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心動かす企業経営 vol.245
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<従業員が誇りに思う企業の取組は>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
「『トヨタ生産方式』で協力」
「『豊田市モデル』接種加速」
というのが昨日の新聞の一面に
掲載されていました。
トヨタ自動車などの民間企業が、
新型コロナウイルスワクチンの
集団接種の会場設営や物品輸送に
協力するモデルが進められている
ようです。
実際にトヨタが協力しているのが、
会場施設の提供
トヨタ生産方式を生かした退場者の滞留が
起きにくい会場レイアウトや案内板づくり
その他、産業医や会場の運営要員などの
無償派遣
などのようです。
また、ヤマト運輸が、ワクチン小分けや
接種会場への発送など、輸送面での協力を
されているとのことです。
こういった民間企業の協力のおかげで、
豊田市のワクチン接種が非常にスムースに
進んでいるようですね。
私は、この記事を見て、素直に、自分の
働いていた企業が、こんな風に世間に
役立つ貢献をしていることに対し、
非常に嬉しく、そして誇らしく
思いました。
トヨタは、今回のコロナ禍でも
そうですが、私が勤めていた時も含め、
これまでも本当にたくさんの社会的な
活動に世界中で取り組んできています。
学校の建築から、ウミガメの保護、
渋滞をなくす取組、植林活動、
そして、東日本大震災でのボランティアや
物資の支援活動など、
本当にその数は数えきれないくらいだと
思います。
自分たちが本業で儲けるだけでなく、
地域や社会のために様々な取り組みを行う
という精神は、素晴らしいと思います。
そして企業が事業活動を続けていくうえで
こういった取組は非常に大切だと思います。
こういった活動は、
その取り組みを通じて世間に貢献する
という大きな意義がひとつあります。
しかし、私はそれ以外に、
その企業で働く人たちへの貢献も
別のものとしてあるように思っています。
やはり、人間、自分の働いている企業が、
世の中のためになる活動に取り組んで
いるということを知ると嬉しいと思うし、
誇りに思うと思うのです。
それは、私が、今回記事を読んで
トヨタに対してそう思ったのと同じです。
結局、世間に対して、貢献することが、
従業員の働く意欲をも向上させることに
なるのではないかと思うのです。
そういう意味で、企業がいい活動を
しているのであれば、それをしっかり
従業員にも伝え、共有していくことが
大事なのではないかと思うのです。
トヨタでも、当然、会社として、
社内報や社内ウェブなどで、多くの部署が
頑張って、色々な取組紹介をしながら、
従業員への浸透に向け努力をしています。
ただ一方で、大きな企業であるが故に、
どうしても全員にしっかり共有し
浸透させることは難しい。
そこはある意味、仕方のないところだとも
思いますが、同時に少しもったいないなあ
と思う部分ではあります。
私の場合、たまたま社内の部署異動で
CSR(企業の社会的責任)に関わる
ことがあり、トヨタの世界中での取組を
詳しく知る機会がありました。
でもそれ以前は、なかなか、
そういった活動が行われていることを
直接的に知る機会がなかったので、
実感として少しイメージが
湧きにくかったというのは事実です。
ただ逆に、中小企業では、
自社の取組を社内に共有し、
浸透させていくというのは
比較的やり易いと思うのです。
だから、もし、会社として何かいい取組を
行ったのであれば、都度しっかり従業員に
共有する機会を設けるべきだと思います。
それは、大企業がやっているような
大きな社会貢献じゃなくてもいいと
思うのです。
例えば、お客様から、何か感謝の声や
お褒めの声をいただいたなら、
それを従業員みんなに共有するだけでも
いいと思うのです。
それから、もうひとつ言うと、
トヨタのような大企業では、他所の部署が、
どんな仕事をしているのかわからない
というのがあると思います。
今回のワクチンの協力でも、
その活動に関わっている部署は、
一部の部署だと思います。
大半の部署は関りはないのではと思うのです。
でも、そういうケースでも、
その取り組み経験を共有するような場所を
設けられたら良いのではないかと
思うのです。
今回のような特別な取組み、
あるいは、
普段の仕事について、
頑張ったこと、
苦労したこと、
工夫したこと、
感動したこと、
などなどについて、
生の声をよその部署の人たちが
聴ける交流の場です。
そういう経験談を各部署が持ち回りで
紹介していくなんて場があれば
面白いなあと思います。
実際、トヨタでは、人が多すぎて、
実際それをやるというのは物理的に
なかなか難しいでしょう。
でも、これも中小企業なら、
できると思うのです。
小さな企業でも、お互い相手が
している仕事のことを知らない
というケースも多いと思います。
お互いの仕事内容をあまり知らないから
確執が生まれることもあるでしょう。
でも知っていれば、それだけメリットも
多いと思うのです。
自分視点だけでなく、他人視点、
あるいは、もっとたくさんの人の
仕事内容を理解すると、さらに、
会社視点で物事を考えられるように
なるのではないかと思うのです。
そういう人が増えれば増えるほど、
強い企業になれると思えますよね。
そういう意味でも、
各人が自分の業務について、
紹介するような機会を持ち回りで
やっていくというのも面白いと
思うのです。
例え違う仕事でも、自分に生かせる
たくさんの気づきも出てくるのでは
ないでしょうか?
今回のトヨタのワクチン接種での
取組記事を見て、こんなことを
考えたのでした
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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この5月、6月と、地元の商工会で
補助金や一時支援金の相談窓口の
業務を担当させていただいております。
これまで仕事であまり地元と
関係することがなく、地元への
貢献と言う意味では、今回は
いい機会をいただいたと
思っております。
まだ半分ほどしか終わっていませんが、
今回わかったのは、小規模の個人事業主
しかも、結構、年配の方も多く、
台帳なども、まだまだ紙で管理されている
方もやはり多いのです。
ですので、支援金の申請など、
今は全てパソコンやスマホ経由なので
少し苦労されている方も
いらっしゃいます。
今や電子化
時代ということだと思いますが
現実は、まだまだ着手出来ていない
経営者が沢山いらっしゃることが、
よくわかりました。
そして、そういう方々は、電子化含め
複雑な手続きが必要とされる補助金なども
必要であっても、なかなか手を
出しにくいのではなかろうかと。。
こういった中で、自分自身が、一体
何か貢献できることがあるのだろうかと
考えさせられるいい機会をいただきました。
そんな機会をいただきました地元商工会に
感謝です。
「ありがとうございました」
「具体的に何ができるか模索中ですが、
今後とも、何かしら
お役に立てればと思います」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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