究極の仕事の教え方
- 金本 淳
- 2021年11月26日
- 読了時間: 9分

(2021年11月 真清田神社)
皆様に幸運が訪れますように!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
心動かす企業経営 vol.293
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<究極の仕事の教え方>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
「究極の仕事の教え方を見つけました!」
いきなり何事かと思われるでしょうが、
今回は仕事の教え方についてです。
さて、本題に入る前に
少しお聞きしたいと思います。
「みなさん、人に仕事を教えることが
できますか?」
普通
「当たり前。教えられるに決まってる」
という風に答えるでしょう。
では、次の質問です。
「どういう風に仕事を教えますか?」
例えば、
「お客様から電話で注文をとる」
という仕事だったらどうでしょう?
新しく会社に入ってきた人に、
自分ならどういう風に教えるかを
少し考えてみてください。
人によって、また仕事によって、
色々な教え方があるかと思います。
ただ、今回のケースで教えるとなると、
一般的には、こういう感じじゃないかと
思うのです。
・お客様から、電話がかかってきたら
3コール以内に電話をとる
・挨拶をする
・会社名と担当の名前を告げる
・注文内容を聞きながら、
注文用紙に必要事項を記載する
もしくはパソコンに打ち込む
・注文内容を確認する
・お礼を言って電話を切る
大体こんな感じでしょうか?
殆どの人は、仕事を教えるとなると、
こんな風にやるべきことを
教えるのだと思います。
一応、これで教えられた人は
仕事をできるようになるでしょう。
でもこれで本当にいいのでしょうか?
仕事なんだから教えられた通りに
やってくれればいいんだ
という考え方もあると思います。
でも私は、やることだけを教えると、
色々弊害があるのではないかとも
思うのです。
一番は、考えることをしなくなる。
仕事は
「やらねばならない
(=こなさなければならない)
義務的な作業」
という風になってしまう。
例えば、商品が新しいもの
に切り替わったとします。
でもお客様がそれを知らずに
古い商品をそのまま注文してきた。
普通だったら、新しいものに
切り替わっていますので、
そのことを説明するのだと思います。
でも、そうせずに、古い商品の注文を
お客様から言われた通りそのまま
受けてしまう。
こういう失敗です。
ちょっとこれは極端な例かもしれません。
でもこれと似たようなレベルの
トラブル事例を、私は色々な
企業さんから聞きます。
また、自分自身が企業で
働いていた時にも経験したことが
あります。
少し機転をきかせればわかるだろう
普通はそんなことしないだろう
などと言った、トラブルが結構、
あちこちで発生しているのです。
でも、やっている本人からすると、
全然悪気はなく、
言われた通りにやりました。
という感じになります。
私は、これが、仕事を教える際に、
やること=物理的な動作や作業だけ
を説明する弊害じゃないかと思うのです。
じゃあ、どうすればいいんだ?
となるかと思います。
私は、誤解を恐れずに究極的に
言ってしまうと、これだと思うのです。
それは、
経営者や上司、つまり教える人が、
「楽しそうに仕事をする」こと
???と思うかもしれません。
少し説明させてください。
以前、公園で遊んでいた時、
こんな光景を目にしました。
小学生高学年のお姉ちゃんとその友達、
そして幼稚園くらいの妹さんがいました。
お姉ちゃんと友達はバドミントンを
していました。
その横の砂場で妹は砂遊びをしていました。
お姉ちゃんたちは、何回続けられるか
挑戦していたのでしょう。
数を数えながら、そして、うまくいくと
「やったー!記録更新!」とか、
いかにも楽しそうに笑いながら
やっていたのです。
そうすると、その小さな妹が、
自分にもやらせろとお姉ちゃんから
ラケットを奪おうとするのです。
もちろん、小さい子なのでやっても
全然上手くできません。
私は、ここにヒントがあるなと
思ったのです。
人が楽しそうにやっていると、
誰もが自分でもそれをやってみたくなる。
人っていうのは、そういう単純な生き物
なのではないかと
あまりにも、お姉ちゃんと友達が
楽しそうにバドミントンをしている。
それを見たら小さい子供なら
自分もやりたくなるのは当然です。
最初は上手くできない。
でも、お姉ちゃんたちみたいに
自分も楽しそうにやれるようになりたい。
そういう思いがあるから、
そこから頑張ってやり方を
マスターしようと練習をする。
逆に、お姉ちゃんと友達が、
バドミントンをつまらなさそうに
やっていたとします。
そうすると、妹は絶対やりたいとは
思わなかったでしょう。
人が何かにのめりこむきっかけというのは
そういう風に人が楽しそうにしているのを
見た時じゃないかと。
だから、これは仕事でも同じなのではと
思ったのです。
先ず、企業のトップである経営者が
楽しそうにいつも仕事をしている。
それが人を教える際の
絶対条件だと思うのです。
経営者いつも不機嫌なところだと、
その下で働く人が楽しく働けるわけは
ありません。
経営者や自分の上司が、なぜだか
わからないが、何かいつも楽しそうに
働いている。
そうすると従業員も楽しく働ける。
気分は伝播しますしね。
さらに、楽しそうに働いていられる理由を
伝えてあげられるともっといいのではと
思います。
例えば、
お客様から感謝の声をいただいたとか、
取引先の経営者さんから従業員の
対応について褒められたとか、
自社製品の売れ行きがいいとか、
そういう嬉しく楽しくなっている要因を、
従業員に共有してあげる。
それは、従業員が直接行っている仕事で
なくても構わないと思います。
社長や上司といった、従業員より一歩
高い視点での仕事が楽しい理由なので
従業員の視座が高まると思うのです。
もちろん、
従業員が直接おこなっている仕事と
関わることであれば、さらにいいのでは
ないかと思います。
例えば、先ほどの電話注文受付の仕事の
ケースです。
お客様からこんな風なお褒めの声を
いただいたと伝えられたらどうでしょうか?
~~~~~~~~~~~
商品が合わなくてお客様から返品対応の
電話があった。
その時に、全く嫌な感じを出さずに、逆に、
「商品が合わなかったのですか、
それは申し訳ございません」
とすごく丁寧に返品手続きの対応要領を
教えてくれた。
そのことをお客様がとても喜んでおられた
そういう喜びの言葉をいただき、
私(経営者)はとても嬉しくも思いましたし、
誇らしくも思いました。
そういう対応をしてくださった方に
お礼を申し上げます。
~~~~~~~~~~~~~
みたいに従業員の方たちに伝えたら
どうでしょう。
実際に対応した従業員も嬉しいとは
思いますし、他の従業員も、
そういう姿勢で自分達も仕事をすれば
いいんだというのが暗に伝わるのでは
ないかと思うのです。
普段から、折に触れ
そうやって仕事の楽しさを伝える事
仕事を楽しそうに自分の上司や経営者が
やっている姿を見せる事
そうやって従業員に作業ではなく、
この仕事を自分でやってみたいと
思わせること
それが究極の
「仕事を教える」
ではないかと思うのです。
やることがだけを教えるのは
「やらねばならない」=「義務感」
を与えるだけだと思うのです。
それだけだと、それ以上のものは
生まないし、
どうしてもいい仕事はできない。
仕事をこなすだけになってしまう。
私は、そんな風に思うのですが、
いかがでしょうか?
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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水曜日に健康診断を受診しました。
市の行っている健康診断で、
毎年、お世話になっています。
健康って、やはり大事なので
健康診断というシステムは
とてもありがたいですね。
今年は、その健康診断が
例年とは少し違っているところが
ありました。
コロナのワクチン接種との関係も
何かあるのでしょうか?
いつもなら、受付から
あまり待ち時間なしにスムーズに
流れるのですが、今年は
受付、そして、身体測定、心電図
のところで、いつもより多くの時間待ちが
発生しました。
特に、例年、心電図は2台だったのが
今年は1台しかなかったのだと思います。
その心電図、私の場合、
乾燥肌体質だからだと思うのですが、
毎年、心電図をやるときに体につけられる
吸盤みたいなものがうまく体にひっつかず、
すぐにとれてしまうのです。
今回も、同様に、心電図の係の方が
体に何度つけてもつけても
すぐに外れてしまうのです。
結局、新しいのに交換してくれて、
上に服をかぶせて抑え、何とか
無事に終了しました。
でも、今年は混んでいましたし
機械も1台しかないので、私のところで
結構時間がかかってしまいました。
だから、やってる途中、焦るし
後ろの人たちに申し訳ないなあと。
そして、
対応して下さる心電図技師の方にも
申し訳ないなあと
そこで、
心電図をやって下さる方に
「うまく引っ付かずに
ご迷惑かけてすみません。」
と一言、お詫びを申し上げました。
そうすると
「全然大丈夫ですよ。
気にしないで下さい」
と感じよく仰っていただけました。
そう言っていただけて
少し気が楽になりました。
感謝です!
それから
健康診断を実施していただける
市の職員の方々、担当のお医者さまや
技師や係の方々
みなさまに感謝です。
「ありがとうございました!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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