（2017年8月 岡山湯原温泉）
皆様に来運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.358
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＜価値観の合う人はいない！＞
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳（かねもとあつし）です。
経営者の方々と採用に関する話を
していると、
「価値観の合う人を採用したい」
というのがよく出てきます。
この発言を聞いて、
あまり疑問に思う人はいないでしょう。
男女の仲がうまくいかない理由で、
価値観が合わないというのもよく聞きます。
結局、人と人とが何かを一緒に行う上で、
価値観が合う合わないと上手くいかない
というのは、誰もが経験として実感
していることなのでしょう。
そもそも価値観って何なのでしょうか？
また、「自分の価値観って何ですか？」
と聞かれて皆さんはすぐに答えられますか？
改めて聞かれると、結構曖昧な答えに
なってしまうのではないでしょうか？
ちなみに、ウィキペディアで見ると、
「価値観とは」こんな風に
説明されています。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～
何に価値があると認めるかに関する考え方。
価値（善・悪、好ましいこと・
好ましくないこと、といった価値）を
判断するときの根底となるものの見方。
ものごとを評価・判断するときに
基準とする、何にどういう価値がある
（何には価値がない）、という判断
～～～～～～～～～～～～～～～～～～
上記の内容から判断するに、
経営者さんが言う価値観というのは、
「企業の経営理念や行動指針」
のようなものということになるのでしょう。
当然、経営者個人の価値観というのも
その中に反映されているでしょうが。
ということで、先ず、
「価値観を合う人を採用したい」
と言うからには、そもそもの話として、
仕事をする上での価値観（＝経営理念）が
明確なものになっている必要がある
ということかと思います。
判断する基準がないとそもそも価値観が
合う合わないって判断できませんからね。
しかも、きちんと採用希望者に
わかるようにそれを説明
できなければなりません。
それから、
自社の価値観が明確になった、
そして
それを誰にでも説明できるようになった
というのはよしとしましょう。
ただ、ここでまたひとつ疑問に
ぶち当たります。
それは、採用面接などで、
価値観が合う合わないを
どうやって判断するか？
ということです。
現実問題として、
一度会って話しをしただけでは、
その人の人柄や価値観を引き出すことって
難しいのではないかと思います。
せいぜいやれるのは、
自社の価値観を説明すること。
そして、
「この考え方に賛同しますか？」
「こういう会社ですが、
やっていけますか？」
というようなことを質問すること
くらいですよね。
それから、あとできるのは、
その人の雰囲気や話し方から、
自社でやれそうかどうかを
判断するくらいでしょう。
こうやって考えても、
やはり価値観が合う合わないを
判断するのは難しい事だなあ
と思います。
また、一般的に
経営者さんが従業員さんに求める
価値観って高尚なものが多いと思います。
仕事に誇りとやりがいを感じながら、
自分で考え動ける人
いつも笑顔で相手を尊敬の念をもって
思いやれる人
などなど
でも、そういう人は、悲しいかな、
応募してきてくれる可能性は
極めて低いというのも現実だと思います。
また実際、例え大企業で働いている人を
含めて考えても、経営者さんが
求めるような高尚な価値観を持つ人材
というのは、それほど多くないのが
実態だと思います。
誤解を恐れずに言うと、多くの人にとって
仕事というのは先ずは「お金を稼ぐ」
という事なんじゃないかと思います。
つまり、
家族を養うため、
生きていくため、
そこが第一優先に来ているんじゃないかと
思います。
だから、最初の動機＝仕事に対する価値観が、
「お金が欲しい」
というのは自然なことだと思うのです。
そこがある程度満たされて初めて
次の価値観が芽生えてくる。
仕事を通じて、
自分を成長させたい
人に喜んでもらいたい
みんなで協力して何かを成し遂げたい
などというのは最初からなくても
仕方ないものなのだと思います。
結局、こうやって考えると、
多くの経営者さんが言う
「価値観の合う人を採用する」
というのはなかなか困難
ということが言えるのでは
ないかと思うのです。
また、こういう風にも思うのです。
それは、あまりに価値観が同じ人ばかりが
集まると、それはそれで
よくないのではないかということです。
確かに、根っこの部分で
絶対に守らないといけない価値観
を共有できているというのは大切です。
でも色々な価値観を持った人がいるから、
新しい発想が生まれてくるというのも
一方ではあると思います。
実際、経営者さんの中には、敢えて、
自分の考え方とは違う
という人を採用するようにしていると
言う方もいます。
以前は、自分が自社に合うだろうと
感じた人を採用していた。
でも、その時は同じような人ばかり
になってしまい逆に上手くいかなかった。
それより今の方が
社内が活性化してきていると
断言されているのです。
自分の価値観に似た人ということに
あまりにとらわれすぎると、
逆に没個性の企業になってしまう
可能性があるということでしょう。
だから、そこは敢えて、
価値観が異なる人を集める。
ただ、先程も述べた通り、
根本の価値観や目指すべきところは
共有していないと、本当にバラバラに
なってしまうので、そこはおさえる
必要があります。
ということで
今回は「価値観」というのを
考えてみましたが、
結局、色々考えると、できるのは
こういうことなのかなと私は思います。
「価値観に合う人を採用する」
のではなく
「価値観が合う人を育てる」
ということ。
では、そこをどうやって進めるのだ？
というのがあるかと思いますが、
そこは長くなるので、また
お話ししたいと思います。
ご参考になれば幸いです。
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＜今日のありがとう＞
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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ここ最近、35度を超える厳しい日が
多かったですよね。
一昨日もカンカン照り。
仕事の関係で名駅と栄に
電車で行く必要がありました。
自宅から駅、駅から目的地に歩くだけで
ものすごい汗でした。
ところが、昨日は一転して雨
太陽が雲で隠れてしまうと
一気に温度が低下
冷房なしで過ごせるくらい涼しい日
でした。
太陽のパワーって改めてすごいなあと
感じました。
また、それと同時に雲というのも
すごいなあと
太陽を遮ってしまい。
雨を降らせ、そしてわずかな間に、
一気に気温を大きく低下させてしまう。
すごいことです。
ここ数日、超暑かったので、
昨日の涼しさがとても快適で、
本当に雲のありがたさを
身に染みて感じました。
という事で、今回は
雲に感謝です。
「涼しさをありがとう！」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように！
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