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  • 執筆者の写真金本 淳

豊田合成の取組みと経営者の心構え



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心動かす企業経営 vol.192

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<豊田合成の取組みと経営者の心構え>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




昨日、新聞を見ていたら

面白い記事が載っていました。


豊田合成というトヨタグループの

内外装メーカーのあるプロジェクト

についての記事です。



同社では、エアバッグやハンドルといった

同社の主力製品の生産過程で出る布や

本革などの残り部分である端材を

有効活用しているとのこと。


その端材を利用して、バッグや

ペンケースなどに再生し、商品化するほか、

記念品として受託生産を今秋から

開始し始めたということです。



このプロジェクト、

事の発端は、二年前に、

当時の宮崎社長(現会長)が、

工場を視察していた際に起こったそうです。


ゴミ箱に積まれた端材を

「もったいない」と感じた社長が、

廃棄量の低減を全社に求めたことが

きっかけだそうです。



特にハンドルなどの内装の意匠部品は、

少しでも傷があると使えない=廃棄

という構造的な問題を抱えていたそうです。



当時、エアバッグ事業の部署で

経理担当であった伊藤さんという方が

いらっしゃいました。


その方は、趣味が高じて、

自宅に手工芸の工房をかまえる程の

腕前の方です。


そして、その伊藤さんの腕前を

日頃から知っていた上司の方が、

伊藤さんに何かできないかと

協力依頼をしたことから始まりました。



最初は、革の端材でカードケースなどを

つくったそうです。


でもその完成度がとても高く、

それに驚いた社長が、トップ判断で

すぐに事業化を決定したそうです。



昨年6月の株主総会では、

エアバッグの生地で作った

トートバッグの手土産を配って

好評を得たようです。


そのほか、美濃加茂市の里山で

間伐されたヒノキなどを活用し、

升や革と合わせたペン立てなども

製作しているようです。


一部は同社体育館にあるコンビニなどで

販売開始されたとのこと。



宮崎会長は、

「SDG’s*を理念としてうたう以上、

収益も出し、継続性のある事業と

しなければならない」

とおっしゃっているようです。


*)持続可能な開発目標

(=国連で採択された国際的な開発目標)


そして、伊藤さんは、

プロジェクトの特命担当として、

目下、エアバッグの端材を使った

エコバッグの改善に

取り組んでいるそうです。




この記事を読んだとき、

素晴らしいと思ったのは、

もちろん伊藤さんのプロ並みの

細工技術です。


ただ、それ以上に、今回すごいと思ったのは、

宮崎会長の、

「端材をもったいない」

と思ったこと


そして、伊藤さんの上司が、

伊藤さんがプロ並みの木工細工の技術を

持っているということを知っていたこと


この2つです。



多分、端材がゴミ箱に溜まっている

というのは、同社ではこれまで何十年も

続いていた光景なのでしょう。


だから、同社では、この光景は

普段の当たり前のこととして

誰も疑うことがなかったのだと思います。


それが普通のことだからです。


この仕事に関わる人は、最初から、

「品質が大事」

だから傷があったりすると

「廃棄する」

と教えられてきたのでしょう。



その結果、それが伝統として受け継がれ、

誰もそれをおかしいことだと思わなかった。



ところが、それを見た当時の社長が、

そんなにたくさん端材がたまっているのは

もったいないと感じた。


でもこれは、普段、その現場に携わって

いない社長だったからこそ出た発想

なのだと思います。


先ほども述べたように、

普段からそこにいる近い人たちは、

その光景が当たり前すぎて、

おかしいという疑問すら

湧かなかったのだと思います。



ここには、

普段、直接的に関わっていない人が

「新鮮な目で見る」

ということの重要さがあるように

思います。


そして、その新鮮でまっさらな目でみる

ことが経営者や幹部にしか

できないことのひとつなのだと思います。




それから、伊藤さんの上司が、

伊藤さんがプロ並み細工技術を持っている

ということを知っていたこと。


これは、この上司の方が、

伊藤さんと普段からしっかり

コミュニケーションをとっていたからこそ

だと思います。



最近では、上司と部下の関係といっても、

ドライで上司もあまりプライベートな

ことは聞きにくい状況にあったりします。


そんな中でも、この上司はそういう情報を

きちんと押さえていたというのが、

今の時代からするとすごいなと思います。



そして、このことから学べる事


それはやはり経営者や上司は

普段から従業員や部下に興味を持って

接することが大事だということです。


「この人は、どんな人なんだろう?」


「何が得意なんだろう?」


「会社で仕事をしているときの一面は

こうだが、仕事以外ではもっと違った面も

もっているはずだ」


というような目で、色々興味をもって、

この部下のことを知りたいと思う気持ちが

大事だと思うのです。



そして、


「部下のいい部分はどこにあるのだろう」


と普段から、会話を通じて、押さえておく。



そうすると、今回のように隠れた才能を

結果的に会社の仕事のために活かせる

ということにつながるのだと思います。



普段から、あまり部下に関心を持たずに、

「仕事だけやってくれればいいや」

という考えの方もいらっしゃる

かもしれません。


でもそれだと、人材の有効活用

という意味では難しいのだと思います。


上司がそういう態度で接すると、

部下もそういう態度で接するはず。


結果、最低限のパフォーマンスしか、

部下は発揮しなくなるのだと思います。




今回、豊田合成の新聞記事を見て、

私は、経営者や上司ならではの、


「やれること、やるべきこと」


をこんな風を考えたのですが、

いかがでしょうか?



・経営者は、まっさらな視点で

従業員が当たり前にやっている仕事を

見つめ直してみる


・経営者は、従業員に興味をもって

接してみる


この2つを日頃から心にとめておくと

思わぬ良い結果が生まれるかもしれません。






☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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先日、6年前に亡くなった友人Sさんの

お墓参りに行ってきました。


6年前、突然の死でしたので

本当に残念でなりません。



Sさんは。中小企業診断士試験合格を

一緒に目指した勉強仲間でした。


初めてあった時から人懐っこい方で

私も肩ひじ張らずにとても自然に

接することができた方です。


とても素敵な信頼できる方であり

これから、一緒に色々やりたいなと

思っていた矢先なので、本当に

ショックでした。



あれから、6年以上がたちました。


今でも時々、Sさんの笑顔をふと

思い出し、うるうる来てしまうことが

あります。


先日、お墓参りに行った時も、独りで

お墓の前で立っていると

悲しいのか、何なのかわかりませんが

自然と涙が出てきました。





ご家族のことを思うと、私の比ではないの

でしょうが、それでも

私にとっては、やはりSさんの存在は

大きいのです。


Sさんが今でもいてくれればどんなに

いいだろうと思えてなりません。



でも、本当に、そんなSさんに出会えたこと、

そのことに感謝です。



Sさんは、素晴らしい方だったので、

生まれてきた使命を十分に果たされて

天国に逝かれたのだと思います。



私は、生まれ変わった時に、

そんなSさんに、また出会えることを

楽しみしています。



Sさん、ありがとうございました!





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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心動かす企業経営

【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師 国際ファッション専門職大学非常勤講師

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