)

だと思います。



そういったことを従業員に

理解してもらうことは、

簡単ではありません。


言わずもがなですが

そもそも経営者と従業員は立場が違い

ます。


だから両者の間には溝がある。



それだけで、最初の基本スタンスに

大きなズレがあります。



経営者は自分の会社だから

会社の経営をよくしたい。


会社という単位でものごとを考える。



従業員は自分が生きるため、

あるいは家族が生きるためのお金を稼ぐ。


自分や家族という個のために働く。


つまり個という単位で考える。


だから、従業員は、最初の意識として、

会社全体を良くしていこうというより、

個人レベルで良くなる、

あるいは満足する

ということが先決します。



経営者は会社を良くしたい。



一方、従業員は個を満足させたい。


だから、会社のため

(会社を良くしていくため)

に存在している経営理念や価値観

と言われても、腹に落ちないのでは

ないかと思うのです。


自分とは直接関係ない、

一歩かけ離れたものなので、

それを理解して、実践する

ということは簡単ではない。



もちろん、経営者が

経営理念や行動指針などを作って、

それを説明する。


そうすると、従業員の人たちは

別にその内容自体を否定するようなことは

しないでしょう。


でも、それを聞いただけで、すぐに

自分事として捉えられるかというと、

それはちょっと難しいのではないかと

思います。




だから、そういう最初の入口の

スタンスの違いがあるということを

先ずは理解しておくことが

必要なのだと思います。


そして、それを解決するには、

スタンスの違い=ギャップ

をひとつずつ埋めていく、

つまり「育てていく」ということが

必要になってくるのだと思います。



じゃあ、どうやって育てていくのか?



それは、


「経営者自身がお手本を見せること」


だと思います。


それが一番なのだと思います。



例えば、

「お客様に感謝する」

というのを掲げるなら、

経営者自身がそうなれるように

努力している姿を見せる。


お客様や取引先に対しての

愚痴や不平不満などを言うことなく、

いつも感謝しているか?



「いつも笑顔で人と接する」

というのを大事にしているのなら、

経営者自身がいつもお客さんや従業員に

対して、笑顔で接する。


私生活で嫌な事があった時、

また何か社内でトラブルが発生した時など、

ブスッとした表情になっていないか?



「尊敬の念をもって人と接する」

というのを大事にするのであれば、

それを経営者が体現する。


普段、従業員に対して、

そういう態度で接することができているか?


ついカッとなって相手の尊厳を無視

したようなきつい言い方になって

しまうことはないか?


いつも相手を一人の人間として敬意を

持った接し方ができているか?



そういったことを、普段から経営者自ら

従業員に見せる事だと思います。



そういう姿を会社のトップである

経営者が自ら体現してこそ、

従業員の心にも響くのではないかと

思うのです。



中小企業の経営者であれば、

従業員と接する機会を作ろうと思えば

いくらでもできるはずです。


その際、そういう姿を普段から間近に

見せられればどうでしょう?


従業員の人たちからすると、

もし、経営者自らが自分達に

そういった態度で接してくれたならば、

非常に嬉しいのではないでしょうか?


また経営者が自分以外の人たちに対しても

そういう風に接している姿を見ると、

それだけでも気持ちいいのではないかと

思うのです。



そしてそんな経営者の姿を見ていると、

自然と経営者のことを好きになるし、

尊敬するようになると思うのです。


それが結果的に会社を好きになる、

会社への敬意ということにも繋がってくる


そうなると、経営者のために、

会社のために、よくなることを

自らもやっていきたいと心から

思えるように段々なってくるのでは

ないでしょうか?




価値観を掲げているだけで、

実践していなければ、それは従業員に

伝わることは決してないでしょう。



そして、従業員に求める理想の働き方、

それを経営者自身ができていない場合、

それを従業員に求めるのはムリでしょう。



当然、経営者も完璧ではない。


だから、何から何まで完璧に全部できる

必要はないと思います。


ただ、意識して取り組もうという姿勢を

見せるだけでも違ってくると思います。



経営者だって、頭で思っていても

いつも理想通りに行動できるとは

限りません。


時にはカッとしてつい変なことを

言ってしまう事もあるでしょう。


でもその時に、

どう対応できるかだと思います。



もし間違ったことをしたと思えば、

素直にそれをいさぎよく認めて、謝る。


そんな風にしていくと良いのだと思います。



自分自身の能力や資質で足りない部分は

しっかり認める。


自分自身含めて、一緒に成長していく。


それでいいのだと思います。




人を育てるというのは、やはり

上に立つもの(経営者や上司)が

お手本を見せる事だと思うのです。


そして、それは、自分自身が謙虚に学ぶ

という姿勢も含めてです。


それがないと、本当の意味で

必要とする人は育たないと思うのです。



教育というと、外部の研修を

うけてもらうというのもありますが、

それはあくまで補完的なものだと思います。


どちらかというと知識や仕事の技術を

学ぶということに使うのものだと思います。



人に任せすぎてはいけません。


基本的な価値観や姿勢については、

やはり社内で経営者が先頭に立って

体現しながら育てていかなければ

ならないものだと思います。


そうやって人が育つ、そうすると

その人が今度は上司となり、

部下を育てるということもできるのでしょう。



こんな風に言うと、

さぞ私ができているように

聞こえるかもしれませんが、

私自身も全然まだまだです。


自分が理想とするような対応ができずに、

後で後悔することも沢山あります。


でもそういうこと意識しながら、

少しでも理想に近づければいいと

思っています。



皆さんもご一緒にやっていきましょう。


ご参考になれば幸いです。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

=================


先日、買い物に行った帰りの

出来事です。


交差点で、左折しようとした際に、

横断歩道を渡ろうとしている

中学生らしき3人が見えました。


そこで、横断歩道の手前で停車して

その3人が通り過ぎるのを待って

いました。



そうすると、渡り終えた子供が

こちらを向いて、深々と頭を下げ

お礼をしているのです。


クルマに乗っていたので

声までは聞こえませんでしたが

「ありがとうございました!」

と多分大きな声で言っていたと思います。


こちらとしては、当たり前のことを

しているだけなので、

別に何も期待していません。



でも、あんな風な素晴らしい対応を

その中学生に見せられると

とても感動しましたし、何か思いがけず

プレゼントをもらったようで

すごく得した気分にもなりました。


また何か、とても心がほっこりして

とても幸せな気持ちにもなれました。



きちんと感謝の気持ちを見せる

というのはそれほど効果あると

いうことですよね。


素晴らしい事です。


そしてそのことを、あの中学生に

教えられました。



多分、クルマが止まってくれれば

誰しもありがとうという気持ちは

感じると思うのです。


でもそれをはっきりと態度で

示すと示さないでは全然違う。



今回の経験を活かして

自分もあの中学生を見習いたいと

思いました。



普段、気恥ずかしさもあり

同じ様なケースだと自分の場合、

軽く会釈するくらいでした。


でも、それだとあまり伝わらない。


これからはもう少し

大袈裟にリアクションしようと思います。



いずれにしても、あの素敵な中学生に

感謝です。


「ありがとう!」





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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